山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

冬に向けて 訓練

2012年11月26日 | 訓練

 

 山陰の山々にも雪をみる季節になりました。平地の雨は、山では雪。大山も雪化粧です。25日(日)、鍛錬を兼ねてテントを担いで蒜山三座往復縦走に出かけました。水6リットル、食料3日分。酒とビールなど色々。荷物を重くして、冬場に向けての体力づくり。

 今日は、上蒜山から登ることにする。最近、登山口の駐車場が以前と違っていて戸惑ったが、古い駐車場への道はまだ車が入りそうなので入ってみたらまだOKでした。ただ、ここの駐車場は私有地らしく、周囲はかなり開発が進んでいる。下の写真は、上蒜登山口からのもの。三平山が見えます。中央の白い建物の前にも駐車スペースがあるが、個人の私有地らしい。しかし、2,3台登山者の車が止めてあった。

        

   昔からある駐車場に車を置きここから遅いスタート。季節はすでに秋から冬。冬枯れの景色が迎えてくれた。ここを突き当たったところが上の写真にある白い建物。

        

 スタートが遅かったこともあり、下山者に出会うことしきり。思い荷物に辟易しながら登る。雪をかむった大山が見えて来ました。烏ヶ山が小さく見える。

        

   蒜山にも雪が。今日は天気が良いので昨夜降り積もった雪が溶け、まるで春のよう。

      

  頭の上から、ポタポタとしずくが落ちます。途中、泥濘の道では靴も汚れるのでまいった。

     

 上蒜山の頂上まで、2時間10分かかった。すぐに、中蒜山へ向かう。下蒜山は遙か彼方。今日は下蒜山まで行って引き返す予定だが、この時、無理かもしれないと思った。(10時40分に駐車場をスタートしている)

     

 それでも、14時に何とか中蒜山へ到着。上蒜山から約1時間かかった。上蒜山と中蒜山は近いが、中蒜山から下蒜山は長い。中蒜山で遅い昼食。太めの山ガールズが2名休んでいた。多分、中蒜山登山口から登って来たのだろう。元気をだして下蒜山へ向かう。

     

  下蒜山着が16時10分。中蒜山まで引き返す予定だったがここでテントを張ることにする。雪解けの水が溜まっています。

       

 今回は、いろいろと担ぎ上げたから退屈はしないが何だか天気は下降気味。酒を飲んからで外に出ようとしたら太ももに痙攣が。疲れと寒さ、それに年のせいだろう。痛かったが、間もなく直る。ラジオで大相撲の放送を聞きながらビールを飲んだり、焼酎を飲んだりで小便がよく出た。外はガスで何も見えず。雨と風の音を聞きながらうとうとする。今日は、フライ付きのテントで正解だった。冬テントでは、雨にどうだろうか。寝袋は、スリーシーズン用だが、寒さは感じなかった。多分、羽毛の上下を着用していたからだろう。

 昨夜は、一晩中雨と風。朝方、寝袋の中で帰りのルートについて考える。来た道を引き返すのか、このまま犬ばさりまで下り、道路を歩いて帰るかだ。雨が降っているのでどうしようかと迷った。ぐずぐずしていたら時間ばかりが過ぎる。とにかく朝食をとることにし、昨夜の残りのご飯に味噌汁をかけて胃袋に流し込む。カボチャのポタージュを飲んで少し元気が出た。「ウンコ」がしたくなったが外は雨。それでもしなければならないので雨具に着替えて外に出たら、雨は意外に弱くほんの小雨程度だった。テントの中にいると、フライを打つ雨音がよけいに大きく聞こえるようだ。これなら、縦走して帰れる。

 荷物をザックにまとめ、テントをたたむ。このザックは、外からテントをしまい込めるのがいい。ボタボタしずくの落ちるテントを押し込むようにして帰りの準備完了。 9時に下蒜山を立ち10時50分中蒜山、11時50分に上蒜山。駐車場着が13時10分。途中、中蒜山の避難小屋でしばらく休んだ。この頃から雨は止む。しかし、山全体は雲に被われて見えなかった。

 帰る途中、下蒜山の温泉に寄ったら「本日休業」 仕方ないので蒜山の道の駅に行ってラーメンを食べ、「新ソバ粉」を買って帰る。

  「装備について」

   スリーシーズン用のスポルティバ。 スパッツは使わなかった。防水は何とか持った。しばらく前に手入れをしている(防水スプレーで。   これをしていなかったらどうだっただろうか。最近、防水能力が落ちてきているので、日頃の手入れに気を遣う。

  雨具 アシックスクイーン。高価だったが軽くて良い。これも防水力は落ちているが、やはり手入れはしているので何とか濡れずに済んだ。

  ザック 古いラフマーです。この会社はもうない。具合が良いので何十年も使っています。防水力はないので荷物はビニール袋に入れている。外からテントを入れられるのがいい。                                                    

  ストック スキー用です。最近「アウトドア菊信」で購入。軽くて使いやすい。3つに短くはたためないが特に問題は無い。カーボンなので軽     い。(山用は重くて頑丈なような気がするが・・・) 古いストックは、あの腹の立つ男鹿岳に置き忘れたまま。

  食料 ほとんどが乾燥食品。お湯で戻すだけ。これも「アウトドア菊信」にある。長持ちするので非常食として我が家においている。

 


山の装備

2012年11月22日 | Weblog

 山へ行く(登る・歩く)場合、色々と準備が必要となる。一般的に初心者は、必要以上の準備をする傾向があるようです。これは、山の経験がないために、「山に対する不安」から「あれもこれもが必要なのではないのか」と考えることに起因すると考えられる。また、山の案内書・ガイドブックなどに書かれていること(装備)を鵜呑みにしていることもある。

 私も、山を初めた頃は、服装から履き物・靴は勿論のこと、山の案内書に従って様々な装備をあれもこれもとザックに詰めて出かけたものです。最近、山慣れをしたせいか、年をとったせいかわからないが、山行きの装備について自分なりに考え、選択することが出来るようになってきた。以下に、山の装備についていくつか記してみたい。

 山の装備(その1)  

 山へは、何を履いて行くか?この場合、対象となる山やその時の季節・天候等によっても大きく異なる。 山へ行く以上は、その山にあった靴を履いて行きたいものだが、その山へ行ったことのない者にとってはどんな靴がいいのかよくわからない。富士山なのか穂高岳なのか?あるいは、大山なのか三瓶山なのか。はたまた、我が家の裏山なのか。

 山行の形態にもよるだろうし、季節のこともある。しかし、山へ行く大方の人たちは、一旦山靴を購入すると、いつでもどこでも、どんな山でもその靴一足で済ませてしまうようになる。最近では、初めに購入する靴はスリーシーズン用が多いかな?雪山とか、冬に山へ向かわない人はそれで良い。また、最初からオールシーズン用を購入する人もいるかもしれない。以前は、山靴の種類が今ほど豊富ではなかったから、山靴といえばこのオールシーズン用だった。この靴で、春夏秋冬と歩き、登り攀じた。私など、最近まではそうだった。

 しかし、あちこちの山を歩き、登っているうちにいろいろと気づいたことがある。それは、「我々の生活の中で日頃使っているものでも利用できるということ」です。良いい例がゴムの長グツ」。一般にいう「ゴム長」で、何処の店でも売っているやつだ。ただし、ゴム長にも各種ある。長さも色々、底の作りも色々、スパイクの打ってあるゴム長もある。最近これらが、日本の山でよく使われていることに気づいた。 「長グツを履いて山登り?」と思われるかもしれないが、これが意外にいい。つまり、日本の山に合っているということ。

 また、トレールランニング用の靴やいわゆる運動靴等もちょっとした山登りにはいい。とくに、トレールランニング用の靴は、軽くて頑丈。底は滑らないような作りとなっている。冬期をのぞけば、日本のほとんどの山は、この靴でいいような気もする。実際、トレールランニングの連中は、この靴でアルプスの山々を疾走している。最近よく見かける「山ガールズ」たちが履いている靴は軽くて使いやすそうだが、どんな作りになっているのだろう。

 現在、私が山用に使っている(持っている)靴を参考のために記してみます。

       冬期用・・・・2足 皮革と合皮(極寒用) オールシーズン用としても使える。

       兼用靴・・・・1足 山スキーの兼用靴

       スリーシーズン用・・・・1足 合皮

       トレールランニング用・・・・2足

       沢 用・・・・1足  

       長グツ・・・・5足

       *長ぐつの内訳・・・・ 極寒用 1足   観察用 1足   スパイク 1足    ゴム長 2足(長・短)

 これらの靴のなかで、冬場は除いての話だが特に使用頻度の高いのが、ゴム長(短)とトレラン用のシューズ。たまに、岩場など多い山では底のしっかりしているスリーシーズン用を履くことがある。山の様相によって使い分けをしています。(観察用とは、一部の国立公園などに入る時に使用するもの。スパイクは、スパイクつきの長靴のことで、積雪期の山で意外と重宝する。釣り師がよく使っている。)

 最近、ゴム長(短)を履いて大山に登りました。頂上付近のキャラボクには樹氷の林。木道には、部分的にですがうっすらと雪(霜?)が。登りは問題は無かったけど、木道の下りで少々難儀しました。ダブルのストックを持ってきていたのでこれが大いに威力を発揮してくれました。ただし、登山靴でもいやらしい感じでしたが・・・。

 トレールランニング用の靴は、もともとが山用に作られている。これで平地を歩くのはもったいない気がする。一方、ゴム長の使用範囲についてはよくわからないことがある。小さい頃、雨や雪が降ったときに使用した覚えがあるが、大きくなってからは、ゴム長を履くことはなかった。「格好が悪い」ということもあったし、街場の生活では、通勤用の革靴があればそれでほとんどがカバーできた。

 私が、ゴム長に関心を持つようになったのにはそれなりの理由がある。多くの山を登ったり、歩いたりして行く過程の中から、自然に考えるようになり、いつの間にか使用頻度も高まってきた。

 登山靴は他の靴に比べてリスクが少ない。だから登山靴なのだが、オールシーズン用の靴なら、面倒くささ、重量、固さを等気にしなければ確かにオールマイティです。晴れでも雨(条件付き)でも雪でも、岩でも重荷を担ぐ時でもいい。捻挫もしにくい。

 しかし、欠点もある。

 その1は、「面倒くささ」。

  登山靴を履いたり、脱いだりする時のあの面倒くささ。そんなことを言うと横着者といわれそうですが・・・。

 その2は、重くて固いこと(オールシーズン用の靴で)

 岩場などの山道を歩くときは、これが安全の確保につながるのだが、岩場もなく、山道がよく整備されているような道ではあまり利点はなく逆に足が疲れる。登山口までの長が~い林道歩きなど登山靴では大変だ。

 その3は、雨に弱い。

 馬鹿をいうなとしかられるかもしれないが、これは事実。登山靴なら雨でも大丈夫と思っている人が多い。ただ、それにはいくつかの条件がある。その条件とは、「真新しいこと」と「日頃のメンテナンス」。これさえクリアーされていればまず水は浸みてこない。(この条件は、雨具についてもいえるのだが、雨具については別の項で述べてみたい)

 新しい靴なら、少々の雨でも水がしみ込むことはない(安めの靴はわからない)。スパッツを着ければさらにいい。しかし、使用頻度が高いと老化現象も早い。水はジワジワとしみ込みはじめ、一旦しみ込みが始まった靴は、乾燥させてももう以前のような防水力は戻らない。こうなった靴の防水力を高めるには、防水スプレーの助けを借りるしかない。つまり、「日頃のメンテナンス」が必要となる。最近の靴の防水はいいと思っておられる人も多いと思うが、水がしみ込む時期は、意外と早くやってくる。 これは、私の経験の中からのことですが・・・。(雨のザアーザアー降る日、2~3時間ほど歩いてみればわかる) 靴の防水に関しては、 防水用のスパッツを着ければ良いという人がおられるかもしれません。確かにそうですが、私もあれこれ防水用のスパッツを探してみました。しかし、靴をうまくおおって防水をしてくれるような品物には出会いません。これは、おかしなことだと思います。靴の防水能力の高さを宣伝するあまり、こちらの開発がおろそかになっているのかもしれませんね。

 以上は、ゴム長に関心が行くようになった理由の一つですが、他にもあります。

 それは、各地の山でゴム長の靴で歩いておられる沢山の登山者に出会ったこと。以前、何かの雑誌(?)で、どこかの山小屋のご主人が、山ではこれ(ゴム長)が一番だと話しておられたことを覚えている。その時は、そうかな~と半信半疑。まあ、日頃から使い慣れているのでそういうことなのかなと思っていました。ところが、100名山を終え、200名山・300名山を登り始めた頃から、時折ゴム長の登山者に出会う機会が増えてきました。はっきり覚えているのは、300名山の「米山」でのこと。この山は、標高高くはないけど、頂上からの眺めはいい。頂上には、こぎれいな山小屋もあり、佐渡ヶ島や妙高山や燧岳を見渡せる。この山で、毎日のように登っているという地元の登山者に出合い、いろいろなお話を聞くことがありました。その折、登山靴ではなくゴム長を履いておられるのでその「効用」について伺うと、これで充分だといわれた。

 また、東北の200名山、「焼石岳」に登った折り、多くの地元の登山者がやはりゴム長を履いておられたので、冗談半分で、「東北では登山靴は売ってないのか」と聞くと、笑いながら、この山はこれで登るものだとおしかりを受けた。確かに、じめじめした箇所も多くあって、その通りだなあと納得したことがある。概して、東北の方々は、ゴム長を履いて歩く人が多いようだ。

 100名山登山の折には、さすがにゴム長を使用している登山者は見かけなかったように思うが、その頃は、このことにあまり関心がなかったから見落としていたのかもしれない。

 私がゴム長に関心を持つようになったのはこのような理由による。そして、ゴム長を履いて初めて山に登ったのが、今年の正月で、登った山は、「武甲山」。雪はなかったが、寒い日でした。薄い靴底を通して寒さと共に伝わって来る「土」の感触が、とても新鮮だったのを今でも覚えています。意外に歩きやすくて、履いたり脱いだりがとても簡単。この時からゴム長を頻繁に使うようになりました。

 ゴム長についてちょっと長くなりました。山で使える靴は、色々あるということで、山によっては普段の生活の中で使っているものでも結構利用できるということです。ゴム長は安価で便利です。一足準備しておくといいですよ。何だか、「ゴム長」の宣伝みたいになりました。ご勘弁を。

           上段左より スキー兼用靴 極寒用(冬)用 オールシーズン用(皮靴)  スリーシーズン用                         

           中 段    極寒用ブーツ スパイク ゴム長靴(中) ゴム長(短)   観察用

           下 段    散歩用 トレラン用(1) トレラン用(2) 沢用

              

 

 

 

     山行きの装備  靴 (fin)                    

 


大山最新情報

2012年11月13日 | Weblog

 11月12日(月)

 晴れ間ののぞきそうな天気予報を見て、久しぶりに大山へ。

                 南光河原の駐車場前は工事中。いつかの豪雨で被害が出たようです。

          

         いつものように河原の横手からスタート。ひっそりとして人影はない。秋の深まりをひしひしと感じる。

          

 2合目あたりから、先行していた人影を見る。4合目で一息入れ5合目でポットに入れて来たコーヒーを飲んでいたら、ドヤドヤと数名の若い外国人が登って来て「ここはどこらあたりですか」と日本語で聞くので、5合目だから丁度中間地点だと教えてやる。半袖で、中には短い半ズボンの者もいた。「頂上は寒いよ」と言うと、「大丈夫」だという身振りで笑いながら答えた。

                 6合目にて。天気はあまり良くない。頂上は吹雪いているらしい。

           

                   8合目あたりから、様相は一変する。正に冬モード。

          

  木道は所々滑りそうな箇所があり、ミニアイゼン(滑り止め)をつけて歩く人もいた。靴に「荒縄」を巻いて下山してきた夫婦がいた。これなら滑らないだろうし、木道を傷めないで済む。この夫婦は、よほど山慣れているのだろうが、感心なことだと思った。「荒縄」は、少し細めだったから、山用に用意したものだろう。こういう使い方を知っている人は今では少ない。クツに荒縄を巻くのは、雪国の生活の中から出てきたものだと思う。良い勉強になった。

          

                      頂上。避難小屋から外人さんたちが出てきた。さすがに寒そうです。

          

                     頂上も、間もなく雪に埋もれることだろう。そうすれば、いよいよ山スキーが始まる。

          

                            元谷へ下り、大神山神社まで。参拝者、観光客がパラパラ。

 

           

  大山寺で、おもしろいものを発見。温泉が出来るそうです。ついでに、美味しい大山ソバでも出せば良い。そういえば、大山寺郵便局の隣に「足湯」が出来ていました。

                       

 帰りは、尾高の温泉で汗を流す。300円也。ここの温泉は、3時からだが意外と静かだし清潔で大山の眺めも良い。経営がかわってから料金も安くなった。300円という金額は、全国的にも安い方。

 ドングリ村に寄ったら、新ソバ粉が出ていました。明日は、久しぶりにソバ打ちでもしようかな。

 

 

 


平成24年度 200名山・300名山の総括(来年度に向けて)

2012年11月09日 | 200名山・300名山

 平成24年度に登った山々は、現在のところ43座。雪解けを待って、早めに取りかかったが結局50座は登れなかった。原因は、一番良い季節である秋の紅葉のシーズンに出かけられなかったからだ。退職後の自由な身といっても、近所つきあいや、かっての職場仲間の義理などあってなかなか「義理と人情の世界」から抜け出せない。

 それでも、残すところ21座となったから来年はかなり楽だ。残りの山々は、主に上信越地方に集中している。他は北海道と佐渡ヶ島がある。

    残りの山々  

            200名山                           300名山

            中ノ岳                                  浅草岳(福島県側からは入山禁止。道路の崩壊)    

            八海山                              金北山(佐渡ヶ島)

            荒沢岳                              景鶴山(入山禁止だが・・・)  

            黒姫山                              朝日岳

            戸隠山                              笠ヶ岳

            佐武流山                             横手山

            鳥甲山                             以上6座   

            白砂山

            仙ノ倉山

            岩菅山

            浅間隠山

            餓鬼岳

            会津朝日岳(道路崩壊のため入山禁止だが・・・)  

                        渡島駒ヶ岳(登山規制が一部解除された)    

            カムイエクウチカウシ山(北海道)

            以上15座    

 今年はまだ終わったわけでもないので、年内に何座かは登りたいと思うが、これも天候次第。降雪状況にもよる。案外、積雪期に登れる山も多いかもしれない。冬山登山の出来そうな山があるどうか、調べておく必要がありそうだ。欲をいえば、山スキーが使えれば言うことなしだ。

 佐渡ヶ島にある金北山は、春の花の時期に登り、北海道のカムイエクウチカウシ山は夏に登る。この山だけは、日帰りは無理そうだからテント泊になる。北海道の山は、いい山が多いがいつも「熊」に出会わないかとビクビクしている。北海道でカムイエクウチカウシ山が最後に残っているのはこの「熊」のため。今まで登山口近くまで、2度ほど行ったが登らないで帰っている。来年こそはと思う。

 北海道の山の登ろうとする人は、カムイエクウチカウシ山でのヒグマ襲撃事件の記事を読んでおかれると良い。そうすれば、本気でクマ避けスプレーを準備することになると思うが・・・。

             クマ避けスプレーとそのホルダー(松江市茶町のアウトドアー菊信にあった)

                                 

 このスプレー、どんな猛獣でも撃退できる強い味方です。しかし、その分だけ取り扱いに慣れていないととんでもないことになります。誤って自分の体にかかったことがあるが、やけどのような状態になりいつまでもヒリヒリして痛いです。顔にでもかかったら七転八倒間違いなしでしょう。「サリン」ほどの威力はないが、とにかくこれは脅威です。

 ヒグマに関してのお話はこの程度にしておいてまたの機会に回します。200名山残りの山々では、鳥甲山とか佐武流山あたりが厳しそうかと思います。これらは、来年の夏以降で、それまでに300名山は終えておきたい。来年のことを言えば鬼も笑うかもしれないが、少なくとも、入山禁止以外の山は登りたい。