山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山ナイト

2013年07月12日 | Weblog

 あまりにも暑いので昼間は動く気はしない。梅雨も明けたので、北海道へと出かけたいのだが団地のお仕事が待っていて身動きが取れない。夏祭りの準備です。看板建てやら、盆踊りの練習等等。正にかごの鳥状態。すでに北海道に到着して、あちこち登りまくっている溝田氏に会いたいとの思うのだがどうしようもない。北海道へは、団地の仕事の隙を見て出かけることにする。

 最近、夜中の大山登山を思いつき10日(水)の夜に出かける。0時前に大山南光河原の駐車場着。2台ほど車が停まっていた。頂上まで3時間を見ておけばいいので2時頃にスタートすればいい。 蛍が一匹、車の周りに飛び交っていた。源氏蛍ではないようで、白い光をだしていた。

 しばらくうとうとして1時過ぎに目覚める。慌ててスタート。風はない。真っ暗な闇の中、ランプをたよりにスタートする。2合目までが長く感じられたが、これはいつものことだ。体が慣れるまでは、時間の流れが遅く感じられるるのだろうか。汗が噴き出し、めがねが曇る。夜の山道を一人歩くのは、あまり良い気分ではない。熊は出ないにしても本能的に圧迫感を感じる。頭上には夏の星座がきらめいていて、幾分気も紛れる。3合目で小休止。じっとしていると、闇の迫力が迫ってくるようであまり落ち着かない。ランプを消してみる。

 木々の間から、下界の光は見えるが何だか不安になり、すぐに火を灯す。4合目あたりで振り返ったら、どうも私の後に登山者がいるらしい。木の間に光がちらちらしている。最初は、大人数かと思った。葉っぱの間から、かすかに大山寺の光が差し込んでいてそれらが登山者のライトに見えた。6合目あたりで、それらの光が分かれているのに気づいた。どうも一人らしい。

 7号5勺で三脚を下ろし、カメラをセットする。3時過ぎだったと思う。

                        米子から境港にかけての夜景    

  

                       いつの間にか夜が白んでいました

  

  頂上で休んでいると、男性が1人登ってくる。そして、もうしばらくしたらもう1人。3名して日の出の写真を撮る。この日の日の出は、雲が多くあり期待が外れた。雲は適当にあるのが一番良い。日の出の位置は、今は太陽が北に寄っている季節なので甲ヶ山の向こうの日本海から出るように見える。冬になると、烏ヶ山の方角になる。日本海側から日が昇るとは・・・。大山の日の出の方向についてはあまり関心がなかったが、季節によってこうも違うものか。

   

                             影大山を見ながら下山

         

 登り3時間、下り2時間でした。帰りの車の中で睡魔に襲われ、安来インターで下りてしばらく休む。10分ほど寝たらしゃんとしました。我が家に帰り、シャワーを浴びてビール。この日は疲れ果てて、一日中寝たり起きたりで何も出来ませんでしたがビールだけは飲むことが出来ました。