雪の季節をのぞけば、3の沢の工事が終わってからまだ一度もこの沢に入っていない。花を見るのは中途半端な時期だけれど槍尾根から剣が峰を歩いて見ようと思い立つ。
文殊堂の駐車場に車を置く。天気は良さそうだけど誰もいない。南光河原の駐車場は満杯に近かったが・・・。沢に向かって左手をしばらく進むと、やはり左手の林の中に道があるのだが行きには見落とした。そのためしばらく沢の中を歩く。間もなく右手に道が現れるのだがやはり見落としたため最奥の堰堤まで余分な汗をながした。
大堰堤を越したあたりから
今日もブヨに追いかけながら歩く。大堰堤を越えて一休みしていたら登山者の姿が見えてきた。あれよあれよと思う間に追いつかれ、追い抜かれる。トレランの練習らしい。
槍尾根から東壁を俯瞰 右からキリン沢、壁沢、三本槍沢(一部)
取りあえず剣ヶ峰を目指す。 立派な崩壊です。これが大山の特徴。
剣ケ峰から弥山をのぞむ。日本でも一級の縦走コース。
剣ヶ峰に埋め込まれた遭難碑。昭和34年1月6日、剣ヶ峰と天狗ケ峰との間で猛吹雪のため4名の高校生が遭難死。
そういえば今年、最近同じような状況下で3名(男2、女1)が遭難死している。
剣ヶ峰から。3本の沢がきれいに延びて・・・。
3の沢の向こうに何か施設のようなものが見えます。何だろう?
槍尾根全景 中央右手にとがった頭を出しているのが槍ヶ峰。そのすぐ手前のピークは名前がない。左端は天狗ケ峰だ。だから、この無名のピークはとりあえず「槍天狗」と命名する。
蝶を沢山見かけた
とりあえず天狗ケ峰まで引き返して。
槍ヶ峰と烏ヶ山 正に崩壊の極致です。
槍ヶ峰(写真左手)の肩から東壁をのぞく。眼下に見えるのはキリン沢か?。
大堰堤まで帰り休んでいるとまた一人登山者が。
写真中央やや右手が槍ヶ峰で中央あたりに見えるのが槍天狗。天狗ケ峰はその奥にわずかに顔を出している。
剣ヶ峰へは、今まではユートピアから行けたのだが、聞くところによるとこのコースも「入山禁止」としたらしい。遭難事故が多くて救助が大変だからという理由ではないかもしれないが、もう少し登山のなんたるかを考えてほしい。人命尊重と事故の防止、救助の大変さはわかる。しかし、そのことによって山に登るこという楽しみを制限してしまうのはどうだろうか。もっと前向きに考えてもらいたいと思うのだが。
富士山のように入山料を徴収して山の維持管理等を含め安全面への充実に当てることはどうか。また、山で儲けている業者からもうけの何割かを自然保護に当てられるような制度も良いかもしれない。