山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

 北陸・甲信越200名山・300名山(その1)

2011年09月26日 | 200名山・300名山

 9月6日(水)、台風接近の情報がある中、毛勝山へ向かう。8時松江発、17時30分片貝山荘前着。片貝山荘をのぞいたら宿泊者1名。明日早朝に毛勝山を目指すとのこと。登山口の様子を聞いて下見に出かける。川沿いに2~3分で僧ヶ岳登山口に着く。その斜め前に橋があり、この橋を渡るとすぐに毛勝山登山口なのだが夕暮れも迫っていてこの日はよく分からなかった。よせばいいのにどんどん奥に入ってしまい、挙げ句の果てにまたまた車の腹をこすり、排気管が壊れる。何とか片貝山荘対岸の駐車場に車を停め車中泊。

 翌7日(金)5時頃、山荘泊まりの男性に起こされる。薄くらいなか今から出発とのこと。車で登山口まで行くという。私は頂上でテント泊の予定なので後から行くことにする。それに、車のマフラーが気になる。間もなく明るくなったので車の下に潜り込んで見たら、やはりマフラーが外れていた。押さえたらスポットはまるので捨て縄で縛り付けて応急処置をする。しばらくは持ちそうなので登山口まで行く。僧ヶ岳登山口の斜め前の橋を渡ると通行止めの標示がありクサリが張ってあるのだが、先行者が外してくれていた。昨日分からなかった登山口はここからすぐで、車が停めてあったので分かった。

 6時10分スタート。すぐに急な登り。ザックが重いのでゆっくり登る。9時45分、三角点到着。朝飯を食わずに歩いていたのでエネルギー不足らしい。とにかく休むことが多くなる。12時45分、クワガタ池着。ここで大休憩。ついでに水を作る。

   三角点はひっそりと

 

                                   クワガタ池と今登って来た北西尾根 

         

                             疲労困憊の末にやっと着いた頂上です。14時35分頂上着。  

                             

                                 テントを張り終えて写真撮影の準備。剣が・・・。

 

       

                                    夕暮れ迫る鹿島槍と五龍岳

       

                                 月と剣と。最高のロケーションです。

  

                                     落       日

     

 夕刻、しばらくの間ではあったが素晴らしい天気となる。どこの山小屋か、夕陽を受けて窓ガラスがきらきらと光った。南に剣岳、東に後ろ立山連連峰が見渡せた。そのうち陽も陰ると今度は、日本海側からしきりに雲が流れはじめて、それは毛勝山と剣岳の空間を埋め尽くして後ろ立山連峰に広がっていった。久しぶりに山と出会ったような気がした。

 9月8日(木)、日の出を見ようとテントの中から外をうかがう。雲の多い朝だったが、東の空がドス黒い赤に染まり始めた。どんな光景が展開するのかと期待したが、ドラマはほんの一瞬で終わった。赤い柱のような光が東の空に立ち上がったと思ったらすぐに消えて、後は何かボ~ッとした気の抜けたような光のなか、これまたボ~ッとした太陽が眠たげに現れて朝の儀式は終わった。朝食を摂り、テントをたたむ。6時50分、下山開始。7時25分クワガタ池まで下りる。この頃になつて太陽が顔を出す。

                              秋の風 秋の雲 チングルマの綿毛をつまんでみる

 

 ここまで下りて来て急に疲れが出てきた。ヤッケを脱ぎしばらく寝転んで秋の雲を眺める。降り注ぐ光の中で何時までも居たいと思った。閑かに時が流れているのが分かる。少しうとうとしたが、車の修理という現実が待ち構えているのを思い出し起きる。下山途中、4名の登山者に出会った。それぞれ皆さん単独で、最初に出会った方は、朝3時にスタートしたとのこと。4番目の方は、地元の方らしくゆっくりされていた。今日は、クワガタ池の前でテント泊とのことでした。毛勝山について色々聞く。水のこと、花のこと、春スキーのことなど・・・。クワガタ池の水が飲めることをこの方から聞いた。(しかし、一応濾過するか煮沸しておいた方が良いようだ)

                              毛勝谷と北西尾根 奥は僧ヶ岳か?

 

 登山口まで下り、恐る恐る車を動かす。ゲートにクサリが張ってあるので車から降りて外す。今朝ほどは先行者が外しておいてくれたものだ。しかし、ここでドキリとした。クサリは間単に外れるようになっていたはずなのだが、今は頑丈な鍵が着いていてとうてい外れそうにない。多分、作業をしている人のいやがらせだろう? 確かに、ここは車の進入は禁止としてあるから文句はいえまい。困って反対側(左側)のクサリはどうかと見たらクサリは単に巻いてあるだけで外れそうだ。ドキドキしながら外して外に出る。橋を渡るとすぐに僧ヶ岳登山口前に出るのだが、ここの駐車場に車が一台停めてあった。横着をせずにここに停めればよかった。

 この後、車の修理工場に行くが、修理には部品を注文しないといけないということで今日は無理。一応注文のお願いをして応急処置のまま青海黒姫山の登山口までいってみる。青海から青海川沿いに155号線をしばらく進むと標識があり、産廃処理場の裏手に狭いがきちんとした登山駐車場がある。確認後、道の駅「親不知ピアパーク」まで引き返すが途中、変な音がしだした。とにかく道の駅まで我慢するが気が気ではない。道の駅まで着いて下をのぞくと、固定していた紐が熱で溶けている。再度、新しい紐で結んだが長距離走行は無理なようだ。針金でもあれば良いのだが・・・。

9月9日(金)曇り。7時に青海黒姫山登山口着。軽が一台止まっていた。歩いていたら雨がポツリ。引き返す気にはならないので進む。大分登った辺りで先行者と出会う。雨が降り危険なので引き返すそうだ。かなり高齢の女性で、70歳台だろうか?。それも単独。しかし、年齢や体力それに動作から見ていい判断だと思った。結局、雨はポッリで終わった。

                         青海黒姫山山頂より 眼下にはヒスイで有名な姫川が。

 

         青海黒姫山へは、7時スタートして10時20分頂上。12時50分下山。頂上へはしばらく石灰岩の尾根を歩く。

 この後、焼山登山口へ移動する。焼山へは、国道8号線で姫川(糸魚川)を渡り、しばらく行くと右手に標識がある。笹倉温泉方向だ。コメリで針金とペンチを買ってとりあえず笹倉温泉まで。ここで汗を流し、焼山ゲート口まで行く。登山口はゲートから2時間掛かる。奥で砂防ダムの工事中らしい。

 このキャンプ場は、笹倉温泉と焼山ゲートの間にあった。管理人はいない。今日はここで泊まる。明日、車の修理があるので魚津まで引き返し代車を借りることになっている。

   

 9月10日(土)曇り 代車にて焼山を目指す。ゲート前に着いたら、丁度年配のご夫婦が下りてこられたので山の様子を聞く。ここから2時間で登山口で、そこにシエルターがあり、テントは要らないとのこと。今日は、登山口にテントを張り翌日登る予定だった。シエルターのことを聞いたのでテントは車において出発する。2時間近く歩くと工事事務所があり、外からのぞいて見たら男性が机に足をのせて寝ていた。起こして登山口とシエルターのことを聞く。シエルターの説明が要領を得なかったが泊まれそうなので安心する。しばらく進むと妙なものが現れました。

             これがシエルターだ        雨も降り出して何かわびしい                   

                

            

                         発砲スチロールが置いてありました。ベッドがわりになります。

 シエルターに溜まった雨水が、イラクサの葉っぱの上にポタポタポタ。風はない。閑かな夕暮れが間もなくやってくる。酒を飲んで気分を紛らす。

                        「 明日は晴れるか 雨 雨 雨 よ 」 だ。

    

 9月11日(日)晴れ 6時20分スタート。道は良く整備されている。赤いテープの目印もあちこちに。しばらく歩くと展望が開け、焼山の全貌が。

      

  どんどん進んで涸れ沢へ下りる。ここで道を間違える。沢へ下りたら少し下手に目印があったのだが、なぜか上手ばかりをさがす。目印らしきものが見当たらないので上流に向かってどんどん進む。

                                逆方向に2~3m下がればよかったものを・・・。

   

 沢の両側は泥壁のようでもろそうだ。雨でも降ったら土石流が怖そう。だんだん不安になる。ついにどん詰まりまで来てしまった。引き返す気にもならず、草木をつかんで強引に登る。いよいよ本格的な藪こぎが始まった。滑りそうな急斜面もあり、もう引き返そうにない。必死で上を目指すと、大きな岩の壁に突き当たった。壁は到底登れそうにないので、左に回り込んでみるがこちらはダメ。右手もダメならもうアウトだ。細引きでもあれば引き返すことは可能だが、そんな準備はいっさいなし。遭難でもするのかなと思いながら右手に回り込むと何とか抜けられそうだ。強烈な藪こぎの末に・・・。

              やった~。ついに尾根に出ました。ガスっていて何処がどこやらさっぱり分かりません。

   

                       ガスが晴れると人の姿が・・・。

  

 どうやら正規の登山道に出た模様です。そして、焼山の頂上に着きました。焼山は、最近までは入山禁止でした。100名山登山の折り、火打岳から眺めた記憶があります。今回焼山の頂上で出会った方の幾人かは、火打から縦走してきた人でした。道はよいそうです。雲がなければ、写真の奥に火打、妙高の山々が見えるはずです。

                    11時20分、道に迷うも頂上に立つ。

  

                                 向こうは火打岳への縦走路

  

  14時30分、シエルター着。ゲート着は16時丁度。ちょっと軽率な登山でした。そういえば、残雪の高妻山でも似たようなことがあったっけな~。帰りは忠実に登山道をたどる。道を間違えた所まで降りる。ここで、落ち着いてよく観察しておれば間違えることはなかったものを。

 おかしいと思ったら、ストップして周囲をよく観察すること。面倒くさがらないことが大事です。大いに反省しました。(その1終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

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北陸・甲信越200名山・300名山(その2)

2011年09月25日 | 200名山・300名山

 今回の山の前半戦が終わり、メインだった毛勝山も好天で無事終わった。ただ反省すべき点として、① 車の故障(でこぼこ道や暗い山道で無理な走行はしないこと) ② 道迷い(面倒くさがらず周囲をよく観察する。必要なら戻ってみる)の二つがある。同じような間違えを繰り返しているが、肝に銘じておかなければいずれ命取りになるかも?

 後半戦は、赤牛岳があるが、まずは朝日岳に向かう。登山口は、蓮華温泉だがここには過去2度ほど雪倉岳スキーで来ている。何かと懐かしい。大糸線の平岩駅前から山手に入るが、ここを通るのは始めて。当初は、悪路を予想していたけどアスファルトのきちんとした道だったのにはびっくり。途中、あれこれと観光地点もあったし、バスともすれ違った。蓮華温泉の駐車場はほぼ満杯。蓮華の外湯に入りここで車中泊する。

              

           黄金の湯                           蓮華温泉ロッジ                               仙気の湯

         

9月13日(火) 5時10分朝日岳に向かう。途中までは雪倉岳への道と同じだがすぐ分かれる。朝の湿原を抜け、川を渡り、やっと山への本格的な登りが始まるが、ここまで結構長かった。しばらく登りが続き、やっと見晴らしのきく花園三角点に飛び出す。時計は9時を指していた。正面に雪倉岳が大きく見える。深田久弥もここで雪倉岳の大きさに見とれたらしい。花園と言うから季節にはさぞ美しいことだろう。

                               花園三角点から見る雪倉岳 春に滑ったコースをなぞってみる。

      

                  こんな木道が続きます                                      水場は多い

                                                                                                             

 

                         だいぶん登りました.花園三角点が眼下にみえます。

          

                         千代の吹上。栂海新道との分岐。ここから頂上は近い。

            

                      頂上です                          しばらく下ると朝日小屋が

                         

  頂上には、12時ちょうどに着いた。雲が出ていて眺望はない。やむを得ず小屋へ下りる。

                      夕刻しばらく天気がよくなり白馬岳・旭岳などが姿を現す。                                      

                                          

  翌14日(水) 朝4時に小屋を立つ。朝日岳の頂上で朝日を見たかったからだ。暗かったので頂上まで意外に時間が掛かった。

                                     夜明け前の朝日岳山頂

      

                              ぼんやりと夜が明けました。左に白馬岳と旭岳。                                         

 

 朝日の登るのを見てから下山。すぐに明るくなる。今日は天気も良いようだが時々雲が出る。山頂はすぐに雲におおわれた。

    

                 ウサギギク                                ゴゼンタチバナ

           

 11時10分、だいぶくたびれて蓮華温泉に帰り着く。蓮華温泉には入らずに扇沢に向かうが途中でのどが渇きビールを飲む。暫し睡眠をしてから大町温泉郷で薬師の湯にはいる。夕刻、扇沢駅着。明日はいよいよ赤牛岳だ。

 9月15日(木) 晴 

 7時30分、扇沢発トロリーバスで黒部ダム駅へ。大変な段数の階段を上ると展望台に出るのだが、出口のすぐ近くの踊り場に休憩用の長椅子がある。自分には、思い出のある長椅子だ。若い頃、下(しも)の廊下を歩こうとダムの下に降りたのは良いのだが、8月はまだ道の整備がなされておらず悪戦苦闘の果て暗くなってから引き返した。ダム駅はシャッターが降りて入れないのでここで一夜を明かした。ガラ~ンとしたトンネルの中なので不気味な感じだった。

                                     思い出の椅子

               

                                        大迫力です                        

      

                                  奥に見えるのが目指す山の赤牛岳。

 

                 平の渡し                                     奥黒部ヒュッテ     

                       

 

  黒部ダムから、平の渡しまで約3時間と聞いていたのでダムの展望台で時間をつぶしたがあまりゆっくりしすぎた。ロッジくろよんまではすぐだが、ここからが意外ときつく、上り下りもあって3時間がとても長く感じられた。(返りもそう感じたのだが・・・) 春に立山一の越から御山谷へ滑り降りた際、しばらく歩いたコースでもあり安易に考えていた。渡しの船が出るまでに着くのだろうか心配になり必死でした。汗だくになってやっと船着き場に到着。それでも10分ほど余裕があった。

                      船長さん ありがとうございました。渡船料が無料とはどういうことなのだろう?

        

 ここから奥黒部ヒュッテまで2時間。丸太で作ったハシゴの連続。降りるのはいいが、登るのは大変。雨でも降っていたらさぞ神経を使うことだろう。

       

 道の維持管理は大変らしい。黒部下廊下の水平歩道もそうだが、雪や雪崩等で傷むため安全に歩けるのはほんの短い期間だ。船から下りて丁度2時間でヒュッテ着。小屋の下の砂場がテント場。すでに一張り張ってあった。テントを張り終えて小屋に返りビールを飲む。若そうな女性が一人でビールをあおっていたが、聞くと五色ヶ原からやって来て、明日3時にスタートして水晶小屋、出来れば三俣蓮華の小屋まで行くとのこと。「早立ちは暗くていやだから一緒に行かないか」と誘われそうになったので様子を見て逃げる。私もはじめはテント持参で頂上泊を考えていたけどきつそうなので止めた。軽い荷物でゆっくり登ることにしたのでそんなに早く出ることはない。

 9月16日(金) 晴れ

 昨夜2時過ぎにトイレに起きたら、早立ち組のランプが明るかった。私は、5時にスタート。7時50分に約半分ほど登る。この読売新道は、小屋から頂上までが八分されていて、途中途中に八分の一とか八分の二とかの標識がある。八分の四を過ぎる頃から視界も開け、気分的に楽になる。

                 左に立山                                      黒部湖

                    

 八分の六辺りで水晶小屋から来た下山者に出会う。二人連れだが別々らしい。この辺りから頂上まで意外と早く着いた。

                                    赤牛岳 頂上

       

                                  水晶岳の後ろには、槍と笠

          

                                     笠と黒部五郎 手前に雲ノ平

      

                                  北アルプスの名山をバックに水晶岳

         

                  水晶への縦走者                            水晶岳(黒岳)

             

                      頂上にはテント場がありました。2張りは可。但し、水はありません。

           

                                        目の前には薬師岳が・・・。

      

  10時10分に頂上着。先発した3名と出会う。他に立山から縦走してきたという男性が一人。天気は益々良くなってきて誰も立ち去りがたいようだ。それでも、三俣蓮華の小屋まで行くという女性がまずスタート。水晶小屋まででばてるかもしれないといっていた。そうなったら、小屋でビールを飲んだくれると凄いことを言っていた。しばらくして、男性がスタート。残りの3名は、ヒュッテに下る。 15時05分ヒュッテ着。

 9月17日(土) 

 今日は朝から天気が思わしくない。時折小雨が降る。帰りの道が心配なので早めにテントをたたむ。湿っぽくなったテントだがザックに押し込んでスタートする。平の渡しまでが要注意だが、徐々に天気は回復。渡しには、1時間早く着いた。暇つぶしに近くをぶらつく。渡しのすぐ近くに避難小屋があるというので行ってみた。ここから、船窪小屋へのルートが延びていてるが結構きつそうなルートだ。針ノ木岳へも通じている。

           避難小屋近くの道標                                           避難小屋

                            以前は、この小屋の下辺りに船が着いたらしい。

              

  定刻通りに船がやってきた。乗っているお客さんは、釣り師が多い。対岸まで運んでもらって後は黒部ダムまで3時間の道のりを歩く。ロッジくろよんに着いてダウン。ビールを飲んで休憩する。ロッジくろよんのトイレは有料で、その斜め前に販売機がある。トイレの前に座り込んでビールを飲んでいたら、五色ヶ原から降りてきたという夫婦に追いつかれた。しばらくお話していたが、どうもトイレに入りたいような様子なので早々に出発する。扇沢駅に帰り大町温泉郷に向かうが、いやに混雑していたので頑張って次の目的地戸隠に向かう。ここで、道の駅「美麻」を思い出した。一〇〇名山の折に車中泊をした所。温泉もあり、うまいソバを食べさせる。時間も丁度良いようなので今日はここを宿と決める。(その2終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

   

 

 

 

 

 

 

  

 

 

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北陸・甲信越200名山・300名山(その3)

2011年09月24日 | 200名山・300名山

9月18日(日)晴れ 

 道の駅から一路、戸隠方面に向かう。ナビに入力するデータを忘れたためアバウトで運転していたら飯綱山への登山口に着いたが、これは当初予定していた登山口(戸隠側)の反対側で、霊仙寺山経由のもの。たいした違いはないだろうと車を停めてスタートする。丁度9時だった。このルートは、歴史の道らしくかっては戸隠山へのメインルートだったらしい。今は、寺院の跡が林の中にひっそりとあるだけ。途中から結構な登りになった。頂上かと思わせるような眺望のきく箇所が次々と現れるが、本当の頂上にはなかなか着かない。だいぶくたびれた頃、やっと霊仙寺山の頂上に。

                                       霊仙寺山~飯綱山案内板

  

 地元の方らしいご夫婦が休んでおられた。11時15分,1875mの頂上へ。眼下の町(信濃)は見えるが、遠くの山々には雲がかかっていた。位置的にそうそうたる展望が期待できるはずだが残念。

            

 すぐに飯綱山へ向かう。このあいだはやぶ道。あまり歩かれてはないらしい。12時05分藪を抜けて飯綱山への登山道に飛び出す。戸隠高原からの登山道だ。頂上は、目の前にあった。360度の大展望だが、やはり雲が多い。ここで、昼食を摂り来た道を引き返す。14時10分無事下山する。

                         飯綱山山頂                           北信五岳(飯綱山 妙高山 斑尾山 戸隠山 黒姫山)

                                                       

 日も高いので、斑尾山登山口を見に行く。斑尾山は、標高こそ低いが多くの人で賑わっていた。しかし、登山口がはっきりしない。遠目に見て、登山道らしき道は見えるのだがスタート地点がはっきりしないのでビジターセンター山の家(0269-64-3222)へ行って聞く。ここは、トレランコースが縦横に整備されていて登山道とまぎらわしくなっていることが分かった。まだらお温泉(温泉の横手にも登山道有り)で汗を流し、道の駅「ふるさと豊中」まで降りる。

 9月19日(月)曇り

 霧雨の中、昨日教えてもらった登山口をスタート。カッパは暑いので傘をさして登る。昨日の賑わいが嘘のようで人影もない。それでも、頂上近くで反対側から登って来たというグループに出会う。みんな行儀よく雨具を着て、中には首にタオルを巻いていたので、暑くないかと聞いたら暑いですという。雨も上がったので暑ければ脱げばいいのにと思うが、どうも格好をつけたいらしい。10時にスタートして12時05分頂上へ。頂上は、何も見えないのですぐ隣の大明神岳まで足を伸ばす。野尻湖を眼下に、眺望の地点らしいが何も見えない。

              斑尾高原                        頂上です                 薬師様がおられました

           

 13時20分下山。いよいよ天気は下り坂。台風15号が接近して雨風がすごいらしい。黒姫山と戸隠山、有明山と餓鬼岳が残ったが断念する。帰松後、多治見市あたりの豪雨を知る。

     おまけ1 

 富山県から新潟県にかけて、日本海沿岸に走る道路が国道8号線の北陸街道です。この道に、道の駅「市振」と少し離れて道の駅「親不知ビアパーク」がある。この二つの道の駅間がいわゆる「親不知の険」だ。昔、旅人を苦しめた難所中の難所。

 

 

          

                                     長円寺境内の芭蕉句碑

               

            青海新道登山口(終了点)。市振、親不知間の国道沿いにあります。手前にはホテルもあり、無料駐車場もあります。

 

   おまけ2   

 斑尾山の麓、中野市は高野辰之の生まれた町。文部省唱歌「故郷」、「朧月夜」、「春の小川」」、「春が来た」、「紅葉」、「日の丸の旗」などの作詞で有名です。時間があったので行ってみました。

                                     記念館と辰之の像

                         

                     生家です。                                     校舎跡の歌碑

                   

                  記念館前の歌碑                                   春の小川

         

 中野市は、中山晋平の故郷でもあります。

 

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詳しくは投稿欄・過去の記事から見てください

2011年09月23日 | Weblog

                

                                 北陸200名山・300名山(その3)                                                                                2011.8.8~11 

                       三方岩岳 大門山 大笠山 医王山 鍬崎山

                            (詳しくは投稿欄・過去の記事より)             

           

 

                                      北陸200名山・300 名山(その2                                                                                                                                          2011.8.5~7

                                               川上岳 白木峰  金剛堂山 人形山 三ヶ辻山

                             (詳しくは投稿欄・過去の記事より)             

               

                                                  北陸200名山・300 名山(その1)                                                                                                                                              2011・8・1~4

                                 冠岳 能郷白山 経ヶ岳 大日岳 鷲ヶ岳 位山

                                                        (詳しくは投稿欄・過去の記事より)   

                                

 

                                        近畿200名山300名山(その3)                                                                                         御在所岳と藤原岳                     

 

                  

 

                           九州300名山 涌蓋山と傾山  6月29、30日              

                                             

 

                                  大山槍尾根 ただいま満開 6月9日(木)         

                                

                                    十勝・大雪スキー                

                                          5月2日~8日                                        

                

                         

                                     春の訓練です                  

                                         4月17日~24日

                               吾妻山 大平山 朝日山 出雲北山 三瓶山

                

  

                                     大山  間の沢(横手口沢)               

                                          4月13日(水)

                                                           

 

                                                         大山 振子沢と剣沢                       

                                           4月3日(日)                                                                                  

         

 

                                         大山 キリン峠                                                                                                                                                                3月26日(土)

           

 

 

                     大山元谷に遊ぶ                    

                                

                                                                                                 

 

 

                            大山縦走と剣沢滑降                

                        3月13日(日) 快晴

                                                   

 

                                  雪の野田ヶ山                        

                                                          3月 5日(土) 快晴

               中央やや左にポッンとユートピアの小屋が見えます。

    

 

                      大山南壁 2の沢                 

                        2月23日(水)                   

         

 

                                   大山頂上滑降  大の沢 (0沢)                                                                                                 2月3日(木)   

   (大の沢下部は雪が腐り始めていました。10時35分に登山口をスタートし頂上まで約3時間。それから滑ったので気温も上昇加減。もう少し早く登れば良かったです。それにしても雄大なスケールです。ぜひお試しください。)

                              

    

                             荒れる大山  1月15日と16日                       

              

                            年末年始の山行 関東周辺                               

              一二ヶ岳 金時山 乾徳山 茅ヶ岳 筑波山 御嶽山・大岳山など

                                                                                    

 

 

                    大山頂上 雪山訓練テント泊                   

                             12月  25日(土)

               

 

                          大山山系     冬模様の烏ヶ山                           

                           12月 12日(日)                                                   

                

                     

   

                           大山山系 一級のエリア矢筈・小矢筈と甲ヶ山                                                                                                                                           12月5日(日)

                

 

                 蒜山3座往復縦走  冬場の訓練            

                                                      11月29日

                                               

     

                2010年度 大山一周マラソン大会                    

                                                11月21日(日) 

                  

   

                 古里を訪ねて 尼子古道と独松山                           

                       11月11日(木)         

                 


                   2010年 中国100山 西中国山地編                                                                                     吉和冠山 小五郎山 右田山 寂地山
                          10月31日~11月2日

 

                   


        2010年 日本200(300)名山 近畿(北部)編(その3)                             
                    愛宕山 武奈ヶ岳 蓬莱山
                     10月23日~25日
                      
                             


        2010年 日本200(300)名山 北海道編(その3)                       
                      神威岳 ペテガリ岳
                      9月21日~25日
    

              

            2010年 日本200(300)名山 南近畿編 (その1 その2)               
   葛城山 金剛山 伯母子岳 護摩壇山 釈迦ヶ岳 竜門岳 高見山 三峰山 倶留尊山
                                          9月5日~10日
  
                  


              夏の大山 上宝珠からユートピアへ(8月1日)      

      


                         2010年 200(300)名山 九州編(その3・その4)        

                   英彦山 背振山 多良岳 
                   
                   雲仙岳 国見岳

           

                  2010年  200(300)名山 北海道編       

               ニセイカウシュッペ山 余市岳 (アポイ岳)
               ニセコアンヌプリ 狩場山 大千軒岳

           

                   2010年  200(300)名山九州編                

                                     高隈山 市房山(その1)   

                                       尾鈴山 由布岳(その2)    

           

                 

            2010年 200(300)名山四国編                

            

         春の立山 山とスキーと(4月29日~5月6日)      

  

             

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