10月20日(木) 晴れ 和賀山
秋真っ盛りの焼石岳を終えた後、北上して和賀山に向かう。国道105号線の道の駅「なかせん」(0187-56-4515)泊。この地はドンパン節の発祥地だそうな。翌早朝、真木渓谷を詰める。案内板を見て方向を確認していたら車が一台入っていった。やはり、和賀山を目指すのだろう。
最奥の駐車場で先ほどの車を見つける。朝早くからご苦労さん。自分は、とりあえず朝食を摂る。若い頃と違って、朝食を摂らないときつい。最近では、リポビタンDなどの類も飲むようになったが、案外効くような気がしている。朝早くて食欲がないときは、バナナやゆで卵等は食べやすい。準備を終えてスタートしたら、先ほどの車の主が引き返してきた。登山口が分からないという。一緒に歩いてみたら、登山口の大分手前でウロウロしたらしい。原因は、ナビの頼りすぎ。もう5分ほど進んで登山口に着く。
登山口にある甘露水
今日も晴天、ゆっくり登ることにする。林の中を歩くこと3時間ほどで薬師岳のピークに着いた。先ほどの男性に追いつきそうなのでここでしばらく休憩。稜線を目でたどると和賀山の頂上は近い。
しばらくしたら、夫婦連れがやって来た。しばらく話していたら島根県へも行ったことがあり、浜田市付近の「・・・神社」に参拝したから自分たちは健脚だと言う。その神社には、足が丈夫なる神様が祀ってあるそうです。確かに二人とも元気そう。さっさと先を越されてしまいました。
縦走路は、途中が藪になっていて幾分歩きにくい。
頂上です
遙かに鳥海山が 早池峰も見えました
この日も眺望に恵まれて、鳥海山、早池峰、栗駒山、月山、秋田駒ヶ岳などが見えました。 薬師岳まで帰って休んでいたら、またまた健脚のご夫婦に追いつかれそうになったので本気で歩くことにしたら先にスタートしていた男性にも追いつきました。
7時20分に駐車場をスタートし、9時40分薬師岳。11時30分頂上。下山が14時30分。
この後、またまた南下して道の駅「おがち」(0183-52-5500)まで。雄勝は世界3代美人の一人である小野小町生誕の地とされています。小野小町の叔父に当たる人で、小野篁は島根県隠岐に流されています。隠岐道前に彼を祀る神社があったはずです。その神社の宮司が、最近何とかという歌うたいと結婚し、ちょっと騒がれました。しかし、すぐに離婚(逃げられたか?)したようですが・・・。
10月21日(金) 曇り 神室山
今日も道の駅から出勤です。国道13号線の金山町から地方道73号線に入り、神室ダムを目指す。ダムを回り込んだ所に駐車場と登山口が。
もう少し奥まで入れました。 ヤマボウシの実がびっしりと。
頂上小屋が見えて来ました
神室山頂上 ここでも鳥海山が見えます
駐車場を7時20分、合流点10時15分。頂上が10時40分です。下山は13時40分。天気は下り坂。
東北の山もいよいよ後半戦となる。明日予定している船形山(御所山)に近い温泉をさがすと天童温泉がある。天童市は、サクランボと将棋の駒で有名。ナビに導かれて天童へ。ところが、天童市の天童温泉は、ハイクラスの温泉宿ばかり。やっと日帰り入浴の出来るホテルを見つけて入ると・・・。入浴料が1,500円。日本全国探してもこんなに高い入浴料をとるところはない。それでも我慢して入る。今までの温泉宿と違うのは、料金だけではなかった。まず、ロッカー室に入り、浴衣に着替えなければいけない。多分、宿泊客への配慮だろう。宿泊客にとってみれば、外からふらっと入ってきた汚い服装の客と一緒になるのはいやだから。それで、サッサと汗を流して出る。それにしても、カウンターの女性はみんな美人ぞろいだったな~。
道の駅「天童温泉」(023-651-2002)は、足湯だけ。こんな名前をつけるなと言いたいが・・・。翌22日(土)は天気は良くない。船形山登山は明日に延ばす。此の近くに最上川が流れていて、いくつかの名所がある。かって、松尾芭蕉も乗ったであろう川船もまだある。最上川3難所下りの一つ、碁点のすぐ裏に碁点温泉有り。ここで暇をつぶす。入浴料200円だった。天童温泉とは大違いだ。この日は、道の駅「河北」に泊まる。
10月23日(日) 曇り 船形山(御所山)
天気はパッとしないが、船形山に向かう。昨日、登山口まで行ったので今日は気分的に楽。登山口の駐車場に早くも車が。どうもキノコ採りらしい。
船形山へは、黒伏山の前を通る。東北一の岩壁を持つ。
船形山全景
今日もなぜか7時20分にスタートとなる。雨の心配をしながらひたすら登る。この頃、体が慣れたせいか歩くのがそう苦にならなくなった。ドリンクのせいかもしれない?尾根に出たらやはり風が強い。ガスも出て、すぐ側にある頂上標識が見えず引き返したりする。
頂上小屋 立派なストーブが
ガスの中で写真を撮り、小屋に入ろうとして戸を開けたが中は真っ暗。外に出て窓から中をうかがうと人がいた。もう一度中に入ると、何と二重のドアだった。単独の男性が休んでいたが、どうも反対側の登山口から来たそうで、朝5時30分に出発したとのこと。暫しお話をして別れる。下山途中、数名の登山者に出会うが、天気は下り坂。駐車場に帰り着くと同時に雨が降る。
7時20分、駐車場発で9時50分頂上。 12時30分下山。 船形山は御所山とも呼ばれる。
天気は思わしくない。明日は泉ヶ岳だがどうだろう。乳頭山のようなら困る。夕刻、泉ヶ岳駐車場に着く。案内を見る限りではたいした山でない。スキー場があるので何かと整備されている。この日も、スキー場の整備工事だろうか、ダンプの出入りが激しい。
10月24日(月) 小雨 泉ヶ岳
少年自然の家の横から水神コースを登る。一番楽なコースだそうだ。 雨模様でも風がないからいい。紅葉の中、しっとりして趣がある。すぐに道が分かれ、川沿いに行くコースと山手に入るコースとなる。案内がないので困ったが、山手のコースに入ることにした。これで正解。川手のコースを行けばどうなるのだろう?。間もなく水神碑に出た。どんないわれがあるのか説明がなかったので分からない。
とかくするうちに頂上につきました。
何も見えません。カモシカコースを下る。途中、やっと登山者に出会う。麓付近で、これから登ろうとする小学生の一団と出会い次々に朝の挨拶を交わす。
7時スタートで頂上が8時50分。10時20分下山。
少し湿っぽくなったので、近くの温泉へ直行。体を温めてからビールを飲み昼食を摂る。今日は、あまり運動したような気分にならない。なんだか、朝から酒を飲んでいる感じ。適当なところで出ようとしたら、飲酒運転になるから運転はダメですと従業員から指導を受ける。しょうがないのでもう1時間水を飲んだりして酔いを覚ます。今日は、東北自動車道を南下して、国見SAで泊まることにする。明日は、一切経山へ。
10月25日(火) 曇り 一切経山
東北自動車道から福島吾妻裏磐梯線を経て磐梯吾妻スカイラインへ。時折陽が差して、紅葉が映える。雲海も素晴らしかった。
一切経山は、火山性の山です。噴気があり登山道は一部制限。
浄土平ビジターセンター裏の登山者用駐車場からスタート。やはり天気は良くない。 反対側の吾妻小富士は見えるのだが、肝心な一切経山は見えない。
中央左にビジターセンター。吾妻小富士は、ぐるりと回れるようです。
火星の表面のようです。ガスが出ると迷う。 頂上は何も見えない
真っ赤にいろづいていました。何という植物でしょう?
ガイドブックによれば、「吾妻連峰の山並み、磐梯山や飯豊連峰、朝日連峰など、周囲の眺めは素晴らしい。北面をのぞくと絶妙な色合いの五色沼が見える」とある。山は、やはり天気である。
9時駐車場をスタートして、11時に下山。
明日の大滝根山で、今回の名山巡りも終わる。本当は、あと三座残る。佐渡の金北山、浅草山、御神楽岳だが来年に持ち越すことにした。大滝根山は、阿武隈山地の最高峰。福島県の山で原発に近い。昨日の午後あたりから天気も良くなってきた。登山口の確認のため、ガイドブックにあるあぶくま高原ホテル前まで行ってみた。ガイドには、温泉とキャンプ場があることになっている。ところが、着いてびっくり。ホテルは荒れ放題。駐車場は草茫茫。大きな石垣が地震のせいか道路に崩れ落ちて惨憺たる状況だった。第三セクターかなんかのなれの果てか?近づくきにもならない。登山口と思われる道のすぐ横丁に、これも無人の教会がひっそりと建っていた。後で聞いたことなのだが、ここで結婚式が行われていたらしい。今は、ドラキュラの屋敷のようで凄みがある。 こんな場所で夜を過ごすのはいやなので、移動する。近くに、星の村「ふれあい館」(0247-78-3100)があり、温泉もある。ここで、登山情報を得る。
10月26日(水) 晴れ 大滝根山
昨日教えてもらった登山口から登る(すぐ前に駐車場有り)。 杉林から広葉樹林へと変わり、展望が開ける。
頂上間近の展望台。 頂上には自衛隊のレーダーが。
風もない穏やかな日和でした。 7時30分スタート、8時30分ブナ平。8時50分頂上、9時57分下山。
これで今年の名山巡りはほぼ終わった。11月、12月は天気の具合を見て登れそうなら登ろうと思う。そろそろ、スキーの手入れだが、今年の雪の量はどうだろうか。来年度は、残雪期の山々から始めることになる。