山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山 桝水正面登山

2014年06月15日 | 最近の大山

 6月15日(日)

 今日は、普通の日本人ならサッカーの試合を見なければいけないと思うが、見たからといって勝つわけでもないので久しぶりに大山桝水の正面を登る事にした。 7時50分、桝水の駐車場に車を置いてスキー場(原っぱ)の中にある踏み跡をたどる。天気は良いいので暑い。こういうときには笠がいい。

                          三度笠もあるが、カッコウが悪いのでこんな笠にした。

                   

  駐車場から横手道まで約20分。そして、正面登山道に入り樹林帯を抜け出るまでに約1時間かかった。へたくそ鴬がしきりに鳴いていた。ホケキョウ。

  上手な鴬は「ホ~~ホケキョー」と鳴く。

                  

                              残雪期に滑ったA沢(手前)を見ながら登る。

                

                             石室到着が10時30分。ここ(石室の上)で暫し休む。

                

 桝水正面は、何とブヨの多いことか。今日は、そのために頭にかぶるネットを持ってきたのがよかった。とにかく顔の周りにまとわりついて生きた心地がしなかった。大げさかもしれないがとにかく大変でした。当分の間、ここを登る人は虫対策をしておかないといけないです。そんなことで、途中あまり休まなかった。しかし、頂上に近づくにつれていなくなった。

              子どもが一人で登ってきたのかと思ったら父親が遅れていた。何も言わないのにポーズをとってくれた。

               

                              頂上は、ブヨがいない代わりに人が多い(失礼)。

                

              縦走路へは入れないようにしてあります。何だか不細工だ。良い方法はないものか?

                  

 下山には、夏道を下る。こちらはブヨはいない。この違いは何だろう?元谷から吹き上げる風のせいかも?。桝水側は風がなかった。阿弥陀堂前で昼食を摂る。

                    基好(臨済宗をおこした栄西の先生)上人等のお墓もあり、歴史を感じさせる。

                    

                        その奥に、沢山のお墓がある。どうもお寺のお坊さんの墓らしいが・・・。

                      

                            桝水までは、横手道を歩いて帰る。お地蔵さんがありました。

          

  結局14時に桝水着。下では何か催し物をしていました。リフトも動いていて観光客も多かった。サッカーの試合はどうなったものやら気にしながら帰る。 

               

 

 

 

 

 

 


大山山開き 平成26

2014年06月09日 | 大山山開き

 成26年6月は、7日(土)が前夜祭で松明行列あり。そのため、前日6日から大山下山キャンプ場にテントを張る。天気がはっきりしないこともあり、キャンプ場はひっそりとしていた。

   

  雨に降られると困るので、まずはブルーシートを張り巡らして活動空間を確保する。

             そして、まずは一杯飲んで・・・。 写真は古浦夫妻です。

  

           時折小雨が降る程度でした。夜半幾分降ったようだが。

  

       夕餉の支度。この風景ももう何十年にもなる。たぶん、このキャンプ場では一番の古株だろう。表彰ものだ 

  

 

  

           7時30分。松明に火が灯され、いよいよ山開きのセレモニーがはじまった。

  

                          2,000本の火が流れる。

  

 

  

 

  

   大山の山開きといえば、ほとんどの人は登山をイメージされるようだがこの松明行列への参加目的も多い。

   

 翌8日(日)の空模様はぱっとしない。しかし、山は多くの登山者であふれていた。

 いよいよ夏山シーズン到来。事故やけががないようにしたいものです。個人的には、今年で300名山残り10座を終えたい。梅雨の天気が気になるところだ。

 残す10座とは

      カムイエクウチカウシ山  浅草岳 蒲生岳(この山は300名山ではないが、登山禁止になっている会津朝日岳の換わりに登る山)

      荒沢岳 白砂山 鳥兜山 佐武流山 八海山 中ノ岳  そして餓鬼岳

     

 

 

  


大山東壁ツアー 6月1日(日)

2014年06月02日 | 最近の大山

  大山で壁といえば、北壁と南壁。西は桝水高原だから壁はない。そして、この度訪れる東壁はほとんど人気はなさそうです。この東壁という言葉自体知っている人はまれではなかろうか。

 その位置を間単にしめせば、三の沢・槍尾根の東側となる。ルートは、駒鳥小屋から地獄谷へ下りて、振り子沢へ向かう道(河原)をすぐ左に入ればいい。これが本沢と呼ばれてるがあまり人は入らない。しばらく行くと、キリン沢を左奥に見る。さらに進むと壁沢、3本槍沢を見ることになる。 5月から6月初旬にかけては、残雪もあるので歩くのにはあまり苦労しない。この頃、沢筋にサンカヨウの花に出会うことが出来る。

 9時、鍵掛峠下の健康の森駐車場に車を止める。日曜日でもあるので満車状態だったが、なぜか1カ所だけ空いていた。このコースに登山者がこんなに多いのかと奇妙に思ったが、バードウオッチングの人たちも結構いたので納得する

                         分かれ。ここで一休み。右に行けば鳥越峠。左は文殊堂へ。

                 

                           鳥越え峠まで約1時間弱。雪渓が残っていてびっくり。

                 

                          この辺りのサンカヨウは盛りを過ぎていた。歳の頃では、30最前後か。

               

                            この小屋だけは昔のまま。   ここまで約2時間でした。 

               

                                 左本沢、右振り子沢(隠れて見えない)

             

 いよいよ未知の世界に入ることになるが、キリン沢までは知っている。以前、この沢へ下りたことがある。やはり雪渓が残っていた。途中、ちょっとやばいところがあった。

                 

                                      徐々に雪が出てきます。興味津々。

           

                                      雪渓の下。ちょっと迫力がある。

          

               

   これは壁沢。キリン沢、壁沢、3本槍沢と続く。こちらからの槍尾根は立派です。

          

                     本沢は、奥に入るほど良くなる。これが3本槍沢。沢が3本に分かれるからか。

           

                左の沢が一番いい。真ん中は、瀧があって進めない様子。右も奥まで入れた。

 

                                   まずは、左の沢を詰める。

                   

           大山の秘境といえる。雪がなかったらここまで来るのはどうだろうか。東壁を滑り下ればここに出て来るのだろうか。?

              

                              冬用の 帽子が落ちていました。誰のだろう?

       

                           最深部です。 雪で埋まっている時期に一度詰めて見たい。どこに出るのかおもしろそうだ。

            

              真ん中の沢です。ここも雪で埋まっていればおもしろそうです。 東壁を滑れば案外ここに出るかも?

           

                          最後に、右奥の沢に入る。 ここだけサンカヨウが咲いていた。バックは烏ヶ山。   

          

                                    右奥の沢は、ここで雪渓はおわる。

        

 初めての東壁見参。残雪期でないとちょっとは入れそうにないが、良いところですネ。 沢のサンカヨウはまだ早かった。1~2週間後あたりがいいかも。但し、これは沢の状態にもよる。振り子沢へは入らなかったがかなりブッシュが伸びていたようです。左手の沢の最深部で時計を見たら2時。駐車場着が4時でした。途中、タキナを少し採ろうしたが止めました。

    おまけ。 

  左の沢を詰めていたら稜線に人影が・・・。4人組でした。駒鳥小屋の少し上で出会うことになる。キリン尾根を詰めてから地獄谷へ下り、すぐに引き返すとのことでした。