山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

船通山 カタクリの群生

2023年04月30日 | ちょっとそこまで

 4月27日

もう半分はあきらめていたカタクリの花・スプリングエフェメラル。それでもとでかける。行先は奥出雲船通山,出雲神話の源流的な山。

いつものように、出雲の妹尾さんと三成町で落ち合い登山口へ。好天気なので人でも多かろうと、駐車場の心配をしたが登山口の込み具合はまだだいぶ余裕があった。

 船通山の登山口は島根県側では2つあるが、今日はそのうちの鳥上滝コースに入る。

                        最近の雨のため水量は多い

                  

 途中、下山者(色白の女性だったが、サングラスをかけていたので正体はよくわからない)に頂上の様子を聞くと「まだ大丈夫」とのことで元気も出る。

                        1時間30分ほどで頂上着。

                   

                         今年も見事に咲きました

              

 地元山岳会などの努力により一面のお花畑です。数十年前、盗掘にあって荒れていたが完全によみがえった感じ。

          出雲市古志保育園の一団                   大きなおにぎりで嬉しそう

               

 カタクリもあまりに多すぎるとありがたみがない。それより、幼稚園児たちが登ってきたのには感心びっくり。よく頑張ったと思うが、日ごろの教育・鍛錬の賜物だろう。最近では、なぜか小・中学校での野外体験的な活動は減ってきている感じだが保育園でこのような活動が取り入れられているということは大変いいことです。

            昼食を終えて早々と下山する園児たち。引率の先生方、ご苦労さんです。また来なさい。

             

 我々は、この後鯛の巣山のカタクリを見物にもう一座に挑戦。これにはさすがにこたえた。鯛の巣の頂上には、確かにカタクリはあったが、花はすでに終わって、もう種ができていた。ここも、地元の有志達に守られて年々増えていく感じです。

 ここのカタクリは、かなり以前、自分が布施の小学校にいた頃、町長さんに資金を提供していただいて取り寄せた球根を植えたものです。花が終わっていたのは残念至極。

 いよいよ大型連休に入ります。北の方ではまだ桜や雪だろう。岩木山や八甲田の春スキーが懐かしい。利尻、礼文の自然にも会いたいが、近年少々くたびれ気味。

 

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春の吾妻山 山菜

2023年04月17日 | ちょっとそこまで

 山の雪も解けて春の息吹を感じます。山々の緑も日一日と賑わいを見せて来ています。天気のいい日は、弁当でもぶら下げて山野をぶらつきたくなる此の頃。

 吾妻山へは、島根県側の登山口でもある大峠に車を置き、広島県側の登山口まで歩く。2時間30分くらい(?)でロッジ吾妻山に着く。

 途中、花を観察したり、山菜を採ったりとなかなか忙しい。

              ミヤマカタバミ                       フキノトウ

                

                         山 桜 何とも可憐でした

                   

                          日向に群れて咲くスミレ

                   

              広島県側には池がある。水芭蕉は植えつけられたもの。昔はなかった。

            

            池の鯉とは、このこと。餌を求めて近寄ってきます。よほどおなかがすいているのだろう。

               

               コロナ渦のせいもあるのか、この建物は閉鎖されていて、後で調べたら売りに出されていた。

               

               一時期、大いに賑わったものだが何と言っていいやら  

               

 静かでいい山なのだが経営的に難しいのだろう。もう少しこじんまりと地道にやっておればよかったものを・・・。後先考えずに進みすぎた後遺症だ。宿泊施設にバンガロー、キャンプ場とかなり派手にやっていた。自分が若いころには、ここで盆踊り大会があったと記憶している。

 この日は、ほとんど人影はない。静かでいいけど・・・。

 広場で昼食を摂り、島根県側に回って車まで帰る。大峠まで降りて登るときに見つけておいたワサビを採った。小川のあちこちで、白い花を咲かせていたが、地元の人の話によると、栽培されていたものが流されて根づいたものらしい。

 この日は、ワサビ、コゴミ、フキノトウ、ツクシ、ヨモギ等を摘んだ。帰ってから料理するまで大変に手間暇かかった。2~3日は山菜料理が続いた。特に、フキノトウの天ぷらは、熱いソバによく合う。

  間もなくカタクリが咲きだす。船通山か鯛の巣山がいいだろう。

 

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ケータイ忘れ物

2023年04月06日 | ちょっとそこまで

 4月3日(月)

 松江警察署の生活安全課より電話があり、先日無くしたケータイが届けられたとのこと。大山寺の駐在所ではなく松江署に届けられたとは意外な感じがした。しかし、自分の携帯を見つけてくれた人が松江在住の人なのだろう。

 それで松江署に行く。松江に住んでいるが、松江警察署に行くのは初めてだ。場所は知っていたが、行くのは初めてなので「嫁ケ島」のほうですねと聞いたら、「袖師」ですとのこと。あまり行くこともないので住所までは分からないと言うと笑われた。

                  以下の写真は、見つかったケータイで撮っていたものです。

             大山元谷の奥部                   上宝珠取りつき附近から見る元谷 

                   

                      ここまで(元谷)来るのにもだいぶ疲れる

                     

                  残雪の元谷 左手に別山 6号の避難小屋が見えるはずだけど・・・

                  

                   バックはユートピア小屋 ほぼ稜線に出た。

                  

              ここが振り子沢の上部。ここを滑るためにやってきた。昼食を摂ったのはこの近くだった。

                  

                 

         ここまで滑ってから写真を撮ったことは忘れていた。つまり、ここまではケータイを持っていたことになる 

                 

 昼食を摂った所にケータイを忘れたとばかり思っていたが、振子沢(写真)までは持っていたことになる。ここからユートピア小屋まで登り返し、剣沢上部まで歩いてそこからまた滑り始めている。ケータイをなくしたと気が付いたのは剣沢に滑りこんでからだ。

 ケータイを届けてくれた人の名前は警察では教えてくれなかった。どうも匿名希望らしい。結局、どこで落としたかは分からない。後で大山寺の派出署に電話を入れて報告をしておいた。松江署に届けられていたことが意外だったようで「へ~」と感心しておられた。

 今回の春山スキーだが、体力的なことも含め色々と考えさせられた。四月バカと言われればそれまでだけれど・・・

 

 

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春の嵐

2023年04月02日 | 最近の大山

 3月28日(火)大山は振り子沢へスキーに行く。この時期、大山で満足に滑れる沢はあまりないが、振り子はその中でも最後の沢だ。ただ、行くまでがきついし、危険もある。

 振り子へは、元谷経由で入る。

             元谷最深部に聳える屏風岩(上宝珠尾根から)

 

  写真正面が宝珠尾根の上。例によって中央の沢(右手奥に砂滑り。隠れて見えないが・・・)に取り付き最後は右手にへばり付いているような残雪を抜けるが、最後は藪漕ぎになる。必死の思いで抜けると、眼前にユートピア小屋が現れる。

 

  上宝珠の尾根から見るユートピア小屋。夏には花々が咲き乱れる。

 

 28日に出雲の妹尾さんと振り子に入り、上部を滑ってからユートピア小屋まで登り返し、剣沢に入る。三鈷峰からの落石のためしばらく滑り中宝珠尾根に逃れる。

  剣沢で携帯電話をなくしたのに気づく。それで、これらの写真は翌々日の30日に携帯を探しに入ったときのものです。

    上宝珠尾根から見る大山砂滑りの上部。荒れに荒れています。落石の音がこだまする。

 

   上宝珠からトラバース気味にユートピア小屋を目指す。トレースが見えます。右手奥(小滑り)にスキーヤーの滑った跡も見える。

 

  この写真は、小滑りの上部。28日は、ここからしばらく登った地点で昼食を摂ったので、そこに忘れ物をしたはずだった。やっとの思いでその地点まで登ったが肝心なものはない。

  今日は、この沢を下り、さらに上宝珠からいわゆる砂滑り(大滑り)に入った。

 

 これがその時の砂滑りの様子です。こぶし大の石ころがゴロゴロ落ちて来るから大変緊張する。この沢に入るかどうか迷った。

 

 ここまで降りれば一安心。途中、かなり大きな石がこちらに向かってやってきた時には本当に身構えた。運よく少し手前で止まったけど。

 

 今大山は落石の嵐に入り、北壁で崩落の音を聞くことになる。まさに、春の嵐だ。

 結局、ケータイは見つからなかったけど行く春の大山を満喫できたことであきらめもつく。めったに経験できないことです

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