大天井岳山荘前のキャンプ場から眼下に大天井ヒュッテが見える。今日はここまで降りて西岳ヒュッテ、ヒュッテ大槍と表銀座コースを歩き槍ヶ岳山荘まで。いわゆる東鎌尾根を歩くことになる。天気も良く、のんびり歩くには最高の条件が整った感じで少し余裕が出る。しかし、食糧が尽きたのでもうテントは張れない。
7時20分、テント場を出発。大天井ヒュッテ前で一休みする。この小屋の前を通るのはこれで3度目となる。2度目は、北鎌尾根に登る折り、やはりここで休んだことがある。しばらく行くと北鎌尾根が見えて来る。北鎌尾根には、横田の安倍さんと二人で挑んだが、今思えばかなりな冒険だった。安倍さんとは、その後もう一度北鎌尾根を登ったが、この時も冷や汗ものだったことが懐かしい。
10時30分、 ヒュッテ西岳で休憩する。今まで歩いて来た山を目の前に見る。やはり、常念岳はひときわ目立つ。 急な下りが始まりやがて水俣乗越へ。ここから槍沢へ下る道があり、反対側に天上沢へのかすかな踏み跡が見える。2度目の北鎌尾根へ上高地から入りここを下った。
東鎌尾根核心部。ハシゴの下り。
13時35分、ヒュッテ大槍。14時35分槍ヶ岳山荘着。これで、今回の山行はほぼ終わった。食料があれば北穂から涸沢に下りたかったので少し残念な気がした。天気は下り坂らしいのであきらめもついた。
夕暮れ迫る。槍ヶ岳山荘前より。
10月14日(火)
6時05分、山荘前をスタート。槍沢を下り、槍沢ロッジでコーヒータイムは8時20分。そして、横尾9時40分。ここまで来ると人も多い。
紅葉を愛でながら上高地着が12時40分。。途中、徳沢辺りから小雨降る。バスにて島々まで。バスを降りて止めておいた車まで雨に降られる。ポンチョを着てあるくが、距離的にはそう長くない。14時30分帰着。
このまま松江まで帰りたい所だが途中下車で馬籠、妻籠を見学し、10月18日(土)、松江からやってくるアウトドアーショップの菊信ツアーと合流し、またまた恵那山に登る。これは、私の百名山の仕上げの山を、初めの予定では恵那山としていたという経緯もあってのことです。だから、ツアーの方は、この恵那山登山が私の百名山最後の山だと思っておられる。私の百名山最後の山は、常念岳です。