山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(まとめ)

2020年01月23日 | ぶらり

四国八十八ヶ所札所巡りは無事終わった。もしこのブログを見て四国八十八ヶ所札所巡りを思い立たれた人のために気がついたことを以下に記します。

 自分は、日本三〇〇名山はすでに終了しているし、今までの山歩きの経験等があるので今回のドライブ(四国八十八ヶ所札所巡り)はさほど苦労はなかったが、そういう経験のない人にはプレッシャーがあることだと思う。

 今思うことは、次のようなことです。

1 四国八十八ヶ所札所巡りのルール。・・・これは大事なことではありますがあまり神経質になることは無いと思う。

2 ガイドブックにあるいろいろな作法を私は知らずに巡った。半分は、観光客気分だったので、気楽に歩いたが、そんな人が多い。信心深い人は、それなりの作法に従っておられたように思う。お布施をして、般若心経を称えるなど・・。

3 今の四国八十八ヶ所札所巡りは、旅行会社が各種ツアーを組んでいます。これをri利用する人が多い。

4 本来なら歩き遍路がいいのだが、金(宿泊費)もかかるし、体力もいる。個人的には、今度は、テント持参で行こうかと思っている。担ぐのがきつい人は、旅行用キャリアーに荷物を分けてのせ引っ張って歩けばいい。山の店に行けば頑丈なキャリアーがある。防水もしてある。(アウトドアー菊真で見かけた)

・ 自分は、上高地から横尾までこうのようにして荷物を運ぶことがある。

・ 自転車でまわるのもいい。野宿覚悟なら、格好楽しいと思う。こんなお遍路さんもよく見かけた。

5 納経所で印と墨書をもらっておくこと。冊子と軸の二種類がある。どの寺も値段はおなじ。冊子300円、軸500円。八十八ヶ所めぐりだといくらだ?。

6 軸(冊子も)は、すべて終われば一生の宝物になる。我が家の床の間に飾れる。軸に印と墨書をもらって歩くアルバイトがあるそうです。学生さんに多いと聞きました。

7 山歩きのノウハウがあれば、お遍路はできる。お遍路(または、それに類するもの)は、四国八十八ヶ所札所巡りだけでなく、日本各地あちこちにある。北海道にもあるそうです。

8 宗派が違っていても四国八十八ヶ所札所巡りをする人もいるかもしれない。弘法大師は、真言宗。所構わず南無阿弥陀仏を称える人がいるが、南無阿弥陀仏は浄土宗、浄土真宗です。真言宗の本尊は大日如来だが、真言宗の各お寺の本尊はそれぞれ異なることが多い。例えば、聖観音菩薩、地蔵菩薩、薬師如来、阿弥陀如来等々各種有り、それぞれに異なる真言がある。

9 どのお寺にも弘法大師を祀る太師堂が有り、ここでは「南無大師遍照金剛」と称える。

10 線香やローソクをともすとお金がいる。賽銭もおなじだがこのあたりは割り切ればいい。

                     

 

 

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その10)

2020年01月23日 | ぶらり

 令和元年12月31日に我が家を立って早8日目。一番寺の霊山寺に着いたときは、何が何だかわからずにただナビにまかせて巡っていた。正月も迎えはしたが、新しい年を迎えたという気は全然しなかった。道の駅日和佐が正月の夜。今年は、テントの中でなく車の中で迎えることとなった。(昨年は上高地)

     23番 薬王寺 そういえば人出が多かったのは、正月だったからだろう。

             

      今日はいよいよ最後の仕上げの日だ。昨日から少し天気は下り坂。

1月7日

 76番金倉寺 8時25分 77番道隆寺 8時45分 78番郷照寺 9時25分

 79番天皇寺 9時55分 80番国分寺 10時20分 81番白峰寺 11時20分

 82番根香寺 12時 83番一宮寺 13時5分 84番屋島寺 14時5分

 85番八栗寺 15時25分 86番志度寺 16時35分 87番長尾寺 17時

 88番大窪寺 18時頃(?)

                81番 白峯寺

         

 崇徳院は、保元の乱(1156年)に破れ、四国に流されてその後崩御。白峯寺に廟所が有る。西行法師は、ここを訪れて、院の霊に会うという話を何かで読んだ記憶がある。

 82番根香寺 万体観音堂の観音様(3万体だ)全国各地の信者に呼びかけて作ったものらしい。県別に分けて並べてある。

         

                 根香寺 弘法

         

 弘法とは、弘法大師空海を祀る建物・堂。

        84番屋島寺 団体さんが熱心に拝んでいた              

        

 源平の戦いで有名な八島が眼下に見渡せる。瀬戸内も多くの歴史を孕んでいる。のんびりと島巡りもいいかもしれない。いつか、テントを担いで瀬戸内の島々を回ってみたいな。

             般若心経が刻んである

        

 お遍路さんが寺めぐりで称えるお経は、どうも般若心経らしい。覚えている人もいるし、経帳を見ている人もいる。

             88番結願の寺大窪寺です

        

 大窪寺へは、7日の夕刻暗くなってから着いたので、翌日明るくなってから再度訪れた。写真は、8日の朝撮ったものです。

 7日は、道の駅ながおで泊まり、翌8日再度大窪寺に参る。7日の夜、車で寝ていたら妙な音にびっくり。雨が降ってきたのはわかっていたが、その音がすさまじかった。バラバラとかポトポトではなくて、ベタベタといった感じ。何か大きなかたまりがボタボタ落ちてくるような異様な音がした。

 

 

 

     

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その9)

2020年01月21日 | ぶらり

 

1月6日

 そろそろ帰りのことが気になりだした。とにかく九日までには我が家にかえらなけらばならない事情があるからだが、あと三日でなんとかなるだろうと思うが、少し心配。まあ、松江には夜になってもかまわない。そうすれば、九日の午前中がある。

 61番香園寺 8時30分 62番宝寿寺 8時45分 63番吉祥寺 8時55分

 64番前神寺 9時25分 65番三角寺 10時45分 

 66番雲辺寺 12時50分・・・香川県に入る

 67番大興寺 13時20分 68・69番神恵寺・観音寺 (?時)

 70番本山寺 14時45分 71番弥谷寺 15時45分 72番曼荼羅寺 16時10分

 73番出釈迦寺 16時30分 74番甲山寺 16時45分 75善通寺 17時15分

香川県は涅槃の道場。多くのお寺が平地にあり、他県に比べるとまとまっている。それだから、予想した以上に多くの寺が巡れた。これで計画通り終えられそうです。

                        61番 香園寺 外観からはお寺のイメージがわかない

                            

          しかし、内部は素晴らしく整備されていて厳か

         

           おなじお寺でも色々です 64番 前神寺

         

                 65番 三角寺

         

        多くの寺では、大師とひもでつながるようになっている

         

     66番 雲辺寺 歩けば大変だろうが、歩き遍路の人は歩くのだろうか。

         

              五〇〇羅漢は圧巻です

         

          涅槃に入られたお釈迦様 数珠があります。

          

              歩き遍路の方を見かけました

            

         今日の最後は、75番善通寺 大変大きなお寺です。

         

 この日は、道の駅「ふれあいパークみの」で温泉に入る。6日目が終わる。

 

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その8)

2020年01月19日 | ぶらり

1月5日

 昨日最後のお寺を巡った後、道の駅を探すが近くにはない。仕方なく少しとおいが道の駅小松オアシスまで行く。松山高速道路石鎚SAに接している変わった道の駅だ。ここで、温泉に入りさっぱりする。やはり気持ちいい。夜は車の中だが、広々とした駐車場でゆっくり休めた。

 よく5日、ここからしばらく引き返して、49番浄土寺へ。この寺は、空也上人とも関係が深い。次の50番繁多寺は一遍上人と関係がある。四国八十八ヶ所は、現在ではすべて真言宗で弘法大師だが、過去いろいろと変遷があったようです。

 49番浄土寺 9時45分 50番繁多寺 10時10分 51番石手寺 10時55分

 52番太山寺 12時10分 53番圓明寺 12時35分 54番延命寺 13時40分

 55番南光坊 14時15分 56番泰山寺14時35分 57番栄福寺 15時

 58番仙遊寺 15時15分 59番国分寺 15時40分 60番横峰寺 17時25分

                          門松は、地方によって違う      

                              

                  次のお寺はどこだ

            

   51番石手寺 ここのお寺は人出が多かった。写真は、お遍路さんの道しるべ。

             

                   南無大師遍照金剛

             

             お寺によって、弘法大師をまつる規模が違う。

            

                    52番 太山寺

            

                60番 横峰寺(山奥の寺です)

            

 60番横峰寺

 このお寺へ行くのは気をつかった。夕刻でもあったが、細い山道を進むと、途中で料金所があったが人はいない。道路入り口に通行禁止の表示がありちょっと迷った。その説明を見るに、気温低下の折にはスリップの危険があるということです。しかし、今は温暖化で雪もなければ霜も降りていない。

 それで前に進むことにしました。どんどん進んで行くと、また進入禁止の表示があるが、よく見ると車の進入した様子があり、かまわず進む。こんなことは、かって山で何度か経験したこともある。そのうち、下山車あり。結局、自分とおなじ判断で進入した人が何人かいたということです。

              遅くなって駐車場に着く。

         

 この後、すこし慌てた。目指す寺への道がわからずに迷った。途中の表示を見逃したせいです。変な山道をどんどん歩き、やはりおかしいと思って下界を見るに、これは間違いだと確信する。すぐに引き返して駐車場の案内を見る。

 目指す横峰寺は、この駐車場からしばらく下ったところにありました。夕暮れ時なので、お参りだけをして静かに引き返しました。暗くならないうちに車まで引き返せるか心配でしたが・・・。

 車まに帰り早々に下山。山道は慎重に下る。もう誰も登ってくる気配はないから、狭い道でも安心して運転できる。下界に降りてから今夜の宿を前日とおなじ小松オアシスと決める。横峰寺から近いのが何よりでした。

 

                    

                                              

 

 

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四国八十八か所札所巡り マイカーで8泊9日(その7)

2020年01月18日 | ぶらり

1月4日

 高知県最後の札所は、延光寺。本尊は薬師如来。水不足に悩む村民のため、大師が錫杖で地面を突くと清水が湧き出たという。この清水は、眼病にもいいとされている。

        

      延光寺の亀 寺の梵鐘は亀が竜宮城から持ち帰ったという

        

     

 第39番 延光寺8時30分 第40番 観自在寺9時15分 第41番 龍光寺11時40分 第42番 仏木寺12時10分 第43番 明石寺12時50分 第44番 大宝寺14時50 分  第45番 岩屋寺15時55分 第46番 浄瑠璃寺16時45分 第47番 八坂寺(?時) 第48番 西林寺 17時40分

          

    一日一日を大切に生きなさいということか? 無常観(仏教の根本)

 第40番からは、愛媛県だ。徳島県で願いを立て、高知県で修行に励み、愛媛県で菩提を弔い、香川県で涅槃に入るというお遍路のストーリィだ。

                                      45番岩屋寺 名前の通りです。

                                   

            膨大な菩薩群 カメラに収めきれない

           

                 山頭火の句碑

          

            四国の寺院には、山頭火の句碑が多い。

        「 朝まいりは わたくし一人の 銀杏ふりしく 」

 

                48番 西林寺

           

         今日も朝から晩までお寺巡り。早くも夕暮れ迫る。

           後50寺となった。今夜のねぐらは・・          

          

 

      

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その6)

2020年01月18日 | ぶらり

1月3日

昨夜道の駅夜須で車中泊。翌朝散歩がてらに歩いてびっくり。素晴らしいの一言に尽きる。

  海岸沿いに板の歩道が整備してある。どこまでも続いていてつい歩きたくなりそうだ。

          

 この日の車遍路は、32番禅師峰寺から。

             本尊は、11面観世音菩薩

          真言は、おんまか きゃろにきゃ そわか

           

 33番雪蹊寺9時55分 34番種間寺10時40分 35番清瀧寺11時35分

 36番青龍寺12時20分 37番岩本寺13時50分 38番金剛福寺17時15分

 高知県は、寺の感覚が長くて移動するのに時間はかかる。修行の道場とも言われる。

 ちなみに、徳島県は発心の道場だ。

         

                青龍寺の石段

         

 青龍寺には、恵果堂あり。恵果とは、空海が中国に渡った時の師匠。彼から、中国仏教(真言密教)のすべてを伝授されて、真言密教第八祖となり10年予定の留学を2年で終える。

 こうなれば、空海の名は中国全土に知れ渡り、皇帝からも尊崇されるまでになる。

           

                     帰朝後の彼の地位は、確立されたことになる。

 今でいえば、ノーベル賞ものだろう。

 この日の最後は、足摺岬にある金剛福寺。日も傾きかけていた。

 足摺岬は、四国でも人気のスポットらしく、観光客も多い。それで、この日は少し手前で車の進入は禁止。シャトルバスが出ていたが歩くことにした。20分も歩いただろうか?すぐに金剛福寺につく。

             太師堂の弘法様とひもでつながる

          

              たくさんの仏様が置かれていた    

           

         足摺岬 太平洋の荒波さかまく時に来たいものです

             

 今日も日暮れまでに道の駅にはつかなかった。近くの道の駅は大月というところ。途中で買い物をしていたら日も落ち、暗い道路を急ぐ。時折海が見える。

 そして現れたのが、イルミネーションの海。あきれ返るほどのイルミネーションが点灯していた。

         これはそのほんの一部 とにかく圧倒的なスケールでした。

           

明日は、愛媛県に入る。愛媛県は菩提の道場といわれる。

                   

   

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その5)

2020年01月17日 | ぶらり

1月2日

        駐車場前の道路にあった看板 刺身食べ放題が面白い

          

 いよいよ今日は、高知県に入る。とりあえず室戸岬にある最御崎寺(ほつみさき)だ。

 24番最御崎寺10時25分 25津照寺(しんしょうじ)11時5分

 26番金剛頂寺11時50分 27番神峰寺13時55分 28番大日寺15時15分

 29番国分寺16時 30番善楽寺16時30分 31番竹林寺17時10分

 四国が太平洋側に面している岬は、室戸岬と足摺岬だがどちらにも灯台がある。しかし、そのロケーションは、地図で見るほどでもない。地図で見ると、何か壮大なスケールを感じさせるが、我が島根県の美保関灯台や日御碕灯台の方が遙かに迫力がある。

             岬の先端にある最御崎寺

        

 

         

 今日のコースは、全体的に海岸を走る。車での移動でも長く感ずるが、このコースの遍路は思っただけでもゾッとする。それでも、遍路姿で歩いている巡礼を見る。もともと、遍路は「辺路 へじ」からきた言葉らしい。修行僧は、山路ばかりではなく海辺も巡っていたからだ。

        

 第25番津照寺は、楫取地蔵が本尊。漁民の信仰をあつめていると言われる。

 第27番 神峰寺 空海の異性観の変化が記してあった。

                    

 27番神峰寺へは、狭い山道を行くことになる。たいこうしゃにであわなければ・・・とビクビクした。

 終点に食堂があり、ここでうどんを食べた。変わっていたのは、うどんの中に魚肉はもちろん、野菜など入っていなくて、各種の根菜類が少し厚めに切って、のっていた。珍しいやり方だが、なんだか体によさそうでありがたくちょうだいしました。

 28番大日寺 29番国分寺は、四国八十八ヶ所札所巡りの中で同名の寺が出てくるのはしょうがない。

 第31番竹林寺は、山上にあり、名前に反して派手なかんじがするお寺。近くの牧野植物園と駐車場が重なっていて、多くの人と車で竹林寺の山門がどこかわからなかった。

 山を下りてから、今日の宿泊場所を探す。道の駅は、しばらく引き返さないとない。この日は、道の駅「夜須」で。

        

 

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その4)

2020年01月17日 | ぶらり

 

1月1日、今日も天気はいい。

 まずは近くにある十三番大日寺から始める

 十四番常楽寺 9時30分 十五番国分寺 9時45分 16番観音寺10時05分

 17番井戸寺 10時40 18番 恩山寺 12時 19番 立江寺 12時35分

 20番 鶴林寺 12時30分 21番 太龍寺 16時 22番 平等寺 12時25分

 23番 薬王寺 17時20分 道の駅日和佐泊

          大日寺は、神社と道路を挟んで向かい合わせ

         

                           神仏混交の頃の面影が色濃い。

         観音寺 女性のお遍路さんが熱心に祈っておられた

         

  女性一人のお遍路などは、さぞ大変だろう。よほどの理由がない限り出かけまいに。

                鶴林寺の地蔵菩薩

         

             太龍寺へは、ロープウエイで。

         

 太龍寺は、西の高野山といわれるだけあって大変立派な寺です。敷地も広く、観光客も圧倒的に多い。すぐ近くの崖に、弘法大師の座像がある。この地は、大師修行の地とされている。

 薬王寺には夕刻到着。多くの参拝者でごった返していた。厄除けのお寺は子に時期どこも繁盛している。

           

              厄除け薬師如来座像

              

 薬師如来の真言は

          おんころころ せんだり まとうぎ そわか

この日は、すぐ近くの道の駅「日和佐」泊。明日は高知に入る。

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四国八十八ヶ所札所めぐり マイカーで八泊九日(その3)

2020年01月16日 | ぶらり

1月1日  

車での移動はすべてナビまかせ。目的地のお寺の電話番号を入れてオン。あとは案内に任せればいいので大助かりだ。一応、八十八ヶ所札所めぐりの案内書は図書館で借りてきているので、寺に関する知識はそのテキストを頼りにして歩く。

 最近、本は買うより図書館で借りることにしている。その方がお金はいらないし、家の中がかたずきやすくていいです。

                     5番 地蔵寺       

                

   五番地蔵寺 11時48分 六番安楽寺 12時12分 七番十楽寺 12時30分

   八番熊谷寺 13時 九番法輪寺 13時25分 十番切幡寺 14時30分

   十一番藤井寺 15時15分 十二番焼山寺 16時30分

             

この日は、12寺を巡る。最後の焼山寺は山の上にありくねくね道に車を走らす。夕暮れ間近で人の姿はない。いやに広い駐車場に着いた。1台車が停めてある。駐車場から本堂までしばらく歩くことになる。道々様々な仏様の像が建っているのが面白い。

 本堂の本尊虚空蔵菩薩に挨拶をして、太子堂で南無大師遍照金剛を称える。

 虚空蔵菩薩の真言は

   のうぼうあきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか

 虚空蔵菩薩の真言と、弘法大師との関わりには面白い伝説がある。

 空海が官制の坊さん養成所を中退して修行に励んでいた頃、ある一人の沙弥から不思議な教えを聞く。それは、この真言を一日百万遍、百日間続ければ計り知れない能力が身につくというものです。確かに、空海の能力は神がかり的なものがあるようですが、これは先天的なもので、幼少時からずば抜けていたといわれてます。そういうことから、こんな伝説が生まれたのではないかと思います。

 焼山寺を降りてしばらくすると、運のいいことに道の駅があり、近くに温泉もあった。

 大晦日にもかかわらず、混雑していたが、とりあえず汗を流し、着替えを済ませて車の中で夕食を済ませる。

       明ければ元日だ。天気はよくて夜は星がきれいだった。

         

   

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四国八十八ヶ所札所巡り マイカーで八泊九日(その2)

2020年01月15日 | ぶらり

令和元年12月31日

 第一番札所 霊山寺に着く。徳島県には八十八ヶ所札所の内二十三ヶ寺がある。

 その一番目のお寺が、霊山寺です。境内の入り口に駐車場があり、そこに車を入れる。お寺に入るのは初めてのことではないけど、八十八ヶ所札所めぐりの第一番目ということもあり少し戸惑う。

 というのは、このお寺巡りのルール的なことをに関してだが、そこは割り切った。一番気になったことは、納経所で朱印と墨書をいただき、300円を支払うことが必要かどうかです。賽銭を投げ入れるのは勝手だが、納経帳を買って印をもらうことが八十八ヶ所札所めぐりの最低限の常識なのであればそうしなければいけないだろうなとうすうす感じていたからですが・・・。

 しかし、あまり信心のない自分だから、「お参りだけすれば十分」であり、後は写真を撮ることで終えることにしました。それで弘法大師の機嫌が悪くなることはあり得ないはずです。お寺さんはあまりいい気はしないかもしれないけど。

 第一番 霊山寺10時 第二番 極楽寺10時40分 第三番金泉寺11時10分

 第四番大日寺 11時25分 

         

 大日寺の本尊は、大日如来。弘法大師が刻んだとされる。真言宗では、最高の仏とされる。

真言は(おん あびらうんけん ばざら だとばん)。真言とは、その仏をたたえまつる言葉で、呪文のようなもの。ちなみに、弘法大師の真言は、南無大師遍照金剛だ。

 真言宗のお寺には、必ず、本尊以外に太子堂があり、そこに弘法大師がまつられています。

            これらのお寺は近いので順調に進む。

 だだし、この頃体調がわるくなっていた。いわゆる糞づまりで便が出ない苦しさがついて回る。12月は、蕎麦打ちの関係上、蕎麦を食べる機会が多く、どうも蕎麦は消化に悪いらしい。

 便意はあるが出ないのは本当につらい。しかし、大変な努力の結果大日寺のトイレですっきりした。

 歩き遍路を入れると、くたびれるし苦労も多いが結果的に体にいいらしい。糖尿病が治ったとか、肺病が治ったとか、体重も10キロへったとか聞きます。

 完全な歩き遍路は理想だが、バス等を利用するのもいいかもしれない。

 

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