山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

近畿(北部)200名山・300名山(その3)

2010年10月26日 | 200名山・300名山

近畿地方は琵琶湖周辺の200名山・300名山に向かう。琵琶湖周辺には、200名山としては武奈ヶ岳と御在所岳。300名山では愛宕山、蓬莱山、藤原岳を残している。今回、とりあえず愛宕山、武奈ヶ岳、蓬莱山に向かう。他は天気も悪くなっていたので次回に回すことにした。

 10月23日(土)曇り  愛宕山924m。
 この山への登山口は、清滝からと水尾があるがナビに任せていたら水尾に着く。島根県からだとこちらが近いからだろうが、途中ごく狭い道路を行くことになった。経路は中国道から国道423で亀岡市に出て、道の駅「ガレリアかめおか」で休憩。ここから大きく迂回して地方道京都日吉美山線で水尾集落へ。有料の駐車場があった。駐車場は、水尾自治会が運営している。500円也。バス停にトイレがある。

写真の奥手に登山口があります。
 
  

 見づらい写真ですが、右下が保津峡駅です。水尾はここからすぐで10分くらいか?。この辺りの道は狭く対向車に出会うと苦労する。清滝から登った方が好かったかもしれない。

 

 休日のせいか登山者は多かった。ただ、登山目的なのか神社参りなのかは定かではない。この山は、全国に散らばる愛宕社の総本山で有名です。「お伊勢7度 熊野へ3度、愛宕山へは月詣で」という言葉があるそうです。
 境内の標示に、登山者のマナーが悪くていけない。登山目的の入山の禁止を考えている、などとあった。脅かしかどうか知らないが神域の管理も大変なのだろう。ぼっか訓練の者が、担いできた石を置いていくそうです。大山とは違い、ここではあまり喜ばれてはいない・・・。
 石段を登り詰めると愛宕神社です。
 

 霊験あらたかな神社にお参りして売店の神官らしき人に、頂上はどこかと聞いたら「ここが頂上ですと」言われた。ついでに、この神社は何の神様かと聞きたかったが止めた。(この神社にお参りすると火災などの火の害に遭わないそうです。お参りした後で分かったことです。)
 京都周辺で高い山は、この愛宕山924mと比叡山845m。昔、比叡山が愛宕山を殴って、愛宕山にコブができ、そのぶんだけ高くなったそうです。

 

 まあ、300名山だから登ったようなもので、信仰からではない。それでも、愛宕社が火災の神様だとは知らなかった。1時50分に水尾をスタートして、4時30分に下山。山谷の道路を抜け、夕闇の京都市に出る。とりあえず道の駅「藤樹の里あどかわ」まで行って車中泊とする。

 10月24日(日)曇り後小雨 武奈ヶ岳1214m

 
武奈ヶ岳は、比良山系の最高峰。しかし、登山口への標示はなくて比良岳の標示に従って行くことになるので要注意。国道161号線の湖西道路を行くと比良駅近くで「比良岳登山口」の標識があり、それに従って進むとイン谷登山口にぶつかる。バスはここまでだが、車はもう少し奥まで入る。以前、スキーリフトもあったそうだがつぶれたらしく草深い道を進むことになる。

 イン谷登山口。武奈ヶ岳へはここを真っ直ぐに入る。「金糞峠」を目指します。奥に駐車場あり。左へ行くと比良岳へ。
 

 見にくい地図ですが、真ん中下の赤い点がイン谷登山口。161号線が途中で2つに分かれています。どちらからでも行けます。
  

  
 金糞峠にて。キンクソと読むそうです。ここから尾根沿いに進む。右方面には琵琶湖が見え隠れする。季節には素晴らしい景観となりそうです。さすが200名山。比良山系は、縦走路が整備され歩いていても気持ちがいい。この日は、山岳会主催の登山大会が催されていました。
            

                    山頂です。琵琶湖からの風が冷たかった。天気の良い日に登りたかったが・・・。

            

                                     琵琶湖と比良山系の山々。

            

 朝9時にイン谷口をスタートして頂上に着いたのが11時50分。頂上は寒いので、下山途中に昼食を摂る。14時10分、小雨降る中の下山となる。近くの温泉「ひらとぴあ」にはいり汗をながす。少々狭い温泉だったがそれでもさっぱりしたのでよかった。この後、琵琶湖大橋たもとの道の駅「びわ湖大橋米プラザ」で車中泊。夜雨音を聞く。

 10月26日(月)曇り 蓬莱山1174m

 300名山の蓬莱山は、びわ湖バレイからロープウエイが出ていてこれを利用すると30分ほどで頂上に立つ。天気が良ければ歩きも良いが、雲霧の中を歩いてもしょうがないので「遊覧者引揚機」を利用する。登山口は、下の乗り場の横手にもあるらしい。9時過ぎにびわ湖バレイへの道路に入る。有料道路だが、この日は無料でした。乗り場はお休みかと思うぐらい人影もない。社員らしき人がいたので聞くと、まだ早いとのこと。それでも10分ほど待って乗ることができた。

                                    貸し切りのロープウエイでした。

                             

 雲霧の中をさまようように頂上に。ここもシカの食害がひどいらしく電流の柵があった。作業員の人がわざわざ開けにやって来てくれた。冬期はスキー場として賑わうらしい。比良山系は琵琶湖独特の気候のため、雪も多く冬は厳しく雪も多いらしい。晴れた日琵琶湖を眼下に見て滑るのも良いかもしれない。来年の楽しみが増えた。

            


                              

              山頂避難小屋に祀られている神様の木像。この辺りの寺院は信長の比叡山焼き討ちの際すべて焼き払われたそうだ。

                            
 琵琶湖周辺は、近江八景(http://www.pref.shiga.jp/profile/hakkei/)と言われるほど景色のよい場所が多い。芭蕉が近江に眠っているのもうなずけるような気がする。
 しかし、その時季におとずれたいものだ。 天気の回復が望めそうにないので御在所岳等は止めて帰松。夕刻我が家に着く。焼酎を飲んで寝る。

 

 

 
 

 

コメント
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