大山の雪も解けました。この日は振り子沢まで雪を求めて。前日大山寺とやま旅館に泊まり、翌7日元谷~上宝珠~小滑り~振り子沢上部~振り子沢滑降~地獄谷~駒鳥峠~木谷~鍵掛峠下駐車場。
豪円山登山口の道路を隔てた反対側の道路わきに車を置き元谷を目指す。
元谷出会いから北壁を見るに、7号沢、8号沢はまだ滑れそうですが、落石には注意が必要。
上宝珠が見えてきました。どのあたりから取りつくか・・・。
ここで少し休憩した。昨夜の酔いが多少残っていたようです。足元を見るとポカリスエットが雪の中から頭を出していてる。口は切ってなくて飲めそうです。ちょうどのども乾いていたので飲んでみる。どうしてこんなところに落ちていたのかわからないが中身は問題はなし。
元気も出たので妹尾さんを追いかける
上宝珠尾根には、数か所雪がついていて登れそうな斜面があるが、上部をよく確かめて取りつかないと危険。ガレからの落石がある。
大滑りも上部からの落石の可能性があるので写真の左手あたりの雪面に取りつく。アイゼンを着けずに登った。
宝珠尾根でアイゼンを着け、小滑りを詰める。キックステップでゆっくり登る。
縦走路に這いあがったのがお昼頃だった。ここまで、4時間近くかかったか?
振り子沢上部から。左手は妹尾さん。
ここを滑る。最近誰か滑ったらしい。ボーダーのようだが・・・・。
斜面は砂に覆われて汚れていた。地獄谷に近くなると、石、泥、落ち葉等も出てくる。適当に避けながら滑る。
駒鳥小屋
駒鳥小屋からまた登りが始まる。一歩一歩ひたすら登る。約1時間ほどで峠に着いた。峠を越えて雪が出たところから板を着けてフィニッシュ。
根開けのブナ林は意外と危険が潜んでいる。慎重に滑ること。
以前、何度か転倒させられた。ここでも一度あったが、猿ケ馬場や焼岳の下りの林の中では特にひどい目にあった。猿ケ馬場は白川郷の裏手の山。春スキーでは人気の山です。滑った後は温泉へ。ここではショートスキーを持参したが、穴ぼこにつつ込んで片方の板が壊れた。幸いなことに足のほうは無事。何とか片方の板で下山した。
焼岳の帰りでは、板を外して下山中にやはり穴ぼこにはまった。急な斜面だったので板を担いだまま頭を下にして仰向けに倒れ、足が抜けなくなったことがあった。身動きもできず大変困った。何とかザックを外したが片足一本で急斜面に逆づりになった状態です。近くに誰もいないし、足は痛い。どうなるのだろうと悶えていたら、急に足が抜け少しだけ滑り落ちて止まった。この時だけは、もうだめかと思った。
ゲレンデでの春スキーならともかく、本格的な山スキーは危険がいっぱい。まあ、それだから面白いのだけれども・・・・。