山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

吾妻山 秋 

2022年10月23日 | ちょっとそこまで

 10月20日(金)

 爽やかに晴れた日、久しぶりの吾妻山。例年、奥出雲の吾妻山には積雪期にスキー登山をすることにしているが、今回は秋の七草を探しながらのんびりとした山行。

 奥出雲(布施)には、勤務で数年通ったことがあるので、久しぶりに早朝に出かけるのは懐かしい。松江~忌部~大東~布施~三成と過ぎ、鬼の舌震いは横に見て~大馬木~大峠。島根県側からの登山は、ここから始まるが、今日は広島県側に回り込み広島県民の森の駐車場着。

 秋の登山シーズンなのに国民宿舎は閉鎖。キャンプ場も使用禁止と張り紙がある。最近はファミリーキャンプブームらしいが、ここはそんな気配もない。車が数台停まっているのみで少し期待外れでもあった。車をキャンプ場のほうに回してこちらの駐車場に停める。靴を履き替えてスタートする。足元にはドングリが無数に転がっていて、歩くと踏み潰すのでガリガリと音を立てる。

 広島県側からの吾妻山は、宿舎の裏側から登るのが一般的で、道もよく整備されている。景色もいい。しかし、今日は、キャンプ場から少し島根県側につうじる道をたどり、南の原の尾根沿いの登山道から。

               ドングリの実                        登山道

                             

               リンドウ                           野 菊

                         

              アキノキリンソウ                      ナデシコ

                          

                         頂上にて 大山は雲に隠れて・・・。

                        

                         女性が二人早めの昼食でした    

                    

                       広島県側からの登山道 宿舎が見える

                 

                   しばし岩に腰かけて物思いにふける。 正面に比婆山。

                 

              若い頃、一緒に登った友のことをあれこれと思い返す。そんな秋の1日でした。

 ちなみに、秋の7草は

  萩、尾花(ススキ)、オミナエシ(女郎花)、ナデシコ、クズ、リンドウにフジバカマ。リンドウの代わりに朝顔が入ることもあるようですが現在ではリンドウが定説だそうです。フジバカマはあまり見かけなくなりましたが、苗ものが時々店で販売されているのを見かけます。

 そういえば、七草といっても萩、尾花、クズは生命力が強いようです。特にクズの強さは抜群のようで、国外の砂漠地帯で植えつけられているようです。

 山陰では、紅葉のシーズンにはまだまだ早い。や肺、霜が降りる頃にならないとだめでしょう。そのころは、酒もうまくなる。

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大山1周 その3(まとめ)

2022年10月10日 | 最近の大山

 大山1周のまとめです。 まず、登山用キャリーザックとキャリーの説明   

                         

            左が登山用キャリーザックで重さ3㎏。右が一般に使用するキャリーで重さ2,8㎏。

                             たたんだ状態のキャリー

                             

 まずキャリーの説明。キャリーは大体量販店ならどこでも扱っています。登山ではアプローチに便利。例えば、上高地から穂高(奥穂でも、槍でも、または蝶ケ岳等)などに行く場合、キャリーに登山ザックを乗せて引っ張ります。あまりごつごつした道はだめですが、平坦なら登りでも下りでもOK。

 横尾に着いたら、山小屋に預かってもらうか、どこかの茂みに隠しておいて、そこからザックを担げば体力的にすごく楽です。上高地から横尾まで3時間はかかるからキャリーを引っ張りながらぶらぶらいけばいい。横尾をベースにあちこち登る計画なら、キャンプ場にツェルトを張っておき、余分な荷物はそこに置いておく。キャリーに15キロくらいを運び、後10キロくらいは担いでいけば、25キロが運べる。体力のないものにはこの方法がいい。この度の大山1周では、妹尾さんがこのキャリーを使いました。ただし、2日目の途中からは荷物が軽くなったこともあり、ザックにキャリーを縛り付けて歩かれました。臨機応変といったところです。

                これが、自分の引っ張った(担いだ)登山用ザックキャリー。

                    

 この写真は、引っ張るときの様子です。コロが少し小さいのが難点ですが、平坦地なら問題はありません。最初の写真にある状態は、担ぐときのものです。ただし、引手はボタンを押せば押し込めます。詰め方にもよりますが、かなりの量の荷物を入れることができます。引っ張れる道では登りも下りも引っ張りで歩きます。とにかく楽なのです。下りは特に力はいらない。

 次は、テント。

 最近、軽くて防水もOKのテントが出ています。これは、主に山岳トレランに挑む人たちが使用するようです。この度持参した品は、3人用で重さが750ℊぐらい。テントの中には全く飾りは何もなくて、空気の出入り口が上部と反対側下部にあるだけ。したがって、ランプなどぶら下げることはできない。

 かなり密閉状態になるようで、酸欠等には注意が必要です。地蔵峠の東屋の屋根の下に張りました。夜半雨が少しばかり降ったようですが、昨日のような寒さは全く感じられなくて安眠。セットが簡単で早く組み立てられていいです。

 水と食料について。

この1周コースには、店はありません。ただし、自販機はおいてあります。三本杉の手前で休憩した折、ジュースを飲んだ。水は、ザックに十分入れておいたので買う必要はなし。

 今回は食事は簡素でした。煮たり焼いたりはなしで、お湯を沸かすだけ。自分は、塩結びを4個持ってきて昼も夜も朝もこれですましました。ラーメンは1個を半分にして2度に分けて食べました。アルコールは少々、つまみはピーナツ。疲れているので、寝つきは抜群でした。

 贅沢なしでの旅も楽しいものです。これだけは、体験しないとわからないでしょう。高級ホテルに泊まるのは、たまにはいいけど・・・。 

                  「 起きて半畳、寝て1畳、天下とっても2合半 」

 「最低のものさえあれば生きていける。それで十分。」 なかなかいい言葉でしょう?

 最後は、体力のこと。

 年々体力的にきつくなる。まあ、これはしょうのないこと。問題は、日ごろからの精進でしょうか?それと、年齢・体力に合わせた山行をすること。今まで大山1周は1泊2日で終えていたが、なかなかきつくなってきた。来年は、2泊3日でもいいかも。

                                                  (大山1周はこれで終わり) 

 

 

 

      

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