山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

新潟から小樽・稚内へ(オロロン街道を)

2015年08月11日 | ちょっとそこまで

 船の都合で新潟市で2日つぶす。日本海側の大都市だけあって、道の駅にある記念館など大がかりなものが多い。雪の降るコーナーなどがあり驚いた。明治~大正~昭和の新潟の様子が展示されていた。

 7月28日(火)

 新潟港は雨の出港となった。雨の出港は初めて。乗船して第一に風呂に入る。その後、洗濯。これで一息つく。ビールを飲みながら地方紙を読み時間をつぶす。船は揺れることはなかった。火事も発生しなかった。

                                        

 7月29日(水)

 朝4時30分、小樽港着。乗客は、それぞれにどこかへ散って行くが、こちらは急ぐこともない。小樽の街を見物しておこうと思うもまだ早いので行くところがない。仕方がないので小樽の街が一望出来る公園に登る。

                  

                       

 展望台の周りには、公園などが整備されていて、お年寄りの格好の健康コースとなっている。ラジオ体操をする広場があり、スピーカーから音楽が流れ出た。かって、市民の健康増進のために黒田清輝によって整備されたそうです。

                            公園の一角にあった多喜二の文学碑

                  

 

        

                              そうそうたるメンバーの名前が見えます

        

                                啄木の歌碑もありました

               

                                                 小樽の街の特徴は、この坂道かもしれない

                               

  小樽から稚内までの長い道路は、オロロン街道と名付けられています。途中、ニシン街道の名前も見える。

                           松浦武四郎の碑  道の駅「おびら鰊番屋」前にて

            

                                   北海道の名付け親

      

 この日は、稚内まで行き港を見下ろす公園の奥にあるキャンプ場にテントを張る。良く整備された、清潔な感じのキャンプ場で沢山のキャンパーがいました。無料なのがいい。

  

 

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会津朝日岳

2015年08月11日 | ちょっとそこまで

 7月25日 (土)

  松江を24日(金)の午後1時に出発して、富山県の高速SA「有磯海」泊。ここは、芭蕉奥の細道での句「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」で有名なところ。有磯海とは、富山湾のことだそうです。

 いよいよ今日は会津朝日岳へ。この山は、ここ4年間登山禁止となっていた。やっと登山口までの道路整備が出来て今年より解禁。北陸道を長岡でわかれ、関越自動車道は小出インターで降りる。あとは、越後三山などを横に見ながら、60里越えをして只見町に入るわけだがこの辺りには、浅草岳とか守門岳とかがあり思い出も色々ある。

 途中、道の駅「いりひろせ」でソバを食べる。ここのソバは、つなぎにやまごぼうの葉からとれる繊維を使っていてちょっとめずらしい。味はいまいちだが、同じ質のソバでは、志賀高原入り口にある道の駅「北信州やまのうち」の20食限定の方はよかった。

                            六十里越 記念碑 向こうに田子倉湖が

                 

       河井継之助たちが越えた峠は、旧道の方。    「 六十里 腰抜け武士の 越す峠」  辞世の句

                   只見町に入る。左にちょこっと見える山が「会津のマッターホルン蒲生岳」

                

          水害の跡も生々しい、いわなの里。                        いわなの里にある駐車場だが・・・。 

               

 いわなの里の施設は壊滅状態。復旧にはもう数年はかかりそうです。男性が一人で片付けをしていたので駐車場の事を聞いたら、登山のための駐車はこの奥にあるといわれた。写真にある場所でテントを張ろうとしていたのだがテントはダメだそうです。仕方なく、奥まで行ってみる。10台くらいは止められそうなスペースがあった。そこに張ろうとしていたら、次々に車がやってきて結局車中泊をすることとなった。

 はじめに入ってきた車から、変な装いをした男性が下りて来た。最初は、「おとこおんな」かと思った。スカートのようなものを身につけているので何とも妙な感じだった。話では、スコットランドの服装だそうだ。そういえば、スコットランドでは男もスカートをはく。この男性は、200名山を目指していて、夕張岳での熊の話をしてくれた。

 その日の夕張岳は、霧が出て視界は良くなかったらしい。頂上で先着のこれまた単独の男性がいて、一緒に下山しようということになり視界の悪い中、下山を開始。しばらく行くとハイマツの中に何かいるようで、近づいてみたら熊。先にいた男性が、「熊~、熊~」と言って熊の前で腰を抜かしへたり込んでしまったので、あわてて引きずって後ずさりし頂上まで引き返す。幸いにも、この熊は食事中で人間には関心がなくて襲われることはなかったそうです。鈴をつけて歩いていたけど効果なし・・・? これは、彼の話です。

 7月26日(日)

 暗い内から車がやってくる。こちらも早めに食事を済ませ、5時にスタート。スカートの男性はまだ車の中。沢沿いに進み、山道に入る。三吉のミチギの水場まで体がなれないのできつい。最近あまり歩いていなかったので体がなまっている。くたびれてここで一休み。

                                後に会津の山々が見えてくる

        

 水場から、くねくねとした道を登ると人見の松。さらに登りは続き日陰もなくなる。7時35分、叶ノ高手にたどりつく。この辺りから、頂上が見えてくるが、先はまだ長そうだ。とのかく暑い。

                

 登り下りを入れながら、避難小屋に着く。

                        中はあまりパッとしない避難小屋。あまり、お世話になりたくないな~。

               

 そして、いよいよ最後の登り。

              途中で追い越したスカートの男性が登っています。下にいればケツが見えそうですね。

          

                              8時45分頂上です。右がスカート。

           

                               会津朝日岳 1,624m

       

  北から東にかけて、 守門岳、浅草岳、大日岳、飯豊山。北から西にかけて、越後駒ヶ岳、中岳、平ヶ岳、至仏山。南の方に男体山や赤薙山などが見えるようです。

 頂上まで、3時間45分かかりました。まあまあのペース。下山は、三吉のミチギまでが長いこと長いこと。スカートもここでダウンしていた。登ってくる連中も、暑さに参っていた。暑いと体力を奪われる。                   

                         鮮やかに咲いた山アジサイ。シモツケソウも咲いていた。

                    

 12時45分、登山口へ。只見町で風呂に入り、ビールを飲む。暫し休んでから、長岡を経由して新潟市まで行く。

                                   道の駅「新潟ふるさと」

            

 結局、ここの道の駅で2泊して、新潟港から小樽行きのフェリーに乗る。

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