8月8日(月) 昨夜白山スーパー林道ゲート前の駐車場に泊まる。三方岩山への登山道はこのゲート横にもあるのだが、道内の休憩所からの方が断然早い。そのため、林道内の駐車場で泊まろうとしたらゲートの料金所で野営はダメですと断られる。ゲートは夜には閉まるらしい。仕方なく、入り口泊まりとなる。
ゲート入り口の駐車場
白山スーパー林道案内
暮れる山なみ 人形山方面 白川郷を望む
三方岩駐車場にて。かっての白山信仰の強さを感じさせられます。
翌朝、ゲートが開くと同時にスタート。登山口は、三方岩駐車場からです。
林道から見上げた三方岩岳
三方岩岳から白山への説明。 ここから三方岩岳まで40分とある
三方岩岳頂上
白山方面への縦走路が見えます
白山は遙か雲の中
三方岩岳へは、朝の散歩といった感じでした。頂上で富山県の方にお会いしてお話を聞く。ゲート横からの登山道は今では荒れ果てて、登るのは大変な困難が伴うとのことでした。この話は、実際に登った方からも聞きました。この林道が出来たため、現在あまり登られてはいないようです。
三方岩岳を終え、次の山大門山へ。ここの登山口へは、昨日下見がてらにいっているので気分的には楽。昨日登った人形山方向へ引き返すことになります。道の駅上平前を少し過ぎると、給油所エネオスがありその前にブナオ峠への標示がある。いつ頃までか知らないが、以前はこのゲートは閉まっていてここから歩いたそうだ。車でくねくねとした道を進むこと30分?。ブナオ峠に着きます。
登山口。かってはキャンプ場もあったらしい。 塩硝街道の標識。歴史の道でもありました。
大笠山への縦走図 途中一泊を要します(抜けるだけなら1日で可か?)。
左赤摩木古山へ、右大門山。頂上はもうすぐ。
眺望はありません。すぐ近くの赤摩木古山へ行くと見晴らしはいいようです。
登る途中で、神戸の男性とすれ違いました。挨拶がてらに、この山は楽ですよと聞いて元気が出る。1時間30分ほどの山でした。下山後、近くの温泉に入り休憩所に入ったら先ほどの男性とバッタリ。幾分話も盛り上がりました。寿野(すの)さんといわれ、神戸の方です。お年は70歳の前半(?)、位山でお会いした奈良の宇佐見さんと同年齢かな。
いくつか参考になったことを書いてみます。
1,車に蓄電池を積んでおられること。走行中に充電して夜などBSテレビを楽しむ。
2,液晶テレビをBSアンテナにつなぎ衛生放送が受信できる。これは、高度が高いほどいいから山にはもってこい。
3,車が寝室になっている。フラットにするためパネルを敷く工夫。
詳しくは、http://homepage3.nifty.com/m-suno/ でどうぞ。300名山を巡っておられますが、きつそうな山は止めようかと言っておられます。
暫しお話をして別れる。今日は大笠山登山口の駐車場まで。大笠山へは、境川ダムの桂湖奥に登山道有り。またまた引き返して、境川ダムの標識からダムを目指す。この頃からのどが渇き、早くビールが飲みたくてイライラする。近くに桂湖ビジターセンターがあります(0763-67-3120)。
車が止まっている辺りが登山口。この日は、職員の方が登山道の草刈りをしておられました。
8月9日(火) 晴れ
今日の山はちょっと手強そうです。何時間で登れるか?。宇佐見さんも言っておられましたが、頂上近くのでの藪こぎが大変だったと。しかし、幸運なことに昨日草刈りをされたから大丈夫か。
真夏の大笠山へ
スゲ笠に 今日の日和を たくしけり
久しぶりに一句でました。
今日は気合いを入れてのスタートです。どこかで求めたスゲ笠をぶら下げていざ出陣。しばらく前に3名の登山者が登り始めています。
橋を右に進むと行き止まり? 初っぱなからハシゴ登りです。
すぐに先行者に追いつく。ご夫婦と案内人のような編成。ご主人ははじめから苦しそうで、ご婦人は元気そうでした。案内の方らしい人はあまり機嫌はよくなさそうです。
水が引いてあります すごい山小屋です
大門山からの合流点
頂上です
御嶽山も見えます
上の写真、手前中央左のピークが、三ヶ辻山か?この後方に薬師岳が見えるはずだが・・・。
白山も見えます
大笠山です。頂上は中央やや左。
5時30分にスタートして、10時30分頂上着。御岳山、白山は見えましたが、北アは雲に隠れて見えません。白山の前には笈ヶ岳が・・・。
この日は、天候には恵まれました。途中、草刈りの方々に出会いました。おかげで大助かり。ただ、アブと暑さには大分参りました。特に、アブというやつには本当に腹が立ちます。せっかくの山もアブのおかげで台無しです。これに比べれば、マムシなど可愛いもの。この時期の山は、アブ、ブヨに対する準備が大切と思い知らされます。アルプス等での高所では、これらの心配はないから快適なのだと思いました。
(登山途中で忘れ物を拾いました。寝袋かと思っていました。我が家に帰りほったらかしにしていました。数日後、気がついて開いてみるとテントです。名前と電話番号が書いてあったので電話を入れ住所を確認し返送しました。何でテントを置き忘れたのだろう?そういえば、春の大山3の沢で携帯を拾いましたがロックされていたので大山寺の交番へ届けおきました。あれはその後どうなったのかな?)
これで今回の山行のメインは終わり。医王山は散歩がてらに歩けばいい。おまけのような山といえば地元の方にしかられるかな?。下山後、又アブに刺されたので早々にさよなら。一路金沢市の道の駅福光(0763-52-4100)を目指す。明るいうちに福光に着く。近くの温泉で入浴。貸し切りでした。
道の駅で泊まり、明日医王山を目指すことにするが、その後をどうしようかと迷う。今回の目的は一応果たしたことになるが、帰るにはちょっと早い。ついでに鍬崎山も登っておこうかと思う。
夕暮れです。バックは医王山方面か?
8月10日(水) 晴れ
医王山周辺案内図
自分は、福光から、百万石道路に入り、医王権現前を通って夕霧峠に入りました。すぐ前に、イオックススキー場のリフト終点がありました。医王山へは、1時間ほどで往復出来ます。この周辺は、トレッキングに適した地で遊歩道が良く整備されています。地元では、人気のエリアなのでしょう。
医王山頂上。位置的に北アルプスが見えるはずですが・・・。今日は雲が多い。
医王山を終え、今日はやはり鍬崎山へ向かう。とりあえず立山駅を目指す。
立山駅前 駅の駐車場
立山駅の混雑は凄い。着いた時は時間的に早かったので駐車場は満杯。夕方又来てみたら少し空きがありました。
シーズン時の立山駅の駐車場に車を入れるヒント。
早朝から夕刻に掛けては満杯です。午後遅くから下山者が帰り始めて空きが出ます。この時間帯がポイントです。いくら混んでいても大体駐車場の確保は出来ます。車に泊まり、翌朝早めに切符を買います。
8月11日(木)曇り
鍬崎山への登山口は、立山駅に近い立山山麓ゴンドラリフトから始まります。ゴンドラは、立山山麓家族旅行村(076-481-1748)の道を隔てた反対側にあります。始発は6時です。 このゴンドラに乗って尾根筋まで上がると後は頂上まで一本道ですが・・・。
頂上駅(1,188m)から尾根伝いに瀬戸蔵山(1,310m)、大品山(1,404m)と歩きます。ここまでは道もよく整備されていました。いよいよ鍬崎山(2,089m)への本格的な登りです。途中、瀬戸蔵山から龍神の滝に下る(登る)コースもあります。
鍬崎山方面。天気は思わしくありません。
有峰のいわれ 埋蔵金伝説
この奥に、立山連峰をはじめとした雄大なパノラマが見えるはずですが・・・・。
リフト頂上駅6時20分。7時20分大品山、10時10分頂上。頂上で食事をとりながらしばらく待ちましたが、晴れそうにありません。残念ながら下山としました。途中、一人だけ登山者に出会いました。大品山まで帰り安心したのかあまり考えもせずに歩いていたら道を間違えました。そろそろリフト駅に着くはずだがと思いながら歩いていました。そのうち、見覚えのない標識が現れました。龍神の滝への道を下っていると気づいた時にはもう遅く引き返す気力はありません。仕方なくこの道をどんどん下りました。少し遠回りにはなるけど帰れるという知識はあったので心配はしません。龍神の滝(たつがみと読みます)とそれにつづくナメ滝を見物して道路に出ました。
カメラマンがいました。
宇治 長治郎
道を間違えたおかげで滝と長治郎の碑に出会うことが出来ました。14時20分駐車場着。この後しばらく雨が降る。濡れずにすみました。
これで今回の北陸山行は一応終わりました。後、積雪期でないと登れない山が三つほど残りましたが、これは来年度の楽しみです。今年に入り、200名山と300名山はやっと19山終わりました。雪が降るまでに後31山。登れるかな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
8月後半には、毛勝山、青海頃姫山、朝日岳、赤牛岳、焼山等々が待っています。ガンバロウ・・・、エイエイオー