山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

東北200名山・300名山(その1) 米山 守門岳 粟ヶ岳 えぶり差岳 二王子岳 祝瓶岳

2011年10月31日 | 200名山・300名山

 9月に引き続いて10月も山巡りです。東北地方には、まだ手をつけていない山が21座残っているが、何とか今年中に終えておきたい。北の山々に初雪が降るのは早い。それまでに何座登れるだろうか。雪の降る前に・・・・。

 10月4日(火)、早朝松江を発つ。北陸道を北上し、夕刻、国道8号線道の駅「風の丘米山」に車を止める。この道の駅は、高台にあるため国道とは少し離れている。そのためか車もまばら。高台にあるため眺望はよいところらしいがあいにく曇り空。早めに休むこととする。

 10月5日(水) 予報では、午前中の天気は持ちそうなので米山に向かう。登山口は、国道8号線を少し引き返した所に標識有り。ここから山手に入る。

   

 6時35分、登山開始。1時間ほどで見晴らしのきく尾根に出る。頂上小屋が見えて来た。振り返ると、わずかに雪化粧した妙高山や火打山が見える。頂上から佐渡ヶ島が見えるかもしれないと、後からやって来た地元の方にいわれて先を急ぐ。

         登山口にある駐車場前                    登り始めて約1時間。

         

 頂上には、神社と避難小屋それにトイレがありました。ボランティアの方によりいつもきれいに保たれています。気持ちのよい小屋でした。天気さえよければ、ここに泊まり日本海の夕焼けを見るのも良さそうです。残念ながら佐渡は見えませんでした。

  写真(右)の方に色々なお話を聞きました。地震で家をつぶされたそうです。2日に1回のわりで登ってくるとのことで、地震の時間に山に登っていて圧死せずにすんだそうです。熱いコーヒーをいただきました。ありがとうございました。

         

  

      柏崎市とその向こうに弥彦山が・・・。                              妙高山(左)と火打山・焼山

       

 10時50分下山。時間的にも早いので、上杉謙信の居城である春日山城跡を見学する。この頃から雨が降り始めるがとりあえず明日の予定の守門岳に向かう。近くに浅草岳もあるのだが、最近の台風被害で車道が寸断されて近づけない。守門岳の登山口を確認して近くの温泉に入り、道の駅「いりひろせ」で車中泊。

 10月6日(木) 朝から雨。仕方なく温泉で一日を過ごす。昼間からビールを飲んだりしてゴロゴロして過ごす。

 7日(金) 天気はパッとしないが登ることにする。

      スキー場の奥が登山口です。                                登山口の前に駐車場有り。

        

       尾根を抜けると眺望も開けます                           頂上が見えて来ました

        

                 滝も見えます。天気も幾分回復したが・・・。

    

              頂上ですが、またガスってきました。誰も居ない寂しい頂上でした。

      

 10時15分スタートして、頂上に12時30着。下山は14時35分でした。近くにある浅草岳と、その奥にある御神楽岳は道路の都合でカットする。

 次に目指すは粟ヶ岳。道の駅「漢学の里しただ」(0256-47-2488)に移動する。近くに公共の温泉施設があつたがしばらくは閉館とのこと。水害で壊滅状態でした。そういえば、川の氾濫がひどかったらしく多くの田んぼが土砂で埋まっていました。温泉はあきらめて、道の駅で車中泊。夕方、パトロールの警官が来て職務質問をされた。こんな経験は、かってなかったことだが、明日粟ヶ岳に登ると言ったら気おつけてくださいと言われた。粟を栗と間違え、「くりがたけ」と言ったら訂正された。

 8日(土) 粟ヶ岳に登る。天気は上々、7時20分登山口をスタート。しばらくは川沿いを進む。 

   

                                   水         場

        

      左が頂上かと思って登りました。頂上は右手です。見る位置の関係からか左が高そうですが登れば納得します。

      頂上で多くの人に出会いました。登山ルートはいくつかあるようです。今日も眺望に恵まれず残念。

     

  7時20分スタート。9時50分薬師奥の院避難小屋。10時30分頂上は曇り。12時50分下山。間もなく雨降る。

 明日は、いよいよ朳差岳だ。東北地方の200名山、300名山の中では一番にきつい山だろう。山小屋泊まりを覚悟で重荷に耐えなければいけない。今日は、道の駅「胎内」でゆっくり休み、明日を待つことにする。

 9日(日)、登山口に向かう。登山口手前に奥胎内ヒュッテがあり、その近くに車を置き登山口まで1時間の歩きだと覚悟していたが・・・。

    シーズンには、乗り合いタクシーが運行していました。しかし、着いた時はもう遅かった。歩いていたら、ヒュッテの方が親切にも登山口まで乗せてくれた。これで、1時間ほど短縮できました。ありがたや~。自分以外に、もう2名も乗せました。

                           事前の情報収集は必要ですね

 

              登山口                               こんなピークが次々と

            

              山は深い                                中央が登って来た尾根

           

      鉾立山。頂上はこの後ろでした。                   地神山。これが頂上かと思っていました。

        

                      ここまでが大変でした。あと1時間ちょっとで頂上です。大石山にて。

                   

  頂上小屋が見えて来ました。あとひとがんばり。この男性もだいぶんくたびれていました。小屋の中で話をしましたが、地元の方で年に何度かは登られるそうです。この辺りの景色は、いかにも東北の山という感じです。天気にも恵まれ最高でした。

       

  中央右手のピークが大石山。ここから稜線沿いにしばらく歩くと頼茂木小屋有り。わざわざこの山小屋までビールを買いに行った人がいました。シーズン中は、食事も付くようで、ここを利用して朳差岳へ登る人が多いようです。重荷にあえぐ心配もなく便利。東北では、こんな山小屋をつないで縦走を楽しんでいるようです。写真奥に飯豊山本峰が見えるか?。

       

                                  頂      上

                        

               頂上を越えた向こう側には池とうがありました。花の季節なら、きっと桃源郷でしょう。

 

   

 翌10日(月)は、奥胎内ヒュッテ(0254-48-0161)に泊まる。簡易ホテルといった感じの宿ですが、立派なお風呂と食事に満足しました。キャンプ場もありました。一泊2食8000円也。朝食は、おにぎりを作ってもらうことにして明日は二王子岳へ。

                   8時登山口スタート、12時大石山。13時10分朳差小屋着

 11日(火) 二王子岳。

 二王子岳は、朳差岳からよくみえました。横に長い感じの山で幾分優しそう。8時二王子神社前の駐車場をスタート。11時10分頂上着。ガスも出て周囲は見渡せません。13時35分下山。

   二王子神社。この前はキャンプも出来ます。                             二王子岳頂上

                        

                           派手な色の避難小屋。ここが頂上です。

          

 二王子岳(地元ではにんのじと呼んでいます)を終え、すぐに道の駅「白い森おぐに」 (0238-62-3719)へ。車を停める場所が決まると後は楽。案内で温泉の場所を聞き汗を流す。明日の祝瓶山もさほどの困難さはないだろう。要は、天気次第。この辺りは、東北地方でも山の中の中。ここ小国は、かってまたぎの里として名をはせていたらしい。  

 10月12日(水) 祝瓶山

 登山口へは、道の駅から朝は早めに移動する。しかし、すでに車が停めてあった。車の中で簡単な朝食を摂り、7時30分スタート。

                        登山届けの奥にトイレ。良く整備されています。

            

                       色々な橋があります。積雪を考えてのことだろう。

             

                頂上は風が冷たくて、誰も風の当たらない場所を選らんでの食事です。

           

  祝瓶山は、大朝日岳への縦走路入り口。登山口も二つあります。 7時30分スタートで、10時20分頂上、12時50分下山。