梅雨入りとはいえ連日素晴らしい天気が続きます。
今日は、靜かな大山を求めて地獄谷へ入ることにする。残雪期にスキーで行くことはあるがこの時期ではひさしぶりとなる。最近完成した「松江だんだん道路」より山陰高速に入り大山へ。鍵掛峠より見る大山南壁は、いつものことながら迫力がある。しかし、岩山というより巨大な泥山と言った感じがする。正に崩壊の山です。 若葉・青葉とのコントラストがいい。
すぐ下の駐車場に行って驚いた。平日にもかかわらず、沢山の車が停まっている。天気が良いから登山者も多いのだろうと思っていたが、バードウオッチングの人たちでした。
大雨により道がえぐられて 三の沢方向からの道とぶつかる地点
この道は、今、沢になりつつある。沢になったといった方が良いかも・・・。この道(沢)を真っ直ぐに詰めるとキリン峠に突き上げる。何時の頃からか崩落が激しくなって、今では立派な沢となりました。三の沢の隣だから、新生四の沢とでも名付ければいい。ちょうど、キリン沢の裏側にあたる。
途中、バードウオッチングの人たちに出会う。彼らは、駐車場から少しだけ入った辺りで観察をしていた。素晴らしいサイズの望遠レンズを、これまた素晴らしく重そうな三脚にセットしていたが、道具はかなり高価なものだろう。下手をすると、車一台分の値がするかもしれないな・・・。などとつまらないことを考えながら歩く。そういえば、今日は熊鈴は外してきた。これは正解だったかな?
鳥越峠にて
鳥越峠の老木(枯れていた)
鳥越峠の登りは以外に楽だった。若い頃の記憶では、かなり苦しいかったはずなののだが・・・。ここから、烏ヶ山への道はどうなったやら。いつぞやの地震以来、烏ヶ山は入山禁止になっている。人が歩くことはないから大藪になっているのだろうか。
駒鳥小屋はひっそりと きれいな部屋だが一人では泊まる気はしない
地獄谷へ下りる。緑一杯の沢には、清冽な雪解け水が流れて何ともいえない気分になる。どこかでカッコウの声がする。のどかなものだ。ここから上部を見ると、振り子沢方向と槍尾根方向に別れるが、槍尾根方向の方が見通しが良い。初めての人は、明るく開けている槍尾根方向へ進むのではないか。ユートピアへは、振り子沢へ入るのがただしい。流れの横に赤い矢印があるから見落とさないこと。残雪期は、見通しも良いが今は藪に近い状態になっている。もう少しすると、本当のやぶになってしまうから道を探すのに苦労する。
振り子沢(残雪があるのは部分的です)
右手横方向にユートピア小屋がある
振り子沢を詰めてみたが、時間的なこともあるのでここから引き返す。足下にサンカヨウの花が・・・。
これは何でしょう?
雪を踏み抜いてしまう。
これは矢車草。大山では、この辺りに多く繁茂している。
梅雨なのか、梅雨の中休みなのか知らないが、少し蒸し暑い。そのせいか、虫がまとわりついてきて追い払うのに苦労する。これからの季節は、熊対策より虫対策を考えておかないと行けない。昨年、虫に刺されてアレルギー症状が出て病院がよいとなった。虫とは、アブやブヨ、それに蚊。特にアブは、暑くなればなるほど凶暴になるらしい。
この日は、ウドとタキナの山菜を少し頂いて下山する。
9時30分駐車場発 ~ 16時35分駐車場帰着
桝水高原が青空に映えて
三の沢の改修工事もほぼ終わりました。
いよいよ、夏山シーズン到来だが、天気は下降気味
名山巡りに出かけたいが、どうしたものかなあ。キャンピングカーで全国を巡っている溝田さんがうらやましい。まあ彼のブログを見てください。http://www.holoholo3.com/