本当に、本当に、本当に久しぶりの好天気。正月明けに登った200名山の浅間隠山以来の山登り・山スキーでした。南光河原の駐車場に着いたら「もう入れません」と断られる。仕方なく、桝水よりの水場の横に駐車する。考えてみれば、ここから阿弥陀堂までは近いものです。千円儲かった。
9時30分スタートする。昨夜冷えたのか雪は少し堅めだがアイゼンは着けなかった。思うに、兼用グツは堅めなのでキックステップはテレマーク靴や普通の登山靴に比べて効きやすいようだ。
2合目 5合目
今年は雪が少ないと登山者の方がいっていたが、この時期、これだけ標識が出ているからそうかもしれない。
6合の小屋も出ています
下 山 者
私が登り始めた頃に下山する人に聞いたら、3時過ぎにスタートしたそうです。「汗をかかなくて楽だ」とのことでした。しかし、スキーヤーはそうはいきません。幾分雪が緩んだ頃に頂上に立つのがベスト。今日のような日は、大体12時過ぎ頃がそう。急ぐ必要はない。カリカリになった斜面を滑れる技術のある人は別ですが。
8合沢 最近誰かが滑ったようです。今日は遠慮します。
別山沢にもシュプールが。しかし今日は、ここもパスします。
頂上小屋。右手に「かまくら」のようなものがあります。岡山から来たと言う青年がいました。
今日は縦走日よりでもありました。アイゼンとザイルがあれば楽しいことでしょう。振り子沢も滑れそうですよ。 皆さんいかがですか。
烏ヶ山遙か。あんなに遠いかなあ。キリン峠は雪がありません。
2,3人は入れそうでした。もうしばらく大丈夫でしょう。しかし、避難小屋があるからなあ~。
本日の課題である横手口沢をのぞくと・・・。中央右手より滑り込みます。左に一の沢が。
頂上でしばらく足馴らしと雪質の確認をしてからスタートです。沢の入り口の急な斜面は斜滑降で済ませ、後は思いのまま。大斜面を貸しきりで滑ります。そういえば、今日はスキーヤーは見かけませんでした。ボーダーはいたようですが何処へ行ったのだろう?
上部は大変結構でしたが、下部の樹林帯へ近づくにつれて雪が腐りはじめて重くなる。ついでに、スキーの先端が潜って転倒。肩を痛めた。
下の写真は大の沢です。もうしばらくは滑れそうです。でも、時間の問題か?
桝水スキー場 地肌が現れ始めています
この日は、9時30分にスタートして12時に頂上。途中8合目あたりの雪面は堅くて少し不安でした。9合目から頂上への雪原も堅くて、何処を歩いてもはまることがありません。頂上に着いてしばらくの後、雪質を確かめるため一本滑ってみました。思いのほか調子よく滑れて一安心です。大山も、陽当たり具合により雪面の様子が微妙に違います。1時15分に頂上から横手口沢へ滑り込みました。この頃になると雪質は最高の状態になっていました。
しかし、徐々に柔らかくなり雪が腐り始めます。上部よりも下部の方に危険が一杯といった感じでした。小回りが確実に出来る人ならあまり問題は無いと思いますが、いい加減な技術で滑る者にとってはボロがでて転倒の繰り返し。木立の中は、所々穴のようなものがあってスキーが潜ったりします。この点、ショートスキーは特に危険だと思います。昨年の春、猿ヶ馬場山{白川郷の後ろの山)でスキーが潜り込んで大転倒。留め具がもげて板から外れてしまいました。幸い、足はもげませんでしたが、膝の調子が半年近くおかしかった。ゲレンデでは考えられないことですが、短めのスキーの弱点ですね。
帰りは、いつものように「おだか」で風呂に入りました。時間帯が良かったのか一人で貸し切り。三百円は安いです。近くの梅園も間もなく見頃となるでしょう。
この日の天気で雪もかなり溶けたと思います。もう一度寒波がこないと雪が無くなるのではないかと心配です。