山陰の山々にも雪をみる季節になりました。平地の雨は、山では雪。大山も雪化粧です。25日(日)、鍛錬を兼ねてテントを担いで蒜山三座往復縦走に出かけました。水6リットル、食料3日分。酒とビールなど色々。荷物を重くして、冬場に向けての体力づくり。
今日は、上蒜山から登ることにする。最近、登山口の駐車場が以前と違っていて戸惑ったが、古い駐車場への道はまだ車が入りそうなので入ってみたらまだOKでした。ただ、ここの駐車場は私有地らしく、周囲はかなり開発が進んでいる。下の写真は、上蒜登山口からのもの。三平山が見えます。中央の白い建物の前にも駐車スペースがあるが、個人の私有地らしい。しかし、2,3台登山者の車が止めてあった。
昔からある駐車場に車を置きここから遅いスタート。季節はすでに秋から冬。冬枯れの景色が迎えてくれた。ここを突き当たったところが上の写真にある白い建物。
スタートが遅かったこともあり、下山者に出会うことしきり。思い荷物に辟易しながら登る。雪をかむった大山が見えて来ました。烏ヶ山が小さく見える。
蒜山にも雪が。今日は天気が良いので昨夜降り積もった雪が溶け、まるで春のよう。
頭の上から、ポタポタとしずくが落ちます。途中、泥濘の道では靴も汚れるのでまいった。
上蒜山の頂上まで、2時間10分かかった。すぐに、中蒜山へ向かう。下蒜山は遙か彼方。今日は下蒜山まで行って引き返す予定だが、この時、無理かもしれないと思った。(10時40分に駐車場をスタートしている)
それでも、14時に何とか中蒜山へ到着。上蒜山から約1時間かかった。上蒜山と中蒜山は近いが、中蒜山から下蒜山は長い。中蒜山で遅い昼食。太めの山ガールズが2名休んでいた。多分、中蒜山登山口から登って来たのだろう。元気をだして下蒜山へ向かう。
下蒜山着が16時10分。中蒜山まで引き返す予定だったがここでテントを張ることにする。雪解けの水が溜まっています。
今回は、いろいろと担ぎ上げたから退屈はしないが何だか天気は下降気味。酒を飲んからで外に出ようとしたら太ももに痙攣が。疲れと寒さ、それに年のせいだろう。痛かったが、間もなく直る。ラジオで大相撲の放送を聞きながらビールを飲んだり、焼酎を飲んだりで小便がよく出た。外はガスで何も見えず。雨と風の音を聞きながらうとうとする。今日は、フライ付きのテントで正解だった。冬テントでは、雨にどうだろうか。寝袋は、スリーシーズン用だが、寒さは感じなかった。多分、羽毛の上下を着用していたからだろう。
昨夜は、一晩中雨と風。朝方、寝袋の中で帰りのルートについて考える。来た道を引き返すのか、このまま犬ばさりまで下り、道路を歩いて帰るかだ。雨が降っているのでどうしようかと迷った。ぐずぐずしていたら時間ばかりが過ぎる。とにかく朝食をとることにし、昨夜の残りのご飯に味噌汁をかけて胃袋に流し込む。カボチャのポタージュを飲んで少し元気が出た。「ウンコ」がしたくなったが外は雨。それでもしなければならないので雨具に着替えて外に出たら、雨は意外に弱くほんの小雨程度だった。テントの中にいると、フライを打つ雨音がよけいに大きく聞こえるようだ。これなら、縦走して帰れる。
荷物をザックにまとめ、テントをたたむ。このザックは、外からテントをしまい込めるのがいい。ボタボタしずくの落ちるテントを押し込むようにして帰りの準備完了。 9時に下蒜山を立ち10時50分中蒜山、11時50分に上蒜山。駐車場着が13時10分。途中、中蒜山の避難小屋でしばらく休んだ。この頃から雨は止む。しかし、山全体は雲に被われて見えなかった。
帰る途中、下蒜山の温泉に寄ったら「本日休業」 仕方ないので蒜山の道の駅に行ってラーメンを食べ、「新ソバ粉」を買って帰る。
「装備について」
靴 スリーシーズン用のスポルティバ。 スパッツは使わなかった。防水は何とか持った。しばらく前に手入れをしている(防水スプレーで。 これをしていなかったらどうだっただろうか。最近、防水能力が落ちてきているので、日頃の手入れに気を遣う。
雨具 アシックスクイーン。高価だったが軽くて良い。これも防水力は落ちているが、やはり手入れはしているので何とか濡れずに済んだ。
ザック 古いラフマーです。この会社はもうない。具合が良いので何十年も使っています。防水力はないので荷物はビニール袋に入れている。外からテントを入れられるのがいい。
ストック スキー用です。最近「アウトドア菊信」で購入。軽くて使いやすい。3つに短くはたためないが特に問題は無い。カーボンなので軽 い。(山用は重くて頑丈なような気がするが・・・) 古いストックは、あの腹の立つ男鹿岳に置き忘れたまま。
食料 ほとんどが乾燥食品。お湯で戻すだけ。これも「アウトドア菊信」にある。長持ちするので非常食として我が家においている。