山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

自転車で大山一周

2015年11月06日 | 最近の大山

 

 11月5日(金) 曇り

 ひさしぶりに自転車での大山一周。10時、下山キャンプ時からスタートして、桝水、鏡ヶ成、三本杉、大父、船上山、香取、河床そしてゴールのコースを採る。

                                         紅葉した下山キャンプ場

                           

 大山登山は、今日も大変な賑わいらしく大山寺付近の駐車場は満杯状態。下山キャンプ場の駐車場も奥の方しか空きはなかった。スタートしたのは10時ごろ。はじめから坂が待っている。途中から小鳥の散歩道へ入るが石ころだらけなうえに此処も坂道。緩い勾配だが」道が悪く途中から押して歩く。間もなく桝水高原着。

                                      ススキ野になった桝水高原                    

                      

 1の沢、2の沢、3の沢と進む。このあたりの登り坂は思いの外苦労する。紅葉は今が盛りだ。鍵掛峠は観光客でいっぱい。車を停める余地は無い。こちらは自転車だから良いが通過することにした。大山の今の紅葉の一番は、鍵掛峠から大平原・奥大山スキー場あたりだろう?

                                        奥大山スキー場

                    

                      

 御机まで一気の下りだが、ここから鏡ヶ成までが長い登りとなる。まずは最初の難関だ。この日はあまり体調が良くない。太ももがすぐに疲れてきて長くこぐことが出来ない。だいぶ頑張ったがきついので無理はしないで押して歩く。こんな調子なので、自転車なのか歩きなのかわからなくなってしまった。時間ばかりが過ぎ、その内雨が降り始めた。天気予報では、雨は降らないようだったので雨具は用意していない。着ていたヤッケもすぐに濡れ、おまけに自転車での向かい風が寒い。鏡ヶ成から新小屋峠までの登りは押して進む。新小屋峠から長い下りが始まるのだが、雨と風で寒いこと限りなし。

  普通なら、気持ちの良い下りなのだけれど今日は一つもおもしろくない。地蔵峠あたりから雨も小やみになる。三本杉手前のお不動様を祀る小屋で遅い昼食。「滝不動」と書いてあった。小さな建物だが作りは頑丈そうです。この辺りの方が自費でたてられたものらしい。中に椅子が置いてあった。建物の横手から水が流れていた。

                                      滝不動

                        

                       大山方面の山は完全に雨の中。今日の登山は大変だったことだろう。

                     

 三本杉を過ぎて、いよいよ船上山へのコースにはいる。まずは、大父までの山越えだ。鶏糞処理場の前を過ぎると傾斜はきつくなる。と言っても、普通の体調ならさほどのスロープではないがやはり途中から押して歩くことにする。まだかまだかと疲れた体でやっと峠着。船上山が見えて来た。

 この頃から、雨も完全に止み少し日が射す。ホットするが完全にグロッキー状態。河床までつけば後は何とかなりそうだが、そこへ着くまではまだまだいくつかの難所がある。

                                        船上山

                     

 大父まで下り、船上山少年の家への峠を越す。そして、ダムをぐるりと周り、船上山登山口まで登る。思いで深い船上の岩場を見上げながら、暫し感慨にふける。ここにも、色々な思い出がある。                            

    船上を少し回り込んだあたりの展望所。このあたりで、明るい内に大山寺に帰れるのか心配になった。

                                

 甲川の橋までは下りが続くので問題は無いが、ここから一息坂までは上りだ。人気の無くなったアスファルトの道路を、乗ったり押したりして進む。香取集落近くまで着くと大山が目前に広がりやれやれといった気持ちになる。香取集落へと下る少し手前、カーブの横手に牛の像があるが、ここから見る大山はいつも美しいと感ずる。

  長い長い香取の坂道を犬に吠えられながら進む。電柱の蛍光灯の灯が何とも遠くに感じられる。一つ目、二つ目と勘定しながらやっとこさで通過。河床に着いた頃は日も落ちて残照をたよりに暗くなった道を歩く。暗いのででウスサマ明王の姿は見えないが、此処まで来れば上ノ原、中ノ原のスキー場は近い。スキー場の建物の明かりが見え出せばゴールは近いが、疲れているせいかあまり感激はない。下山駐車場着が6時20分。トイレのほの暗い明かりを頼りに車まで帰り着く。

 このコースは(以下カの記録は自分の体験からです)、

    歩けば2日かかるからテントが必要。

    走れば12時間(自分は)くらい。元気な人は8時間くらいか?

    自転車で全コースこぐことが出来れば何時間くらいだろう。

   

 

コメント
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