山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

年末・年始の上高地(その4)

2019年01月09日 | ぶらり

                           正月の上高地

                       

                 

 

 早くも帰松することになったが、そのルートに少し迷う。近くのスキー場にも寄っていきたかったからだ。しかし、結局やめにした。近くのスキー場とは、乗鞍スキー場、野麦峠スキー場、そして安房トンネルを抜けたところにある平湯スキー場だ。

 帰り道のすがらスキー場はたくさんあるので一応松本まで出て、大町を抜け白馬村に向かい途中鹿島槍スキー場に寄ってみる。ここは、白馬八方尾根スキー場や五竜白馬スキー場ほど大きくはないがまあ手ごろなところだろう。以前から気になっていたスキー場のひとつでもある。

 沢渡の旅館で朝食を摂り出発。この日、正月のため客はなかったので玄関先まで見送りのあいさつを受ける。なんだか感激した。松本市には寄ってみたい名所も多いが通過して大町に入る。この町も、山とは切り離せない歴史のあるところです。山岳博物館もありもう一度行ってみたかった。

 鹿島槍スキー場は、大町からしばらく行ったところ。時間的に遅かったためか車の混雑はなかったがスキー場の駐車場はほぼ満員。何とかスペースを見つけて車を入れる。初めてのスキー場なので勝手がわからず取り合えずリフトに乗り高そうなところまで上がった。今年初めてのスキーはぎこちない。おまけにひざの調子は良くないからおそるおそる滑る。1本目を何とか終えたら、意外と調子が出てきた。

       

                 天気が良ければ鹿島槍も見えることだろうか?

       


 午前中を滑り、そのあと白馬町の無料駐車場に入り就寝。

 翌朝、天気は良くない。若者はスキー場に向かうがスキーはあきらめて帰ることにする。途中、道の駅小谷によってみたが早いのでまだ開いていなかった。このあたり、積雪も多くなるが道路はきちんと掻いてあるので運転は心配なかった。  

                    道の駅前 雪は幾分深いが道路はよくかいてある。

          

 この後、糸魚川に出て親不知を通過し新潟~富山~金沢~福井~敦賀~舞鶴~中国道と走り帰松。(途中で1泊した)

 思ったのは、北陸自動車道の道路事情は意外とよかったことです。大雪でも道路事情はいいのは財政的に恵まれているからだろう。

  なお、冬の車中泊は寒いと思われますが、自分は羽毛のたっぷり入った寝袋を使います。ちょっと高価ではありますが、これさえあれば厳冬の富士山でも

大丈夫です。ただ、かさばりすぎるので山へは持っていきません。もちろん、下に毛布などを敷きます。もう一つのアイディアは、就寝用にアルコールを備えて

くことです。神経が昂ぶっているときなど飲むとよく眠れます。

 

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年末・年始の上高地(その3)

2019年01月08日 | ぶらり

元日は特に寒かった。梓川の向こうに朝日が当たり、前穂から吊り尾根そして奥穂と輝きを増していた。いつもはカメラマンの姿を見るのだが今日は一人も見当たらないのはなぜだろう。

 川岸まで下りて中州にわたる。昨夜降った雪は気温が低かったせいか結晶が大きく成長していて、おもしろい形をしている。よどみの水は凍っていて、その上に精巧に作られた雪の勲章のように散らばっている。

                

 カメラを持つ手が冷たくて、写真1枚写すたびにポケットに手を入れる。

                   

                 しぶきも凍るとは、このことだ。ガラス玉のように凍り付いていた。

             

                                 まさに別世界

                   

 

                

 

              

 

                

  雪の芸術が堪能できた。

 写真を撮り終えてテントをたたむ。おととい来たばかりの道を釜トンに向かって引き返す。途中、タクシーと宿に電話を入れておく。今日は元日だ。来る人帰る人はぽつぽつ。

 車の中で、運転手さんが、上高地は今世界の上高地ですと言われた。そして、ダイヤモンドダストがみられるのは、上高地と北海道だけですと自慢そうに話された。上高地は確かに標高が高いから気温も低くそういう現象がみられるのだろう。しかし、国内でもまだ他の地方でみられるのではないかとも思う。

 宿について温泉に浸かって蕎麦を打ってあげた。大体の道具はここに置いてあり、他に必要なものは持参してきていた。夕食で他のお客さんと一緒に食べた。

   

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年末・年始の上高地(その2)

2019年01月08日 | ぶらり

 

   31日は大晦日。徳澤の天気はよい。暗いうちから登山者の足音が聞こえる。今日、明日は好天にめぐまれるはずだ。松江を発つときに予想したとおりになったが登るのをあきらめていたので明るくなるまでシュラフのなかでゴソゴソしていた。

 8時過ぎに食事を終えて横尾まで行ってみる。

                              横尾から仰ぐあの山は?

                       

                         雪煙が上がっている。前補北尾根だろうか。

                  

                                                                                      横尾のつり橋

                 

                               梓川の水量は少ない

                 

 横尾から蝶ケ岳に登るルートがあるので少し歩いてみた。トレースもあり雪は少ない。登るだけなら問題はなさそうだが帰りは大変だろう。アイゼンを忘れたのは大失敗だった。後ろ髪をひかれる思いで引き返すことにした。まあ、来年もあるし山は逃げない。

 徳澤まで帰る途中、雪面が嫌にキラキラしていた。雪というより氷の結晶が太陽に反射して光っていた。自然のイルミネーションといったところか。昨夜、ダイヤモンドダスト現象があったのだろう。

                  


 徳澤まで帰りテントをたたみ上高地まで帰ることにする。

                              また元日を小梨平で迎えることになった

                     

 

 

   

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年末・年始の上高地

2019年01月07日 | ぶらり

 冬の上高地から蝶ケ岳に登る予定だった。28日に松江江をたち高速で車中泊して沢渡まで。ここでいつも利用する山子屋旅館ともしび泊。素泊まり3,000円、夕食1,000円、朝食500円也。駐車場代、風呂代は無料。酒などの飲み物はそこいらのお店の値段だ。一人部屋に入る。暖房代の灯油代は500円。

 翌日は同じ泊り客とタクシー3人の相乗りで釜トン前まで。一人1,000円ですんだ。

 釜トン前で登山届をするがなかなかうるさい。主に装備について聞かれる。実は、今回アイゼンは不要だろうと思い持ってきていなかったのがいけない。それに単独であったことと歳のこともあり、あれやこれやで蝶への登山はやめることにした。ただし、結果的にはこれでよかったかもしれない。

                           この写真は、帰りに写したものです。

             

 釜トンに入り、もう一つのトンネルを抜ける。昨年はこの時期やっていた大正池ホテルは締まっている。客が少ないからだろう。帝国ホテル前から河童橋は近い。河童橋で写真を撮り明神まで。ここまで2時間30分くらいかかったか?そろそろ疲れてきた。

                                 上高地着                           

                                                           

                                  明神着

                                             

                                そして徳澤

                                                         

 徳澤でテントを張る。いつもなら水はあるのだが、冬場はないのに気が付いた。そういえば、ここまで来る途中で沢からの水を汲んでいて人がいた。なんでこんなところで汲むのだろうかと思ったものだ。

                                                    今日はここまで

  


     

 

 

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