山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

 奥出雲県境の山々 5月17日(水)~18日(木)

2012年05月20日 | Weblog

 久しぶりに吾妻山から広島県民の森へと1泊2日の山旅。テントを担いで鍛錬を兼ねてのものです。なにせ、今年の名山行脚には、日帰りは難しそうな山々が多く、テント泊の覚悟をしておかないといけません。テント、水、食料等を担いで歩く準備運動でもあります。

 吾妻山登山口大峠の駐車場に車を停める。ここから、広島県側への車道を歩く。途中、通行止めの標識があったが歩く分には関係ないものと判断して進む。歩くには丁度いい加減の天気。寒くもなく暑くもなくです。道ばたに、タキナを見かけました。山菜採りには手頃な場所でしょうか?

                 道路工事                                   これでは車は通れない

                            

 広島県との県境に近いあたりで工事中。これではしばらく通れそうにありません。

      やっと吾妻山の広島県側に着く。 一昔前はもっと原っぱが広がっていた。ただし、牛もいたけれど・・・ 。   

    

                吾妻山山頂より、烏帽子、比婆山を望む。島根県側は、やはり島根県らしい?

             

           島根県側の休憩舎。右手は管理棟。まだ水道の水は出ませんでした。その代わり、緑は一杯です。

            

                   比婆山(御陵)                             立烏帽子山頂

                     

                   広島県民の森上の展望園地。ここでテントを張れば良かった。

                     

 県民の森のテントサイト。最近「アウトドアー菊信」で購入したウルトラライトソロのテント。まだ支払いが済んではいません。今回は、このテントの使い心地を試す必要もありました。

            

 テント本体は、メッシュでいわゆる昔の蚊帳のよう。それにフライを掛けます。夏場は、涼しくていいでしょう。風混じりの雨にはどうか?フライと本体の間からから吹き込んで来ないか?この点が少し心配ですが、何せ軽い。究極の一人用です。

 受付で使用料を払いました。500円くらいかなとおもっていたら「2,000円」と言われて一瞬我が耳を疑う。つい大きな声で「2,000円?」と言ってしまいました。最近、あまりキャンプ地でテントを張ったことがないので「相場」というものが分かりませんでした。北海道などでは、芝生やクローバーにおおわれた無料のキャンプ場もあります。十勝岳の麓の銀嶺荘は500円。ただ、高価な所もあったように記憶している。テントは水さえあれば何処でも張れるので、見晴らしの良かった展望園地でも良かった。または、管理棟には寄らずに、どこかの隅の方にでもそっと張れば済んだかもしれない。

 結局、写真にあるような場所に張ることになりました。夕刻、ブヨが出てきて気分は悪いし、川に近かかったので、瀬音が耳についてなかなか眠れません。ラジオを聞きながらうとうとしました。

 翌18日(木) 県民の森から少し下がったあたりから牛曳山に入る。頂上近くで登山道沿いにミヤマヨメナの群落を見る。花期には少し早かったけど、もうしばらくすれば素晴らしい花の道になるはずです。何年か前に見た記憶があります。夕刻、薄暗い山路に白いミヤマヨメナの花々が咲き乱れる様は異様な感じがしました。ちょっとした穴場かもしれない。

             ここから山に入る                                滝もある。水場もある。

                      

                          牛曳山頂上。標識が見当たらなかった。     

       

          ユキザサ                     ミヤマヨメナ                     マイズルソウ

          

                                  ラショウモンカズラ?

      

 牛曳山から伊良谷山、毛無山を経て出雲峠に下り、烏帽子に登り返して大峠に下る。途中、雷鳴も有り雨も降ったがたいしたことはなかった。

 

 

  

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安平路山と池口岳 最近の登山口周辺事情 平成24年5月初旬

2012年05月13日 | Weblog

 安平路山も池口岳も200名山ですが、登山口が大変な奥地にあるためはじめて訪れる者は戸惑う。私は両山ともまだ登ってはいませんが登山口周辺については見てきましたのでここに紹介しておきます。6月頃からの山のようですのでこれから登られる方の参考になると思います。

 安平路山 2363m 長野県

 南木曾町妻籠宿を通る国道256号線を阿智村方面にしばらく行き大平街道に入る。くねくねした道路を上り切ったところが大平峠。茶店があり、斎藤茂吉の句碑が建っています。途中キャンプ場などあるがさらに進むと大平宿につく。廃村らしいが、民宿もある。街道脇に大きな碑があるのですぐに分かる。ここから、左方向に林道が延びている。摺子木山へ登るルートだが、これが安平路山に続く。

                                            大平宿 時代から取り残されたような感じがします。

   

 

      

解説書では、大平宿から歩くようになっているが、車は入る。奥に進むとゲートでロープが張ってあります(すぐに外れる)。ここにも車は数台置けるが、ここから歩くと1時間30分ほどの林道歩きとなる。遠慮がちに縄を外し、車を入れる。但し、外した縄は元のようにしておかないといけない。後は、車の腹をこすらない程度のロースピードで40分、休憩舎のある登山口着。この道はかなり悪い。雨でも降ったら落石や土砂崩れが心配です。まあそんな時には車では絶対入らないことです。

 休憩舎の横に車数台は止められる。トイレもある。舎にあったノートを見たら、「整備が終わりました。良い山登りをしてください」とかいてあった。「車でどうぞ」という意味ではないかもしれないが、車の腹さえこすらせなければここまで来ることが出来ます。まあ、歩いても1時間30分ほどだから、歩く方が無難かもしれない。

 休憩舎横から登山道が延びています。30~40分も歩けば摺子木頂上への分岐に出ますが、この連休には雪が残り登山道が隠れていて踏み跡をたよりに進みました。ところが、この踏み跡が当てにならず摺子木山さえも確認出来ずに敗退でした。登る途中、「お~い」という絶叫に近い叫び声がしてギヨッとしました。単独行の男性が大きな荷物をしょって現れました。安平路山に登るのに3日掛かったそうです。摺子木山の頂上あたりで、足跡がメチャメチャになっていて道に迷ったそうですが、私を見つけて安心されたようです。3日間、山では人に会わなかったそうです。また、安平路山の下にある小屋の戸が開かなかったのでテント泊まりをしたと言っておられました。

       

   

 この日は、天気も良くないし、道もはっきりしないので途中で引き返しました。休憩舎まで帰ったらさっきの男性が車の中で眠っておられました。よほどくたびれたのでしょう。

 このあたりは、6月に入ればシャクナゲが美しいそうです。登るのはそれまで待った方が利口でしょう。

 池口岳  2392m 長野県 静岡県

 この山の登山口まではやはり大変です。南木曾村から飯田市に抜け遠山郷へ入る頃、池口岳登山口の標識を見ます。後はこの道をどんどん進めばいいです。終点に人家かあります。遠山邸です。この家の前辺りに2~3台車が停められ、ガイドブックにはここから歩くことになっています。私もここに車を置いて案内板を眺めていたら、上から車が下りてきました。どうもまだ行けそうなので進むことにしました。道はちょっと狭いがアスファルトでしっかりしています。終点にもスペースがあり、その前に登山道入り口の標識がありました。遠山邸からあるけば30~40分位は掛かりそうです。ここに車を置いて早めにスタートすれば日帰りもいくらかは楽になりそうです。

                              左に入る。まっすぐ行けば遠山郷。 右手にバス停とトイレ有り。         

                                                                        

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平成24年度 200名山・300名山 熊伏山 奥茶臼岳

2012年05月12日 | 200名山・300名山

 5月2日(水) 安平路山に向かうも敗退。途中より引き返す。とりあえず遠山郷の道の駅に車を入れる。途中、池口岳登山口を観察する。この道の駅には「かぐらの湯」があり客も多い。結局ここで三泊することとなった。理由は、天候と疲れ。3日は、時折雨が降る。止み間を利用して車に積んできた自転車を乗り回す。4日目は、映画で有名になった(大鹿村騒動記)大鹿村に行く。大鹿村は、遠山郷より近い。行く途中、秘境の里として有名な「下栗の里」を通り、さらに奥茶臼山への登山口(しらびそ峠)を知る。

              天空の里 下栗                                  しらびそ峠

          

             奥茶臼岳登山口                                   ハイランドしらびそ    

           

 大鹿村は、神楽で有名になっているが、かっては赤石岳への登山口としても知られていたらしい。ついでにこの登山口の観察もすることにした。

             大鹿村 1                                   大鹿村 2 花ももがきれいです

            

               温泉がありました                          県道235号線は赤石岳登山口への道

                       

                                                        赤  石  岳  公  園  線

            

 この道をどんどん進むと赤石岳温泉があり、さらに進むともう一軒小さな旅館がある。そのすこし先が上の写真。旅館のおばさんに聞いたら、最近こちらから登る(赤石岳や奥茶臼岳)人はいなくなったとのことでした。道も荒れて大変だそうですが、たまには物好きな登山者を見るとのこと。 大鹿村を見学して遠山郷まで帰る。

 5月5日(土) 快晴 熊伏山(1653m 長野県)

 熊伏山登山口は、国道152号線青崩峠にあります(兵越峠からも行けますよ)。道路地図でも分かるようにこの線は青崩峠でストップしています。遠山郷(長野県)の方から静岡県に抜けるには、この152号線を兵越峠の方に行かなければなりません。青崩峠は、兵越峠手前で分かれることになり、峠を越えるとまた合流するようです。かって武田信玄は、駿河国に出るにあたり兵を二手に分け、一隊を兵越峠へもう一隊を青崩峠に回したそうです。

                         ここの分岐は見落としやすい。右手への道は暗い。

                         

 152号線は、信州街道と呼ばれますが秋葉街道とも呼ばれていますし、塩の道ともいいます。秋葉とは、静岡県の秋葉山(神社)のことで、秋葉信仰が盛んになってからこの道はそう呼ばれるようになったもの。

 青崩峠への下見の際、間違えて兵越峠の方に行ってしまiいました。道は狭く対向車があると苦労します。峠の手前で対向車が一台溝に落ちてちょっとした騒ぎでした。兵越峠に着いて道を間違えたことに気づく。車を降りてウロウロしていたら、青崩峠への遊歩道がありました。静岡県側の人は、ここから熊伏山を目指すようです。しばらく引き返してやっと上の写真の場所にまで帰りつきました。

            ここを右に                                   心細くなるような道ですが、大丈夫です。

             

                                  登山口と駐車場です。

             

                                  信 州 旅 人 記

   

 後はひたすら登り続けるだけです。

               青崩の頭                                    駐車場が見えます

           

                頂 上                                     南アルプスを見る

             

 6時35分スタート。7時35分青崩の頭、8時25分頂上。10時30分に下山しました。

 登山道は良く整備されています。天龍村側からも登れるようです。こちらからだと4時間は掛かる。 大変な好天に恵まれたが、明日からは天気も下り坂らしい。とりあえず道の駅に帰る。

 5月6日(日) 曇り時々雨

 今日は休養日とする。ゴミや洗濯物などが溜まったので場所を移動する。ゴミは、高速のSAで処理した。喬木村近くのコインランドリーで洗濯。喬木村は椋鳩十の生まれ故郷でした。記念館をのぞいてからシラビソ峠の駐車場で夜を過ごす。夕刻、南アルプスがきれいに見えました。

                                    椋 鳩十の記念碑

                      

 記念館で、二本のビデオを見る。一本は、熊の親子の物語。親熊が子熊を助けるため滝上から飛び込むものです。もう一本は、忘れました。彼の作品は、地域の風土に根付いた心温まる感動的な物語が多い。子どものみならず、大人が読んでもいい。

 シラビソ峠に着いたとき、丁度3名の下山者がいました。山の様子を聞くと、天気が悪くて道に迷い引き返したとのこと。雪もあり、倒木が凄くて大変だったようです。だいぶ疲れた様子でした。

                                          赤石岳 大沢岳 聖岳などが見えています。     

                 

                                     今日も暮れました

                 

 5月7日(月) 曇り 奥茶臼山  (2474m 長野県)

 奥茶臼山へは、尾高山経由となる。尾高山までは遊歩道も整備されていますが、ここを過ぎるあたりから雪も出てトウヒやシラビソが密林のようです。時々目印を失ったり、足跡が消えていたりで何度かさまよいました。迷い込んだ所まで引き返し、改めて探すとテープや足跡などが見つかり、また前に進むと言った事の繰り返しで何とか頂上に着きました。

          トウヒ、シラビソの林                                       頂上です

             

    振り返って。中央のこんもりしたあたりが頂上。                 アルプスが見えますがあいにくの天気で・・・。

             

 天気が持って、視界もあったので頂上を踏むことが出来たようなもの。昨日のパーティーが倒木が凄かったと言っていましたが、正しい登山道にはあまり倒木はありません。しかし、迷い込んだあたりは倒木だらけでびっくりしました。

 6時10分スタートで、7時35分尾高山。8時15分奥尾高山、9時35分岩本山で11時奥茶臼山頂上へ。下山したのは15時10分でした。時々小雪もちらついて、本当に緊張した山登りとなりました。近くにある「ハイランドしらびそ」のお風呂に入りホッとする。奥茶臼岳への登山は、時期的にはまだ早いようでした。さっぱりしたところで、下栗の里に移動。大展望を独り占めにしながら酒を飲む。

  下栗の里。 民宿もあるようです。この集落を抜けて易老渡(聖岳や光岳への登山口)に行けるようです。写真右手上あたりに大きな駐車場があります。その駐車場から20分ほど歩いてこのビューポイントにやって来ます。

  

                  駐車場。連休も終わりだれもいません。 この下が下栗の里。

   

                「信州サンセットポイント100。夕陽に照らされる聖岳と兎岳の美しさを望めます」とある。

   

  今年の連休はこれで終わる。当初計画していた安平路山、池口岳、黒法師山は残ったが雪が溶けてからの方が無難のようだ。

 

 

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平成24年度 200名山・300名山 小秀山、奥三界岳、南木曾山

2012年05月11日 | 200名山・300名山

課題だった残雪期の山、笈ヶ岳を終えたが息つく暇もなく次の山に向かう。白山の裾野をぐるりと回るような形で車を走らせ200名山の小秀山を目指す。途中、一ノ瀬入り口を通る。白山での山スキーが気になるが通過。勝山市の温泉につかり、またまた荒島岳登山口を右手に見て、最近車泊した道の駅「九頭竜」を過ぎるころから夕闇が迫る。国道158号線美濃街道から、越前街道に出て道の駅「古今伝授の里やまと」泊。

 4月29日(日) 晴れのち曇り 小秀山(1982m 岐阜県・長野県)

 今日も朝から天気はよい。中津川市を目指して進む。途中、行きすぎて道を間違えたが、引き返すと乙女渓谷への看板を見つける。登山口はすぐに見つかった。管理棟はまだお休みらしく人気が無い。その真ん前に車を置かせてもらうことにした。

      ちょっと見づらい写真ですが、左下が現在地。その前が管理棟で、その横に登山道がある。2の谷から登る。

 

            素晴らしい渓谷に沿って進みます。イワナなどバンバン釣れそうですが釣り師はいません。

       

                これがメインの夫婦滝です。このあたりまでは桟道が整備されています。

       

                     夫婦滝の上部。ここでトイレ休憩?下に沢山の若者がいた。

       

               御岳山の展望が良い山頂。途中、岩場や兜岩の巨岩などもありけっこう楽しかった。

      

       小秀山を振り返る。頂上小屋のすぐ向こうが頂上。尾根筋には雪がありスパッツが必要でした。

      

    無事帰りました。9時40分にスタート、10時45分夫婦滝で頂上着が13時40分。下山したのが17時10分です。

                                 管理棟と登山口。

     

 4月30日(月) 曇り 奧三界岳(1810,5m 岐阜県 長野県)  

 岐阜県川上(かわうえ)村夕森の奥に位置する奥三界岳は、ゲートからしばらく林道歩き。いよいよ登山が始まると思いきや、しばらく登るとまた林道にぶつかる。

 写真左手から登って来たらここに出ました。この林道は、夕森ふれあいキャンプ場から続いているらしいが、車は途中までしか入れないようだ。

       

 気を取り直して進む。林道は遙か彼方まで続いていてきりがなさそうです。

      

                時代劇の映画に出てきそうな凄い橋です。この橋を渡りさらに進むとやっと登山口。

       

                      ここが正式な登山口? ここまで約1時間30分は掛かった。

       

  いよいよ本格的な山登りが始まる。しばらく登ると視界が開けて来るがあいにくの曇り空。頂上らしき山が見えて来た。

        

             幾分荒れた感じですがここを登ると尾根に出る。頂上は近いが、途中から雪道となる。

        

  頂上の展望台。前後して登った若者が3名います。この日はあまり展望には恵まれませんでした。パンフレットによれば、「北に御岳山、南に恵那山、東に駒ヶ岳、西に白山や飛騨の山々を見渡せ、正に息をのむほどの美しい風景が楽しめます。」とあったがこの日は、息をのむほどではなかったので、ドリンクを飲んで帰ることにした。

        

                            帰り道、バイカオウレンの清楚な花々に出会う。

       

                     7時25分スタートで11時10分頂上。下山は14時10分。

 下の休憩所でラーメンを注文する。「焼き豚を切らしているのでかまぼこしかありませんが良いですか」と言われたが、かまぼこラーメンでも良いですよと言うと笑っていた。温泉の場所を教えてもらって店を出る。この温泉は、福祉施設の中にありお年寄りが多かった。お風呂のタイルがヌルヌルしていて尻餅をつき笑われたが、これは良くタワシでこすっていないからだ。もう少し清潔にしておけばいいのに・・・・

 5月1日(火) 曇り時々晴れ 南木曾岳(1677m 長野県)

  昨夜、雨音を聞く。天気は下り坂か。懐かしい妻籠を通り過ぎ標識に従って進む。南木曾温泉からしばらく行き左手にキャンプ場の案内があり進むと最初の駐車場あり。さらに奥の登山口にも駐車場があったのでここに止める。

                  奥の駐車場                        どちらからでも登れるが、左から登る。        

            

                 頂上です。                     頂上からの展望は良くないが、これは何という山だろうか?

             

      しばらく行くと御岳山を見る展望所がある。               避難小屋前の見晴らしは抜群。小屋も整備されていた。

             

 南木曾岳の登り下りは結構きつい。しかし、良く整備されているのと頂上までに要する時間的や景色の素晴らしさなどから登山者も多そうです。御岳山はもちろんだが、中央アルプス南部等は見渡せた。明日登る予定の安平路山も目の前です。途中、木曽五木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)の学習をしました。スギは入っていないのに気がつく。

                    6時40分スタートで8時35分頂上。10時50分下山。

  

   

 

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日本200名山・300名山 残雪期に登る山 笈ヶ岳

2012年05月10日 | 200名山・300名山

 4月27日(金)、快晴。早朝松江を出発する。北陸道あたりで桜前線に追いつく。満開の所もあるし、散りかけているところもあった。小松インターで高速を降りる。小松市は、松井秀喜の故郷らしく、あちこちに宣伝の看板を見る。途中、コンビニで買い物をして国道360号線に車を走らせ、白山スーパー林道を目指す。

 笈ヶ岳への登山道は、従来なら白山中宮温泉より入るのだが、最近スーパー林道料金所手前の白山保護センター展示館横からジライ谷を入るコースが整備され、こちらから日帰りで登る人が多い。前回行ったときは、スーパー林道入り口のゲートが閉まっていたりして引き返さざるを得なかったが、今回はゲートの前までも入れたし、奥の温泉も営業を開始していた。但し、白山スーパー林道が開通するのは、6月中頃らしい。早めに到着したので登山道の下見に出かける。カタクリやイチゲの花が満開を迎えて、避難小屋(観察舎)の前の沢を渡り急な登りに掛かるとイワウチワの花々が目につく。急な登りが続くが、足場や手がかりはしっかりしているので特に慌てることもない。しばらくして、上から男性が2名下りてきた。聞くと、尾根まで写真を撮りに登って来たとのことでした。地元の方らしく、クツはやはり長靴。そうこうしていたら、単独行の男性が下りてきた。頂上まで6時間掛かったとのこと。山の様子を聞いて車に帰る。

                    白山スーパー林道料金所 開通は6月中頃です。

 

                奥の中宮温泉 クロユリ荘   サルが帰って行きました。

  

 連休前日だったが風呂には入れてもらえた。客はまだいないらしく浴槽は貸し切りで良い気分でした。駐車場まで帰り車の中にいたらサルの一団が川向こうから帰ってきた。写真のサルは、歩き方から片足が悪そうでした。急な斜面は登りません。遠回りしながら山に入っていきました。夕暮れ時、何だか寂しそう。

 翌28日(土)、朝起きてびっくり。駐車場は満員です。すでに歩き始めている人もいる。誰も夕方から朝に掛けてやって来たらしい。こちらも慌ててスタートする。休憩舎前あたりで沢山の登山者に追いつく。徒渉に手間取っているらしいが、こちらは昨日の下調べがある。

                      これは帰りに撮った写真です。

 

 ここから一気に急登となる。道も狭まるので、前の方のおしりを見ながら後に続く。

        いよいよ尾根筋に出ました。視界は一気に開ける。後ろは白山の雄姿。

 

              写真中央のこんもりしたあたりが冬瓜(カモウリ)山か。

 

            冬瓜山の手前あたりから見たテント場、冬瓜平。テントは見当たらず。

 

               冬瓜山はナイフリッジだがたいしたことはなかった。

 

 大笈、小笈が見えて来ました。このあたりでアイゼンを着ける人が多かった。しかし、今日は要らない。サッサと追い越して行く。

 

 前に人影を見なくなったので先頭かなと思いきや、もう下山して来る男に会う。聞くと、昨日はテント泊まりとのことでした。しばらくすると、頂上近くに人影が。先には先がいた。

 先着の男性に聞いたら、私より遅くスタートしていた。多分、4時間30分くらいで登っている。私は5時間10分。このコース、人によっても違うが6~8時間が相場。

               何もない笈ヶ岳1814mの頂上です。バックは白山が雄大です。

 

                 こちらは、大笠山方面。大笠山からも登れるらしいが・・・。

 

 後からどんどん人が登って来ます。間もなく頂上は満員。

 

       頂上より登って来た尾根を見る。中央下のトラバースは、雪が固ければ怖そうです。

 

     笈ヶ岳を振り返る。いい山だが、山スキーにはどうか?雪はたくさんあるのでスキールートがあるかも・・・。

 

 帰りはだいぶんへたばって何度も休みながらの帰還。

                         イチゲの花

 

                           カタクリの群生

 

   これは何でしょう?登山道の入り口あたりです。先に進むなと言うことでしょうが、ここを越えなければ山には登れません。誰も無視して入って行きます。大体に、このあたりの道は自然観察路になっているようです。登山者のための便宜も考えられるべきだと思うが・・・。

  

  駐車場発5時05分~頂上10時15分。下山が13時20分。快晴。                                                                   

 

 

 

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