山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

蒜山へ 下蒜山スキー登山

2012年03月31日 | Weblog

今日(27日)は良い天気。蒜山へ出かける。昨夜、蒜山3座のスキー縦走を考えて上蒜山登山口に自転車を置き下蒜山より歩くつもりだった。しかし、出発が遅かったので時間内に縦走する自信がなくなり下蒜山だけのスキー登山とする。

                   まだ雪はたっぷりありました。今日も反省をしながら下蒜山に向かう。

                             中蒜山。雪の具合も良い感じでです。

  下蒜山に着きました。下蒜山の雪解けは他の2山に比べてかなり早い。写真右手の奥が頂上。その手前の稜線は地肌が出ているが裏側の樹林帯には雪がしっかりと着いています。

 5合目です。ここまで来れば一息つける。兵庫県から来たと言う男性に追い抜かれた。彼は幾分軽装でした。下る時だいぶ苦労していました。ここから下蒜山は稜線の右側を登る。トレースがありました。帰りは、樹林帯の雪の斜面を斜滑降気味に滑り下る。

  良い天気です。兵庫の男性と暫しお話してから中蒜山に向かってスタート。

 ほんのしばらく滑れますが・・・。

 

 中蒜山が目の前に。自転車を上蒜山においておけば良かったとここで反省しました。時間的にも充分間に合った。天気も良かったし。下蒜山から中蒜山にかけてはあまり滑れるところはありません、中蒜山からの下りと、上蒜山からおろがたわへは滑れます。以前、もっと雪の少ない時期に縦走したことがあるのでわかる。

 下蒜山を振り返って。

 結局この日は、ここから引き返す。下蒜の頂上から、樹林帯の中に入り、斜滑降と横ずらしで5合目まで下る。途中、兵庫の男性を追い抜く。レッキングシューズに軽アイゼンを着けたような装備なので下りに苦労していた。8合目あたりはかなり急斜面です。部分的にスキーを外して歩くが、下りはまだ結構滑れました。

 下蒜山の雪は、間もなく溶けて無くなるでしょう。これからの蒜山のスキー登山なら、中蒜山と上蒜山周辺だと思う。

 

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大山滑降 横手口沢(間の沢) 3月14日(水) 

2012年03月14日 | 大山を滑る

先週8日(木)に引き続いて大山へ。今日は横手口沢からの滑降です。天気予報を信じて我が家を出る。米子道での気温は5℃。先週以上の素晴らしいザラメと晴天を期待したが・・・。

 

 何と、この一週間の間にかなりの積雪があった。昨夜も雪が積もったようで道路は真っ白。いつもの所に車を置いてスタート。雪は柔らかいが登山道はしっかりと踏み固められている。

 

 阿弥陀堂もしっかり雪の中です。夏道でシール登高をする3名のグループに出会う。ものすごい体力でアッという間もなく見えなくなった。ファットスキーにシールを貼ってあった。重たいでしょうとといったら、「そうだが楽しく滑ることが出来る」といわれた。今日はその通りかもしれないとその時思った。とにかく元気でどんどん登っていく。3合目あたりから、桝水側へ回り込み姿を消したが、5合目あたりでまた出くわした。大きく回り込みながらジグザグと高度を稼いでいる。3名の内一人は外人さん。この男が凄い。5合目上部で姿を現し、ここから後はほぼ後は夏道沿いにシール登高。他の登山者もあきれて見ていた。後の2名はだいぶん遅れたらしく姿は見えない。

      雪景色が美しい。ただし、樹氷ではない。雪がブナの枝に付着している。このあたりではまだ天気はよかった。

 

 8合目の手前あたりでスキーを外していたので追い越す。やはり大山ではシール登行よりツボ足が速いと思いながら頂上近くまで登ったら、またまた追い越された。見るとシールにスキーアイゼンだ。結局、この外人さんには負けた。

        頂上小屋は雪の下に。2階の入り口も完全に雪に埋まっていました。

 

   6合目あたりからガスってくる。写真は、頂上小屋の近くです。

  

 頂上に着いて外人さんに話しかけられるが、何だか意味不明なので困っていると握手を求められた。そのうち、他の2名の日本人がやって来た。何処を滑るか相談する。「ホワイトアウトなので夏道を引き返し、7合沢あたりが安全かもしれない」などと話したがそれでもと思い自分は横手口沢の方へスキーを滑らす。すぐに何が何だか分からなくなり暫し停止。そのうち、幾分見えるようになって、3人組が下りてきた。視界のあるうちにとスタート地点へ移動する。場所によっては風で雪が飛ばされカリカリで下の雪面が出ている。いつもならばザラメの斜面をトラバースして滑り込むのだが今日は感じが違う。滑り口はここかなと思ったがいつもと情景も違うので少し先まで行ったら1合沢との境界にでた。しかし、これで横手口沢入り口の位置がはっきりしたので先に滑り込む。雪は幾分固め。これではファットスキーは意味もない。しばらく下りてから上の3名の様子を伺うと・・・。

 

 滑ろうとしないのでお先に失礼する。核心部はかなりの急斜面。2年ぶりなので余計に緊張するし、雪質も良くないのでスマートに滑れない。何よりも、視界がはっきりしないからワンターンごとに止まる。

     ガスが晴れて、視界が。大の沢をしのぐ斜度とスケールです。この辺りから雪質が悪くなる。ここが雪崩れたらものすごいことになりそう。

 

         雪はしめって粘っこい感じ。滑るたびに雪だるまが発生する。

 

 ダンプカーのタイヤのような塊がごろごろ落ちて来る。雪崩の一種ともいえる。大人数で滑っていたら、それぞれが雪だるまを発生させるから大変な事になっていたかもしれない。

                   やっと安全地帯までやって来ました。

 

 上部を振り返る。途中、雪崩跡のような雪の堆積を見ました。沢の両側からも雪の塊が滑り落ちている。

 

  下部では、大きな雪だるまのようなヤツがゴロゴロしていて滑るのに苦労しました。転んだひょうしに板が雪の中に突き刺さり、逆エビ固めのような格好になる。しばらく身動きが取れなくてヨガの練習をしているようでした。その姿勢で少しずつ雪を搔いて板を引き出しました。

 

 道路を横切って雪崩が通り過ぎて行ったようです。このすぐ横が横手道入り口。

 

 横手道に入り、大の沢を過ぎる。結局、3人組は何処を滑ったのだろうか。後からついてくる様子はなかったから、てっきり大の沢へ移動したのかとも思ったが、大の沢では姿もトレースも見かけなかった。頂上まで引き返したのだろうか?

 桝水スキー場を横目に、くたびれて車まで帰る。除雪も進んでいました。

 

 反省

  気温は上がっているが、大山の天気は良くない。下界は雨でも大山は雪。その日その日で滑る条件が異なります。また、上部と下部とでも大きな違いがあります。雪崩の危険もありしばらくは様子見が利口。無理して滑らないことです。特に今年は今までにない現象に出くわす。

 

 

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 春の大山 大の沢滑降 3月8日(木)

2012年03月09日 | 大山を滑る

天気予報によると8日は晴れ。太陽の光を浴びながら大の沢を滑ることを期待して出かける。しかし、雨こそ降らないが何ともはっきりしない天気です。太陽は出ているものの薄曇り。霞なのかもやなのか、黄砂の影響もあるのだろうかボーツとした天気です。米子道での気温は5℃。先般日曜日は6℃だったが、この日は風が強かった。南光河原駐車場を横目に地蔵さんの水場がある道路脇に駐車。すでに2台おいてあった。9時20分スタート。

 洞明院の方向に進むと夏道にぶつかる。駐車場からでは、このルートが一番近いようだ。南光河原からでは登りになるが、ここからだと平坦に近い。

 

  

   この辺りが頑張りどころ。三鈷峰が見えます。

  

    別山も見えて来ました。

  

 別山沢では、落石も見えています。

  

   雪解けは早い。

  

    縦走者のトレースがありました。そろそろ縦走適期か?

   

   大の沢入り口方向。

  

 頂上の雪は少し堅めでした。ザックを置いて大の沢入り口あたりまで滑ってみました。エッジも効いて何とか滑れそうです。12時30分、頂上をスタート。大の沢に滑り込む。今年、降雪の後にここを滑ったスキーヤーが表層雪崩に遭い、下の堰堤まで流されたそうです。よくも助かったものだと思う。 

  

  これから怖いのは、底雪崩と落石。気温の変化と雪の状態をどれだけ読めるか。それに運か?。大の沢核心部右手の斜面がずれていました。左斜面より幾分落石あり。

  

 視界が開けて桝水方面が見えて来ました。この辺りが核心部ですが、雪質は滑るには最高となりターンも思いのまま。一気に抜け出す。

  

 ここを滑れるのは、後何日か?

  

  堰堤はまだ雪の下ですが、部分的に段差が出来ひび割れ状態の所もありました。間もなく正面突破はできなくなりきわの方を滑ることになる。そうなれば、横手口沢(隣の沢)のほうがいい。

  

  桝水スキー場は、貸し切り状態。少し遊んで帰ろうかとも思ったが止める。

  

 

  横手道途中で、雪崩の跡を見る。こんな所でも雪崩るのだなあ。

 

   

 雪崩が通り過ぎた跡。滑り台のようになっていました。

  

   

  この道は長年通う道だが、雪崩を見るのははじめて。そういえば、かって、大神山神社裏の何でもないところで雪崩遭難があったと聞きます。

  9時20分に駐車場をスタート。アイゼンはザックに入れたまま使わず。雪は、だいぶ緩んでいるので必要ないともうが、誰も着けてあるいていた。アイゼンを着けると、足が締め付けられて歩きづらく、疲れやすい。ストックやピッケルを持てば、よほどのことがない限りアイゼンは不要。今日などは、キックステップで歩く訓練と思えばいい。

 12時前に頂上着。12時30分頂上スタート。写真を撮りながら大の沢を滑り、桝水が13時05分。車着が13時50分でした。

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自転車こいで(その1)

2012年03月05日 | Weblog

 自転車をこいでぶらりと出かけてみるのもおもしろい。体力づくりを兼ねながらあちこち春を求めてぶらつく。 古浦海岸から六坊。稲ずみ、片江、七類から雲津。出雲大社から日御碕。宍道湖岸から出雲自転車道で神立橋までななどと最近こぎ回ってみました。

 良かったコースは、稲ずみから雲津。アップダウンもさることながら、ひなびたかんじの港町を周り、人気の無い海岸線を潮風に吹かれながら行くのも山歩きとは別の味わいがあります。

                  波打ち寄せる春の海。 稲ずみの浜辺。

 

         片江港。かって遠洋漁業で栄えた港。片江船団という名も今は昔。

 

                美保関町惣津。いん石が落ちた家の前です。

 

            七類港。寒風の中、グラウンドゴルフに興じるお年寄り。

 

               海を見ながら必死に自転車をこぐ。法田あたり。 

 

 法田、諸喰と過ぎて雲津港へ。海岸沿いに行けるのはここまで。ここから山越えで境水道に出る。 

 

  山を越えると大山が霞に浮かぶ。

                     春なれや 名もなき里の 春がすみ (芭蕉)

  馬鹿の一つ覚えのようですが、春を旅する季節になるとつい口に出ます。

                      山眠る 山のふもとに 海眠る 悲しき春の国を旅ゆく (牧水)
 
 この詩もいい。牧水や啄木の詩にはなぜか心惹かれます。

  

    境港からの出船。 何処の港に着くのでしょう。 外国航路に乗って、世界一周でもしたくなります。

  

 ついでに、美保関灯台までと思いましたが、時間がないので帰る。さすがに後半はちょっとした坂道でも苦しい。日没直前に我が家に到着。今日もくたびれたが酒はうまい。

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大山 3月

2012年03月04日 | Weblog

 ひと月ぶりの大山。今日は、幾分天気もいいようなので出かける。南光河原の駐車場は満車。仕方なく、少しばかり桝水よりの道路脇、水場のあるエリアにいく。運良くスペースがあったので千円もうかった。気温や雪質などからアイゼンは持たず、スキー板は軽いやつをザックにつける。シールもやめて歩きに徹する。ここから、しばらく(200m?)大山寺方向に歩き、宿坊の前を抜けると夏道にぶつかる。いつもは、キャンプ場の前まで歩き夏道の0合目から歩くのだが、これは遠回り。自転車こぎの成果が出たのか体の調子はすこぶる良くて休まずに5合目まで。

    アイゼン、ハーネス、ザイルで安全確保か? この日は訓練登山があったようだ。この辺りから小雨となり時々小雪が混じる。

 

 ヘリが上空に現れて来た。下山者に聞いたら、草鳴社ケルンのあたりから誰かが滑落したらしく、相方が救助要請をしたとのことでした。何でも、ストックか何かを落とし拾いに行って滑ったらしい。

 6合目あたりから視界も悪くなる。頂上からの滑降はあまり期待せず、とにかく頂上まで登る事とする。

                          頂上小屋の西側。

                           二階の入り口。

 

               タヌキのねぐら・・・?。ここが正規の入り口です。

 小屋は、完全に雪に埋まり入る気もしない。頂上に行ってすぐ引き返す。スキーどころの話ではない。

 

 

 6合まで下りここで板を着ける。しかし、登るのに比べて下りの早いこと。6合の小屋も雪の下。しかし、入り口の雪はかいてあった。沢山の登山者がいる中で板を着けスタートするが見られているようであまり良い気持ちではない。それにしても今日は他にスキーヤーもボーダーも見当たらない。とりあえず斜滑降気味に6・7合沢を横切って8合沢に出る。

 尾根筋にトレースがありました。ここを詰めれば7合沢の上部8合目付近に出るはずです。物好きなヤツもいるものだと思ったが・・・。

 

 6合の小屋の周囲に人が見ています。物好きなヤツが滑っていると思われているのだろうか?

 

 この辺りから雪質も良くなり華麗なターンで元谷小屋まで。いつもは小屋の前を滑り抜けるのだが今日は、小屋の後ろを滑った。これが正解。途中、ほとんど歩くことなく元谷を抜けられた。下宝珠出会いへの途中で、ショートスキーをザックにしまっている男性に出会う。聞くと、スキーが埋まって滑れないそうだ。チラリと観察したところだが、ゲレンデ用のショートスキーのようだった。今日の雪質なら、山用のショートで充分滑れるはずだ。雪質はザラメではないもののかなり近くなってきている。

          金門での写真。雪解けが始まっています。春はもうそこまで。 

                         大山寺も大雪で・・・。

                      除雪もだいぶん進みました。

 太陽さえ顔を出せば頂上からいつでも滑れそうです。何せ、今年の大雪。変な所に雪庇が出来たりしています。8合沢下部には、デブリがありました。降雪日の翌日は危険が一杯ですが、これからはもうまとまった積雪はないのでは?最近、頂上に立っていないので滑ることより頂上まで登ることを考えていました。やはり山はてっぺんに立つと達成感のような満足感がありますね。天気には恵まれなかったがいい一日でした。

                                  (あまり早い時間に登ると表面がクラストして滑りにくいです。ゆっくり行きましょう。)

 

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