豪円山キャンプ場手前に工事用車両専用道路の入口がある。この道路は、大山元谷まで通じていて、古くからある登山道とも交差している。下宝珠の登山へは、大山寺から大神山神社横を通って行くのが一般的だけど、こちらからが近い。
5時10分スタート、宝珠尾根に6時15分着。男性が一人休んでおられた。お互い大汗をかいてやっとたどり着いたという感じ。10分ほど休憩をしていよいよ本格的な山道となる。
北 壁 大山屏風岩
中宝珠を過ぎると眺望は開ける。今日の大山北壁は静かだ。5~6月は良く落石の音を聞くことがある。大山屏風岩は、岩登りの場としても知られる。ただ、最近ここを攀じるクライマーはいないようです。秋から冬の落石が無い時期に登られるが、ブームは去ってしまったか?
若いころは、良く通った懐かしい岩場です。1度、単独で攀じ登ったが、その後、山仲間と数回登攀した経験がある。もう数十年まえのことだけど。
上宝珠に着くまでちょっとした危険個所がある。右手にロープが見える。
このルート、気を付けて歩けばあまり問題はないが、先行者がいるときは落石が怖い。それだけは十分注意。ただ、今日はまだ人も少ないから安心です。先ほど出会った方は、もう追い越したので姿は見えない。
クガイソウの群落。白い花はオオバギボシの花。このすぐ上に避難小屋がある。
7時40分、上宝珠着。そしてついにユートピア小屋へ。8時25分
何とかたどり着いた。時間的に早いからひとの姿はない。ただ、途中下山してくる若者に出会った。縦走でもしてきたのだろうか。暗いうちから夏道を登り始め、一気に縦走路に入れば縦走自体はさほど時間はかからないから。
小屋の前でしばらく休憩してから尾根に上がる。
三鈷峰に人が 縦走路は続く。 奥は天狗ケ峰、剣ケ峰。
こちらは槍尾根 槍尾根へは、天狗ケ峰から入る。
現在縦走は禁止されているので頂上の弥山からは入れない。最高峰の剣ケ峰に行くには3の沢から槍尾根に登り、天狗ケ峰を越えていくのが一般的です。3の沢の登り、剣ケ峰までがきつい。足場も悪い。
次回は、花々の特集です。