自転車とともにある小さな日常
湘南発、六畳一間の自転車生活
無意味だった、のかな?
本日朝、輪行前
直江津まで走ってまいりました。出発前に「圧倒的に無意味なこと」と書いたのは実はこのことだったのです。
出発前はちょっぴり緊張していました。ホントに直江津まで走れるのかな、と。で、そもそもなんでこんなきついことをしようと思うんだろう、なんでこんな無意味なことをしたいと思うんだろう、なんてことを少し考えちゃいました。そう、客観的に考えたら、そんなわざわざきつい思いをして自転車でたくさんの距離を走ったりするのって馬鹿馬鹿しいし、無意味なことなんだろうな、なんて思ったりしたわけです。
でもそうは言っても、無性にそういうことをしたいときもあるわけで・・・。
ブルベなどのロングライドって一昔前の壮大な長編小説に似ているのではないかと思う。以前読んだある本に、ドストエフスキーの罪と罰はその9割9分が退屈だけれども、その退屈さがなければ残り1分の圧倒的な感動はないであろう、というようなことが書いてあった。罪と罰の9割9分が退屈というのはどうかと思うけれど、長大なる時間に耐えたあとではじめて得られる何かというのは確かにあると思う。そのことを走り終えた今、漠然と感じたりしている。
江ノ島~直江津の記録はできたら今夜中にエントリーしたいと思っていますが、もし無理だったらすみませんです。昨晩の温泉&睡眠@健康ランドと本日の鈍行列車のなかでしっかり体を休めたのでそんなにひどい疲れは残っていないのですが、それももしかしたら単なる勘違いで実際はすごぉ~くダメージが残っているかもわからないで。
そうそう一応断っておきますが、ブルベなどのロングライドを僕が本気で無意味だと思っていると誤解しないで下さいね。もしそうだったら、直江津まで走ってみようなんて思ったりしませんので。
日本海を眺めながら朝飯を食べました。
自転車で走ってきたと言ったら、弁当屋のおばさんがふたが閉じれないくらいご飯を大盛りにしてくれました。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
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所で、直江津行きの事だったのですか。圧倒的に有意義じゃないですか。私は年なので無理ですが、どこまでもくるくる回してください。羨ましい。
それにしてもmasaさん所のお仲間って、いいですねー。遠くて参加させて頂けず無念ですが、遠くから皆様のブログをいつも楽しませて貰ってます。yuzitoさんのは内省的で青春な所が好きです。これからも宜しくお願いします。
masaさんとは僕もまだお会いしたことがないんですよ。でもいつか一緒に走らせてもらえたらなぁと思ってます。ケガが早く良くなるといいのですが。
「内省的で青春な所」ちょっと照れました。ありがとうございます。えっと、これからも頑張ってまいりたいと思います。こちらこそ宜しくお願い致します。
何だか感動しちゃって…。
今日、一時帰宅中に写真を見て、
特に渋峠までのアプローチと峠の写真に
あらためて鳥肌が立っちゃったッスよ。
無意味なんだろうかね。
言われてみれば考えちゃう。
ただ、僕の場合は自分の持ってる力の小ささと
そんな小さい自分の可能性の大きさを実感したなあ。
僕の軌跡を息子に見せたときに彼の瞳が輝いたもん。
にしても、コース取りが憎いッスね(笑)
直球勝負してる。
僕は遠回りだけど街道筋へ逃げちゃったもん。
そして、文章がきれいです。リスペクト!
ケガで大変なときに、なんだかすごく嬉しいコメント、ありがとうございます。ただ今回の直江津ランはmasaさんやTETさんのロングライドに感動をもらってのことなんですよ。おかげでほんとに素晴らしい経験をすることができました。ありがとうございました。
無意味というのは、それだけ自分にとって純粋なこと、と捉えてもらえるとありがたいです。そんな気持ちをうまく表現できなくて無意味なんて書いちゃいましたけど。
で、今回僕も自分のなかに、これだけの距離、これだけのコースを純粋に走らせる何かがあったのだとわかって少し勇気づけれました。
コースですが、確かに渋峠ってインパクト強いですが、そのかわり関東平野はど平坦なので総アップ数はmasaさんが走ったコースとそんなに変わらないか、あるいはmasaさんの走ったコースのほうが多いかもわからないです。国道最高地点、2172mの峠というインパクトでこちらのほうがちょっと得しちゃってますね(笑)
リハビリ、頑張ってくださいね!