山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

2010年度 大山一周マラソン大会

2010年11月22日 | 大山一周マラソン

第2回目となる大山一周マラソン大会。参加者は一人。

朝6時、大山寺橋横の駐車場をスタート。まだ暗いが、登山者の姿がチラホラ。北壁は白い雪をまとっていた。昨夜降った雪だろうか。ヘッドランプ首にかけてしばらく歩き、下のリフト乗り場辺りからゆっくり走り出す。中ノ原のホテルは、朝食の準備に余念がない。

     香取(1時間)                          甲(2時間)                  少年自然の家(3時間)   

                   

 

  大父からの峠(4時間)              三本杉バス停(5時間)                  地蔵峠への登り(6時間) 

    

                     

      東大山橋手前(7時間)                象山が見えて(8時間)            御机への下り(9時間)           

                    

 

            奥大山スキー場(10時間)                                  一の沢(11時間)

                        

 帰り着いたのが、5時52分でした。一応12時間以内で帰れたからまあまあです。年齢的にもこれくらいが限度かな? 以下に多少の説明を入れますので何かの参考にしてください.

 大山1周コースとは、大山寺~香取~船上山(茶園原)~大父木地~三本杉~地蔵峠~鏡ヶ成~御机~奥大山スキー場~鍵掛峠~横手道~大山寺です。このコースを歩いたり、走ったり、積雪期にはスキーでシール歩行(あるいはスノーシュウ)などをして一周します。 

 徒歩による一周

数年前、朝6時に大山寺をスタートして徒歩による一周を試みました。暗くなるまでには帰れるだろうと安易な気持ちで出発。あいにく、香取辺りで雨。カッパを着て歩きました。しかし、すぐに靴は雨に濡れ、靴下はグショグショ。そのせいかマメができました。頑張って鏡ヶ成まで行きました。ここでホテルに泊まれば良かったのになぜかそのまま歩き、夜9時頃裏大山スキー場までたどり着きました。ここには、立派な建物があるので泊めてもらえるかと思っていたら「今は宿泊はやらない」とのこと。

 ほんとに困ってしまいました。足は痛いし体はよれよれ。もう歩く元気もないの建物の裏側の軒下で一夜を過ごしました。幸いに、段ボール箱の折りたたんであるのを見つけ、これをトンネルのように並べて中に入り、雨音を聞きながら眠ったものです。翌日くらいうちに起きて歩きました。何せヘッドランプなど用意していなかったので建物から少し離れると完全な闇が広がります。ストックをたよりに「座頭市」のような状態で鍵掛峠まで。この辺りから明るくなりましたが大山寺に着いた頃はまさに瀕死の状態でした。 結論として、歩いて一日では無理と言うことです。

スキー利用による一周

 春の残雪期、出雲の妹尾さんとスキー一周に挑戦。車一台を大山寺に置き、もう一台で三本杉と地蔵峠の間くらいまで行ってここからスタートしました。妹尾さんはテレマークスキー、私は歩けるタイプのちょっと変わったビンディング(自衛隊がつかっているようなタイプのもの)にそれぞれシールを貼り付けて歩きました。はじめの頃は良い調子でしたが、日が昇るにつけて雪が緩み、シールが重たくなります。鏡ヶ成辺りでグロッキーになり携帯で大山寺の旅館に予約を入れざるを得なくなりました。結局、大山寺まではがんばりましたがこの時もくたくたでした。確か、夜の9時過ぎに着いたように記憶しています。翌日はもうやる気なし。おまけに、朝警察から電話がありました。道路脇に駐車しておいたのがいけなかったようで、地元の方から遭難ではないかとの連絡があったそうです。こういう場合は、車のフロントにメモおくようにとのことでした。

 スキーによる一周といつても、そんなにすべれるものではないことが分かりました。雪の状態にもよるかもしれませんが・・・?立山からの上高地までのオートルートに挑戦したい人などのトレーニングに良いでしょう。条件の良いときにもう一度挑戦してみようかと思っています。

 ランニングによる一周(see: 2009/8/27 試練の大山一周)  

 これは、昨年より始めました。昨年度は、1泊2日の計画でした。鏡ヶ成にテントを置き、大山寺から朝6時スタート。夏の暑い日でした。途中アブに襲われたりしながら3時過ぎ頃に鏡ヶ成荷到着。この日も地蔵峠辺りから足の痛みが激しく、走るのはもちろん、歩くにも難儀しました。今年は昨年度ほどのことはありませんでしたが、多分、エネルギー補給と多少なりとも長距離になれたことが原因かもしれません。 長距離ランニングのエネルギー補給についてはもう少し勉強しておかないといけないようですね。荷物を担いだ長距離縦走の場合とはいくぶん異なるような気がしますがどうでしょうか。

 

 

                

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里山 古里を訪ねて 独松山

2010年11月14日 | 古里を訪ねて

アウトドアーショップ菊信(http://kikunobu11.exblog.jp/)の藤田さんからお借りした独松山登山案内(・・・ 作 長野至氏)をたよりに登ってみました。

 安来市方面より飯梨川沿いに広瀬町に向かいます。途中、安達美術館や夢ランドしらさぎ(川の反対側の温泉)等を横に見ます。しばらく行くと広瀬町中心街の入り口で道は2つに分かれますが、ここは左に入ります。すぐに川沿いの道に出ますが左の橋を渡り真っすぎいけば新宮の集落です。橋を渡って右に行けば広瀬の絣センター月山・巌倉寺はすぐで。月山はかっての尼子氏の居城です。新宮の集落に入ると道は2つに分かれますが、左にどんどん進めば行き止まりが登山口となります。

                            

                   最後の民家。車はまだ奥に入れました。2~3台なら道路脇に停められます。 

             

 民家の前の道路に置かせてもらいました。5~10分もあるけば真新しい標識があります。後は良く整備された山道を登るだけ。途中、シシおどしがポコ~ン、ポコーンと林の中に響き渡り何とも言えぬ雰囲気でした。

                鍵尾峠                                         峠からの展望

             

        松平家所有山林とあります                                   独松山頂上 展望なし

               

 鍵尾峠、独松山頂上へはすぐに着きました。眺望もないので高盛山に向かいます。ここの眺望は抜群(天気によるが・・)。

             

                     

               中海と十神山                                   恐羅木山と車山

             

 見えるはずの大山はかすんで見えませんでしたが、天気の良い日の眺望は素晴らしいようです。その素晴らしさは、かっての文部省国語教科書にも載ったそうです(井上赳作詞 山の上・・・かなり古い)。

                                  幼児たちも登っているようです

                              

    この日、頂上で地元の方と出会いました。いろいろ説明を聞きましたが、この方は、マツタケ採りの登山だったようです。     

 昼食を終え、観音寺コースを下り、観音寺跡を見て吉田に降りる。道路を布部方面にしばらく歩くと別所からの登山口の案内板があり、別所登山口からまた登り返し鍵尾峠に出て、新宮に帰る。 

               観音寺跡                                       別所登山口

               

 注1:観音寺は廃寺となっていますが、ご本尊は月山の麓の巌倉寺に安置されています。巌倉寺は、松江城を築いた堀尾吉晴公の菩提寺でもあり、吉晴公のお墓があります。松江市の吉晴公の墓は墓石だけ。 

       

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中国100山

2010年11月03日 | Weblog

 久しぶりに中国100山に向かう。中国100山とは、中国5県からそれぞれに山を選んだもの。
私の手元には、中国新聞社編集の「中国地方の山100選」があるのでこれを中心にし、さらに、山と渓谷社編集の「中国100名山」を参考にしている。前者は、各県から20山ずつ選ばれているが、後者は、地域ごとに選ばれているので幾分かは異なるが重なる山は多い。
 私が、この中国100山を登り始めたのは数年前になるのだが、途中から日本100名山を始めたため、中途でストップしていた。このたび、久しぶりに石見に行く機会があったので、思い出したと言うわけです。今まで約70山ほど登っているので、残っている山々が気にはなっていたのだが・・・。
 10月31日 晴れ 吉和(安芸)冠山1339m
昨日の宿 美又温泉を出発。幾分昨夜の余韻を引きずりながら、国道186号線を広島方面に。途中波佐を通る。新任の地でもあり懐かしさがこみ上げるが、もう当時勤めた学校も、宿舎もない。
 中国自動車道戸河内インターに入り、吉和で下りる。また186号を走り、途中から434号に入りしばらく行くと冠山登山口の標識。ここが松の木峠の登山口である。広島県と山口県の県境です。
 
                       

 事前の調査なしに行き当たりばったりのような状態でスタート。すぐに下山者と出会う。登りに要する時間を聞くと、2時間から3時間とのこと。もう一人が、往復5時間と言う。時計は2時10分だからよほど急がないと明るいうちに下山できそうにない。とにかく急ぐことにする。靴は山岳マラソン用のシューズ。荷物は雨具だけだから走れる所は走る。大いに汗をかいたため二日酔いも消えてしまった。少なくとも5時までには帰りたいので必死に歩く。1時間ちょっとで冠山まで30分の標識を見る。もう引き返そうかとも思ったが進むことにする。

                    
 
 冠山頂上です。秋色は深く森閑としていました。眺望など楽しむ暇もなく写真を撮ってすぐにターン。お日様が山の端に近くなって来たのを横目に急ぐ。

                    

 5時15分、無事下山。まだ明るかった。吉和冠山は、広島県では2番目に高い山だそうです(1番は恐羅漢山で島根県tの県境の山)。  この後、近くの温泉に入る。夜は中国自動車道まで引き返し、吉和SAで車中泊とする。

 11月1日晴れ 小五郎山 1162m
 小五郎山へは、中国自動車道の六日市で降り、16号線を蔵木方面へ。六日市には道の駅もあり、温泉もあるのでこの辺りの山登りに利用できる。ただし、道路の様子に暗くて戸惑うことしきり。
  やっと駐車場まで到着。標識を見落として行きすぎたりしました。左へ行くと小五郎山登山口。まっすぐ行くと寂地峡・寂地山。右に行くと羅漢山方面です。ここは、にこにこ市場の前なのだが、今日は市場は休みなので脇の方に車を置かせてもらう。 

                               
                      

 登山口手前の林道脇にあった日本で一番小さな(?)登山届けのポスト。小五郎山荘とあります。
  
            


    紅葉を楽しみながら、頂上へ。10時15分スタート、12時10分下山。

             

 11月2日 晴れ後曇り 右谷山・寂地山
 朝、八日市道の駅をスタートする。地方道16号線から国道434号線に。途中までは昨日通った道を行く。宇佐八幡宮のすぐ横が寂地峡駐車場。日本100名水・100名瀑の2つを持つ渓谷である。山より滝を見物に訪れる人が多い。

                    寂地峡駐車場                          地図真ん中下の点が駐車場                               

                   

 当初、小五郎山から続く容谷山に登り、右谷山~寂地山までの縦走を考えていたきつそうなのでが止め、滝を見物しながらみのこし峠を目指す。8時10分スタートする。

                

 山歩き、山登りをしているとよく滝をみかける。特に日本100名瀑はどれも素晴らしいが、自分はさほど興味はない。寂地峡の瀑布群は、どちらかというと豪快さより華麗な感じがする。
 10時、みのこし峠着。 左に行けば右谷山。右に進めば寂地山。ますは右谷山に向かう。紅葉真っ盛りの尾根道を行く。30分弱で山頂へ。右田山頂上からの眺望はないが、しばらく容谷山方面え歩くと視界が開ける。

         みのこし峠               右田山山頂(山口県第2位の標高)                               
       


           容谷山から小五郎山への連なり。西中国山地の秋です。

            

 引き返して、寂地山へ向かう。途中3名の年配の方に出会う。縦走路に座り込み酒盛りの最中。天気も下り坂なので帰りは大丈夫だろうかと心配したが、だいぶ山なれた方たちのようだった。12時10分、寂地山着。この周辺は、カタクリの群生地なので山道の両脇にロープが張ってある。

                  寂地山頂上(山口県の最高峰)

            

帰りは、犬戻峡へ下り、林道に出て駐車場までひたすら歩く。駐車場着が14時。六日市の道の駅まで引き返し温泉に入る。この近辺にはまだまだ多くの未登の山があるのだがこれで帰ることとする。中国自動車道を飛ばしに飛ばし、19時40分帰松。帰って中国100山を登った数を調べたら、ちょうど70山だった。

 


                          
 

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