山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

春の海

2021年03月18日 | ちょっとそこまで

島根半島は国引き神話のも出てくるほど歴史のある半島です。東の果てが美保関、西の果てが日御碕。どちらにも素晴らしく見栄えのする灯台があり、観光客も多い。美保関灯台には、ビュッフェがあり日本海を見ながら食事が楽しめる。

 目の前に、これも神話に登場する恵比寿さんが鯛を釣り上げたとされる小島(沖の御前、地の御前)があり、そのまた遙か沖合に隠岐の島(相撲取りに隠岐の海がいる)霞みます。

美保関から日御碕まで、恵比寿・大黒100kmマラソンもあります。美しい海岸線を持つこの半島ではありますが、原発ができたため途中に立ち入り禁止地帯があるのは残念です。

 さて、この日は半島巡りの一環で、七類港から軽尾港まで「車+歩き」です。いつもは、七類港に車をおいて海岸沿いの道を歩きます。七類港から、法田港~諸喰港~雲津港まで歩き引き返すことにしています。往復で2~3時間といったところかな。諸喰港は、漫画家水木しげるが幼い頃に面倒を見てもらったという「のんのんばあ」の出身地です。七類港は別としても他の港はどれも鄙びた寂しい感じがする小さな港です。

 今回は、雲津まで車で行き、道ばたに車を置いて軽尾まで歩くことにしました。軽尾港まで歩くのは初めてです。また、軽尾港のさらに奥に才浦港というのがあることを今回初めて知りました。才浦への道は、現在工事中で車は入れません。ここへ行くには、美保関側から入る道があります。

       春の海 小舟が見える。サザエでも捕っているのか?

       

            軽尾港 ひっそりとして人影も見えない

       

         岬に釣り人が見える。白い連絡船も見えるが・・・。

       

軽尾から引き返したが歩くのも結構きつかった。途中、写真撮影にいいと思われる場所があったが、少し山の上だったので登らずに帰った。そこから、多分伯耆大山が正面に見えるのではないか? まだ知られていない撮影ポイントか? これから楽しみのポイントになりそうです。                      

 

 

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蒜山三山縦走 1泊2日

2021年03月17日 | ちょっとそこまで

 3月15日(月)

 久々に岡山県蒜山へ。大山は百名山に入っているが蒜山は二百名山だ。しかし、この山はいい姿をしている。高速道路から見る蒜山三山(座)は、アルペン的な大山に比ベいくぶん優雅な感じがする。三山は、上蒜、中蒜、下蒜と呼ばれる。

 今回の登山は、スキー縦走を考えていたが、雪が消えて滑れそうになかったので急遽三山縦走に変更し、中蒜の山小屋に一泊することにした。

 この日は中蒜山の山小屋まで。蒜山「道の駅」で出雲の妹尾さんと落ち合い、昼食を摂ってから下蒜登山口へ。車一台は、上蒜登山口に置く。

 元々この話の発端は、出雲の植田さんからだ。最初の話では、大山のユートピア小屋に泊まりスキーを楽しもうという提案が始まりだった。しかし、ユートピアまでは体力的にもきつく、「どうかな?」と感じていたので蒜山を勧めた。しかし、彼が、蒜山の観光協会に問い合わせたら雪は消えているとのこと。

 妹尾さんとは、雪があろうがなかろうがとにかく蒜山に行って一杯やろうと言うことにしていた。植田さんは、スキーが頭にあったらしくて結局辞退された。なんだかおかしな話で始まった今回の蒜山三山縦走でした。

 今回は、この後大山振子沢スキーを考えているので、体力作りも兼ねてやることにした。

 

                        下蒜駐車場

                   

 ひさしぶりに山泊まりだ。テントこそ担がないが、その他色々あるので荷物は重い。本来なら、これにスキーがつくのだが・・・。正直いって体力的にどうなのか不安があった。

 かって何度も通ったこのコースだが、一泊分の荷を担いでの登山はひさしぶりだ。

         雲居平から見る下蒜                     下蒜頂上

                  

                  下蒜から中蒜を見る。天気は下り坂。

               

 夕刻、ヘトヘトになり中蒜頂上に着いた。風も出てきて天気は下降気味。枯れ木を集めてたき火を始めたがうまく火もつかず、小屋の中は煙で一杯。たき火は諦めて夕食だ。妹尾さんのビールで喉を潤し、各自持参した酒をちびりちびりやりながらとりとめも無い話に酔いも回って、いつの間にか時は過ぎた。

 夜半、風の音が耳についたがくたびれ果てていたせいかよく眠った。

 翌朝、天気予報の通り雨模様だ。インスタントラーメンの朝食を済ませて上蒜に向かう。

                        右手が中蒜

                  

                    だいぶくたびれて上蒜到着

 

                

 この頃から、雨、風ともに強くなる。長い下山道を下り駐車場まで。

 一泊2日の山旅だったが、とにかく体力のなさを痛感した。年相応なのかもしれないが、こんなことではいけないと思った次第です。もっと日頃から、体力作りに励む必要があるようです。マイッタマイッタ。

 

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四国八十八ヶ所札所めぐりを振り返って(その五)

2021年03月03日 | ぶらり

四国八十八ヶ所札所めぐりについて調べていたら、こんな本がありました。

                   

 歩いての本格的な四国八十八ヶ所札所めぐり。石川さんは、カメラマンです。ベトナム戦争など各地の戦場をカメラを手に駆け巡り、悲惨な悲しい多くの体験をしておられる方です。戦争の恐ろしさ、愚かさを肌で感じ取られた方です。

 多くの戦友(仲間のカメラマン)を無くしたむなしさから、四国八十八ヶ所札所めぐりをされたのだと思います。四国八十八ヶ所札所めぐりを徒歩でやる人たちは、理由は様々ですが、心の中に何かしらの苦しみ、葛藤、闇を持っておられるような気がします。この本を読む限り、石川さんが四国遍路で出会う歩き遍路の方々の心の中が少しは分かったような気がします。

 自分の四国遍路は自動車で、まあルンルンとまでは行かないにしても、観光気分といった感じで、それに少しばかり宗教に興味があるくらいか。今まで、山歩き(登り)をやってきた関係から、四国八十八ヶ所札所巡りもその延長線上にあると言った方が正しいかもしれません。

 だから、今度はテントを担いで本当に歩きをやろうかと思って色々調べ、準備に入ったところです。最近、そのためにザックを買いました。このザックは、担ぎもできるし、引きずることもできます。アスファルト道路は引っ張って歩ける優れものです。自分が、上高地から横尾までよくやる方法です。体力のなさを補なうために考え出した方法です。

                      おわかりでしょうか?

        

 四国遍路を歩きでやるには、山越えもあるためザックは担ぐ必要があり、体力が無いからアスファルト道路は引っ張って歩くことになります。そのため、温かくなってきたら大山一周を考えています。大山一周は、約75km位あり1泊2日でやれるはずです。(かってやっています。)

 四国遍路は、全長は1200kmくらい。一日30km歩いたとして40日ちょっとかかります。

    

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