山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

蝶ヶ岳(その3)

2018年10月31日 | ぶらり

 天気予報では、21日からはしばらく晴天が続くとあったので、本当は蝶ヶ岳への登山は、1日延ばしたかったのだが、結局20日に登る事になった。しかし、天気の良いアルプスは明るくて隅から隅までよく見渡せるから良いような気もするが、写真写にはどうだろうか。

 少し雲がかかるとか、光が微妙に変化しているとかの自然の変化が加わった方がおもしろい様な気がする。

 朝、寒さをこらえて外に出てみると多くの人が日の出を見ようと蝶の頂上に集まっている。皆若い人達だ。70を過ぎた様な年寄りは見かけなかった様に思う。

                     

                                         今日は良い日です

                         

                           

                                                         

                               穂高は朝日に染まる 右から北穂、涸沢岳、奥穂

                     

                    撤収がはじまる。暗い内からスタートして行ったグループもいくつかあった。

                   

 本来は、頂上で2泊するつもりだったが、カメラの電池が無くなり(寒さのせいか)いてもしょうがないので荷物をまとめ下山とする。

                      小屋の人が積もった雪を下ろしている。この小屋も11月4日で閉めるらしい。

                    

 下山は登りより楽なのだがボッカ訓練で痛めた左膝が痛くてスピードはガクンと落ちた。長堀山までは快調だった。しかし、ここから長い下りが始まる。足をかばいながら徳澤まで下る。天気は素晴らしく多くの登山者が行き交う中、徳澤に置いたテントを撤収し、キャリアーを引っ張りながら上高地まで帰る。小梨平キャンプ場は、満員状態でいいテン場はなかったが何とかテントを張り終える。

                                                                 (蝶ヶ岳その3)

 

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蝶ヶ岳(その2)

2018年10月30日 | ぶらり

 小屋から帰ると夕景が広がり、槍から奥穂高まで見渡せるようになっていた。皆さん、小屋から、テントから出てきて壮大なパノラマに心を奪われたかのよう。だれもカメラのシャッターを切っていた。

 プロカメラマンらしき人が、大きな三脚に大型カメラを据え付けてしきりに奥穂高を狙っている。他に、何故か自転車を引っぱり上げて持ち歩いている人もいる。

                                                  雪も止み天気は回復傾向 誰も出てきました。

                                    

                   カメラマン                               自転車マン

                           

                 奥穂高方面                                     槍から大キレット

             

                                        頂上にて

                  

                                       茜に染まる 前穂高

                   

 明日は天気は回復らしい。下界はまだまだ秋だが、山頂は完全に冬。夜寒くて寝つかれないので酒を温めて飲む。これで体は幾分温まった。テントの外をのぞいてみたら、月光は煌々と照っていた。静かな夜が更けていった。

                                                           (蝶ヶ岳 その2   10月20日)

                           

 

 

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蝶ヶ岳へ (その1)

2018年10月24日 | ぶらり

 いよいよ蝶ヶ岳を目指して出発する。 18日の午後に出発したので途中高速で車中泊。翌19日、平湯アカンダナ駐車場に車を入れる。

 右のザックは担ぐ。左はキャリアーに載せて引っ張る。アカンダナ駐車場は始発なのでバスの外にある荷物入れを利用出来る。

                   

 往復切符を買い、手ぶらで上高地まで。

 いよいよ本格的なスタートだ。ザックとキャリアーに荷物を分けているので背中に担ぐ重さはさほど感じないが、引っ張る方の腕は結構疲れる。明神で一休みして、徳澤に到着。幾分つかれた.

 ここにベースとなるテントを張る。食糧と酒は充分あるが、明日の天気が心配。この日も、午前中は快晴だったが午後雨となる。明日も似たような天気となる見込みらしい。明後日は、快晴が期待できるので登山のスタートをいつにするか迷う。明日か、明後日か?

 翌朝は、素晴らしい天気だったが午後の天気が心配なので1日延ばそうと思っていた。

               

 しかし、老夫婦が登り始めるのを見て急に変心し、7時30分動き出す。

                                登山口

                

 いよいよ、スタートだ。荷はそう重くは感じないのは今までの訓練のせいだろうか?樹林帯の中にジグザグな道が続く。道は尾根のやや右手につけられている。程よい加減のジグザグなので歩きやすい。部分的に木のハシゴ有り。道迷いがないようにロープも張ってある。良く整備されていて不安感はない。やがて、右手に徳本峠より大滝山へと続く尾根が見え出せば傾斜も落ちて来る。

                      こんな感じの道が続く。眺望はほとんどない。

                

                      中間点 蝶ヶ岳まで3km、徳澤まで3km。

               

 半分登れば先の見通しも着く。もうひとがんばりだ。

                   そして、ついに長堀山頂上。蝶まで後1,8km。

                

 じつは、すこし前から小雪がチラチラ。その内みぞれになってきたので雨具(冬用のウェアー)をだす。

 長掘山からは、小さなアップダウンはあるだけでその内ハイマツ帯に入ればもう頂上は近い。目の前に山小屋が現れてきた。蝶の頂上はすぐ横の道の上にあった。

 この時は、まだ雪は積もっていなかった。とりあえずテントをたてて中に入ろうとした頃から強く降り始めた。みぞれ混じりの雪が激しく降り出してみるみる積もる。小屋に水をもらいに行きたいのだがでる気にもならないのでテントの中でゴソゴソするしかない。

 飲料水が残っていたのでお湯を沸かし、ホットウイスキーで体を温める。2時間くらい経った頃に雪は止む。

               

 小屋に行き水をもらい(1リットル200円)日本酒買って飲む。ストーブ焚かれているので天国の様な気分だ。

                                                                (その1 終わり)

                                                     

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北アルプス 蝶ヶ岳へのボッカ訓練

2018年10月15日 | ぶらり

 夏の間は暑くて日中外へ出る気もしなかったから、体は鈍ってしまった。それを取り戻そうと最近ボッカ訓練を始めた。もちろん、近々登ろうとしている山への準備でもある。

 今回登ろうとしている山は、蝶ヶ岳。冬の蝶ヶ岳登山への下見的な意味もあるがとにかく体力が無いことにはどうしようもない。そこで、近場の山でトレーニングを始めた。初めは、15kgでスタートして、間もなく18kgとし、今は21kgを担いでいる。15kgを担いで真山縦走をしたときに、左ひざをひねったらしく今も後遺症が残っている。第1日目でもあり、この日は脇腹の筋肉が異常に痛かった。それでも、毎日ルートを替えながらながらなんとか今日まで2週間ほど続いている。

 登る山は、朝日山、真山縦走、嵩山で、時々近くの公園周辺の道路を歩くことにしている。

 今日は、ボッカを始めてから3度目となる朝日山に登る。

                

                            東の峰より西の峰を見る

 

                

         宍道湖と県立美術館                                恵とも港      

         

 古浦海岸側から石段登りが始まる。この道は、讃岐の金比羅さんとおなじ数の階段を作る予定だったそうだが、頂上近くの自然を壊す事になりそうで、石段は途中でストップとなった様です。恵ともには、原発があり資金的には問題は無かったようです。しかし、無駄遣いではないかとの批判もあった。

 ここは、登り約1時間。しっかり汗をかく。頂上で荷を下ろし下界を見下ろしながら一休みする時は良い気分です。

 17日火18日あたりに上高地に向かい、徳澤にベーステントを建てて蝶ヶ岳に向かう。上高地から一気に頂上を目指しても良いのだが、体力的にきつそうだから、徳澤をベースにする。キャリアーを利用して、上高地から徳澤まで荷物を運ぶ。部分的にデコボコ道はあるが、こうすれば担ぐ荷が軽くなるので大変に楽です。

 最近登山道も整備されてきているから、此の方法を採ればかなり楽に山に入れると思う。ただし、テントは2つ要る。

 此の次のブログに蝶ヶ岳をのせます。ご期待下さい。

 

  

 

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大山周辺の山々 佐摩山と孝霊山

2018年10月02日 | ぶらり

 大山口駅から大山へ向かう道は、古くから利用された道。此の道を大山へ向かうと神原とか坊領と歴史を感じさせる地名に出会う。途中、大天狗を見る公園がある。ここから、目指す佐摩山とそれに続く孝霊山を観ることが出来る。

                          昔は、大山に天狗が住んでいたのだ・・・?

                  

         此の公園から見た佐摩山(左)と孝霊山(中央)。右手奥に多くの鉄塔のある山が隠れている。 

 

          

 公園を右手に見ながら車を進め、郵便局前を過ぎたあたりから右手の道路に入ると、左手に橋があり、入り口はすこし狭いが、ここを左に入るとすぐに左に林道がある。ここには、車は入らないからしばらく進むと右手に1~2台は置けそうなスペースがある。ここに車を置く。

 準備をして、すこし引き返し上記の林道に入る。道は整備されているからどんどん進むと軽トラでも通れそうな道に出るので更に進むと佐摩山・孝霊山登山口に着く。

                        

 後で分かった事だが、写真にある林道を更に進むと先ほど車をおいた道の奥の方で交差している。だから、近道をしたいならば、先ほど車を置いた道を更に真っ直ぐに進むと良い。カーブした登り道の左で此の道とぶつかる。

 いよいよ登山開始。実は、今年の夏前に道が分からずに引き返している。

 下の写真の様に、のっけから急登が始まり、頂上まで続く。一人前に、1合目、2合目と標示があり、10合目が佐摩山の頂上。約1時間は掛かる。

                     

             頂上には、地元小学校の登山記念碑がある。平成二八年とあります。

 ここで一休みして、孝霊山を目指す。やはり登りは続くがここからはだいぶ楽になります。それでも、40分くらいはかかるだろう。

         孝霊山の頂上に出たら、丁度反対から役場の方らしい人と出会う。ブナ枯病の調査だそうです。

                       

                      鉄塔の山の彼方に島根半島が霞んで。

            

  振り返れば、大山北壁から甲ヶ山へと続く稜線が一望です。

              

  天気の具合で、眺望は今一ですが、空気の澄んだ頃ならいい写真が撮れそうです。頂上には、テントが張れるから、ここで一泊すれば良いチャンスに恵まれるかも知れない。

                   下山して撮った写真。中央やや左が孝霊山。右手が鉄塔のある山。

          

                

 紅葉にはまだ早いけど、まだ登ったことのない人は一度は行くべきでしょう。 (10月2日(火))

 

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