山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山ユートピア周辺の花など その3

2019年08月04日 | ぶらり

  8月3日(土)   

 早朝4時頃に起きる。昨夜、トイレで外に出たときは、星空が広がっていたので良い天気になるかなと思っていたが、どうも当てが外れた。小屋をすこし降りたあたりから振り返ると、小屋に灯しておいたランプの灯が・・・。                 

                                           早朝のユートピア小屋

 

                         

                   もう少し早く起きれば良かったかも知れない。夜明け前になると地平線に厚い雲が広がり、朝焼けも期待はずれ。

                                        太陽が顔をだしたが、お月さんのようです。

                    

   それでも、5時頃から太陽の光が下界を照らし始める。この頃、トレランの青年が2名登って来た。暗い夜道をヘッドランプを便りに軽快に・・・。彼らにとっては、この程度の山はあさめし前といったところだろうか。 

 

                       日の出とともに、俄然視界は開けます。 クガイソウとシモツケソウは花の饗宴 正にユートピア。

 

                            

                    

                                           朝日に映えてみずみずしい

 

                            

 

                                        今日も暑い1日が始まりました

                            

                                  三姑峰の途中で見かけたシモツケソウ なぜか気品があった。

                     

                              

                                     三姑峰の頂上から見る北壁屏風岩あたり。

 

                    

  今回は、荷物の重量をしぼったので軽かったが、それでも疲れた。酒も持たず、煮炊きもしなかった。行動食で済ませ、夕飯は大きめのおにぎり一つ。ただ、水だけはあまった。朝食は、菓子パン一つに昨日のチョコレートのあまり。これで何とか過ごせたから、一泊ぐらいならぜいたくをしない限りは何とかなりそうだ。

 

 今回は、花と夜の大山を撮りたかったが・・・。また良い機会に挑戦だ。多分秋頃かな?三姑峰の頂上にカメラを据えて街の夜景も良いかも? 星空をバックに夜の大山を撮すのもいいかも。

 

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大山ユートピア周辺の花など その2

2019年08月04日 | ぶらり

 救助ヘリが去った後すこし静かになった。 それにしても、簡単に救助ヘリを呼び寄せたのには少々驚いた。

 ただ、私たちが山登りで注意しておかなければならないことは、「いざ」という時どうしたらいいかということだ。ヘリを呼ぶのは最後の手段だから、そうならないような準備を

日頃からしておくことだろう。 あの女性は、両足が痙攣を起こし、それが体の上部まで上がってきたらしく、一時もうろうとしたそうです。暑さもあるが、体力不足が原因だ。高齢でもあった。

 

                                           フウロとシモツケソウ

 

                           

 

 ただ、元気な人でも体調を崩すことはあるし、思わぬ怪我等をすることもある。そうした場合の対処法をどれだけ身につけているか、これは命に関わる一大事です。

 自分も、長い山の経験のなかで、何回か危険な目にあったが、助かった原因はただ、ただ「自己の体力」があったから。だから、体力に自信のない人は、自分の体力をカバーするための工夫を日頃から、神経質なまでに追求しておくことだと思う。

 疲れから来る「痙攣」によく効く、しかも即効性のある漢方薬がある。「芍薬カンゾウトウ」と名前がついていて、有名な薬です。一度薬局で聞かれたらいい。漢方は効きが遅いと言われる中で、即効性のある薬です。本当に良く効きます。これなど、山には入る人は常備薬としてザックに忍ばせておくと良い。

                       ダイセンオダマキ                                      ダイモンジソウ

                   

 

                                               コオニユリ

                             

 

 ユートピア周辺のお花畑もいいが、稜線からすこしだけそれたあたりに可憐な花々がひっそりと咲いていました。

                                                                                 つつく

 

 

 

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大山ユートピア周辺の花など 8月2日 その1

2019年08月04日 | ぶらり

8月2日(金)

 暑い一日。今が盛りのはずの花を見るために、大山ユートピアに登る。一泊予定なので背中の荷物は重いが何とか歩く。

 下宝珠から尾根に入る所で一休み。ここから本格的な山登りが始まる。

 一休みしてスタートする。尾根までの辛いこと・・・。 尾根にたどり着いてまた一服。

 ひさしぶりの一泊登山なので、荷は軽くしているつもりだが、矢張りくたびれる。中宝珠、上宝珠で休みを入れて何とか

 ユートピア小屋に着く

                                          予想通り花盛り

                             

   

                    

 花のユートピアを紹介する前に、本日起きたヘリによる救助の様子を紹介します。

 

  小屋の中で足に痙攣が起きた女性を、もう一人の女性が介抱していました。しかし、かなりひどいらしくて、近くにいた登山者に助けを求め数名で介抱していましたが、運良く医者がいて救助ヘリを呼ぼうということになりました。携帯で連絡を取って救助の要請です。

                    

 

 間もなくヘリがやって来て、まず近くの尾根に救助隊員が降ります。ガスも湧いていたので、とりあえず現場確認とヘリの誘導のために降りたようです。

 小屋の中に入り、数名の登山者の手も借りて女性を運び出してアッという間につり上げました。

 

                       

                    

 そして、へりは爆音を残して雲の彼方に消えていきました。

                                                                                       つづき

 

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