山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山情報と自転車による大山一周  平成24年6月

2012年06月15日 | Weblog

 6月5日(火)

 大山の山開きも終わりいよいよ梅雨入り。その合間をぬって下宝珠から振り子沢へと歩いてみました。

                              宝珠尾根で出会ったヤマシャクヤク

               

                                 崩壊進む屏風岩

    

       上宝珠辺りで落石を聞く。この時期、北壁には近づかない方がいいです。堰堤辺りから眺めるのがベスト。

                カッコウがしきりに鳴いていました。 ユートピアからの縦走路入り口付近

          

  振り子沢に下ってみる。けっこうな残雪に驚く。砂滑り下部にもまだ雪が消えずに残っていました。砂滑りは、一時大雨で砂が流され、下の岩が出ていたようですが、今はまた元のように砂が溜まっています。

    

 6月14日(木) 自転車で大山一周

  梅雨の中休み。今日は以前から考えていた自転車による大山一周の決行です。前の晩、酒を飲みながらあれこれ準備して寝る。ところが、前夜飲み過ぎたせいか寝起きが悪い。夜明けと共に出かけるはずが、8時過ぎとなった。

 止めようかとも思ったが出かけることにした。大山寺について川床の道路工事を思い出す。全面交通止め。仕方なく、回り道をして香取の展望駐車場まで行き、まずは船上山を目指す。ほとんどが下りなので楽。

                             小学生たちが自然観察を。

  

         船上山を越えると、いよいよ本格的な登り。正面に見える山を越えて三本スギまでが前半の難場。

 

            

        幾分ゆるやかになったので峠を越したかなと思ったら甘かった。もう15分ほど登りが待っていました。

           

 登りきると後は下り。県道東伯野添線 の44号に出る。三本杉まで頑張って昼食とする。

        タイム : 香取10時~山川木地峠11時25分~古布の大杉(三本杉)11時50分 昼食休憩

 小休止の後、出かけようとしてふと見ると少し離れた所に軽トラが止まってまっいてなにやらこちらを伺っている様子。そういえば、以前ランニングでここに来たときも同じようなことがあった。監視をされているようでいやな気分になったが、地方によってはこのような体制がしっかりしているところがある。地域ぐるみで三本杉(神社)を大切にしているのだろうか?

 三本杉から30分ほどで地蔵峠570m着。だいぶくたびれてきた。

                   地蔵峠展望台の裏手に山グワの実が。熟れ具合もよくうまかった。

               

 きつくなるのはここからだ。養魚場までは何とか持ったが、ここから新小屋峠までが苦しい。自転車を押して歩くことが頻繁になる。しかし、峠を越して鏡ヶ成にでれば御机までは一気の下り。

                   14時20分   御机から見る大山。槍尾根からキリン峠。

              

 ここから奥大山スキー場を経て、鍵掛け峠、三の沢までが後半の難場。必死になってペダルをこぐが長くつづかなくなる。 

                 木谷登山道入り口。土砂が流れ出している。以前は見かけなかった光景です。

              

                    何とか三の沢まで帰り、横手道を通って大山寺まで。

        

   これで中ノ原スキー場まで上がれば苦しかった自転車こぎも終わったようなものだが、今回はそうはいかない。大山寺~香取間は迂回路を行かなければならない。 

 いったん大山寺口駅方面に下り、途中から大野池横を通って香取に抜ける。途中で近道をしようと思い脇道の農道に入ったが行き止まり。残念でした。しかし、グミの実が実っている木を見つけて手当たり次第に食べる。今日はクワの実とグミの実を食べたことになる。

                       香取のこの道は長い。行きはよいよい帰りはつらい。

               

                  御机14時20分~大山寺16時~香取展望駐車場17時30分。

 大山寺からの迂回路に時間が掛かったが、バテてていたからしょうがない。自転車による大山一周は、大体半日コース か?私の自転車はサイクリング用ではないので余計に時間がかかる。マウンテンは、頑丈だけれど遅い。自転車屋の説明では、サイクリング用自転車は、この手の自転車の2~3倍は進むらしい。しかし、自転車を替えればもっと早くなると思うのは考えが甘いだろう。日頃の鍛錬が肝心か?

  「ツールド大山」の記録を見ると、大体3時間~?ぐらい掛かるようです。サイクリストにとっては手軽なコースなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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平成24年度 200名山・300名山  高塚山 大無間山 5月31日(木)~6月1日(金)

2012年06月07日 | 200名山・300名山

 幾分気がかりだった安平路山と池口岳を終え、自動車のパンクもあったが自転車利用の黒法師山を終えホットする。近くに残す山は高塚山と大無間山。

 31日(木)、静岡県は川根町の道の駅から出発して高塚山を目指す。国道362号線たのくち駅のすぐ近くから登山口に通じる道路に入る。道路の入り口の角に石油スタンドがあり、この前を行くと大仏のあるお寺がある。後はどんどん進めばいい。本当は、この道に入る前、間違って一つ手前の道に入り、一山越した辺りで引き返しているのだが・・・。

 正しい道に入ると案内板などが多くあり、大札山とか山犬の段、蕎麦粒山などの標示が目に付く。大札山周辺はアカヤシオ、蕎麦粒山から高塚山にかけてはシロヤシオが美しくこの辺りではちょっとした場所らしい。(ヤシオツツジは正式名をゴヨウツツジという。ゴヨウとは五葉のこと。皇室の愛子様の御印(皇室関係のかたがたは、自分の印・徽章・イニシャルが決められているそうです)になっているそうです。アカがシロより早く咲く。)大札山まではいい道です。しかし、ここから山犬の段までがとんでもない悪路。この悪路は、日本一に近いかもしれない。またまたパンクの心配をしながらそろそろと進む。それでももっと遅い車がいて追いつき追い越す。蕎麦粒山と高塚山の登山口である山犬の段には広い駐車場があり、小屋もある。ここまで来て一息ついていたら先ほど追い越した車がやってきた。この辺りの地理に詳しいらしくいろいろ教えてくれた。その男性は、写真目的とのこと。

                            山犬の段駐車場。下山したときの写真。

          

                 蕎麦粒山頂上。天気が良ければ富士山をはじめ素晴らしい景観が広がるが・・・。

          

 30分ほどで、蕎麦粒山1627mに着く。ここからしばらく下り、登り返すと高塚山だ。途中、写真の男性がいてしきりにシャッターを切っていた。満開のシロヤシオが一本だけ、きれいに花をつけていた。

   

 五樽沢のコル、三の谷の標識を確認しながら9時50分高塚山頂上へ。標高は1621mと蕎麦粒より低い。帰りは、五樽沢のコルから林道に下り(これがだいぶん近道)11時50分駐車場まで帰る。(スタートは7時40分でした)

           五樽沢のコルから下だった林道の工事現場。この辺りは車は通れないところなのだが・・・。

     

 大札山登山口から先は工事中です。もうしばらくすれば快適に進めそう。山犬の段駐車場から先は車は入れないが、しきりに道路を延ばしていた。何処まで伸ばすつもりなのだろうか?

 高塚山を終え、大無間岳に向かう。登山口は井川にある。この奥には、草薙第一ダム、第二ダムがある。ダムは、大井川の上流にあたり茶臼岳への登山道も近い。井川までは大井川鉄道が走り、紅葉時分はさぞ素晴らしいことだろう。時間があるので接岨峡温泉の温泉会館の風呂に入る。300円也。夕刻、南アルプス井川キャンプ場に着く。キャンプをするつもりはないがここの管理人に大無間岳の登山口と駐車場を聞く。駐車場は2つあり、一つはこのキャンプ場前を少し行った所にあるトイレの駐車場。もう一つは諏訪神社の裏(少し山手に入った所)にある。大体の人は、トイレ前の駐車場に車を置き、ここからスタートするそうだが一応神社裏の駐車場も見ておく事にする。

  トイレ前の駐車場。右手には道路が走っています。ここから登山口へは2通りのルートがあり、一つは少し引き返した所にある惣菜屋の横から入る道で、車で行ける。もう一つは、この道をしばらく進み、左手奥にある諏訪神社入り口の鳥居をくぐって行く道だ。鳥居の入り口に水場がある。

    

 この駐車場に車を停めてぶらぶらしていると、登山案内板が目に入った。読んでみてびっくり仰天しました。頂上までに掛かる時間がとてつもなく長い。到底一日では登れそうにない。一泊泊まりの予定は全く考えていなかったので途方に暮れる。ブログで調べたタイムは、確か登り6時間とあったが、ここの案内には登り9時間とある。そして、下りが6時間30分だ。このタイムだと帰る頃には暗くなる。どうしたものかと悩んだが、結論は、「途中まで登ってみてどれくらい時間が掛かるのかをみて登るか引き返すかを決めよう」だった。避難小屋までが4時間とあるから本当に4時間も掛かるなら難しいかもしれない。とにかく無理はしないようにしよう。

   6月1日(金) 晴時々曇り 夕方から小雨

  車を神社裏の駐車場に移動して5時スタート。(念のために乾電池1個を余計にザックに入れる。)やはり朝は気持ちがいい。良く整備された杉林の中を登る。登山道も良く整備されていて歩きやすい。今日も長靴で歩く。早い内は天気も良かったが徐々に曇ってくる。しばらく歩いてから朝食・休憩とする。今日はだいぶ気合いが入っているせいかテンポもいい。避難小屋に到着したとき時計を見たらまだ7時。案内にあったタイムと大きく違うのは、自分の場合、日帰りのため荷物が軽いからだろう。急な登り下りを繰り返して、最後にガレ場の横のこれまた急な登りを登りきると小無間山に着く。9時30分だ。ここまで来れば頂上は近い。時折、筒鳥がボーボーと鳴く。

                             小無間山 白いガレの際を登る。

    

 しばらく休憩の後、頂上を目指す。中無間山から大無間山の間で眺望があるはずなのだが雲におおわれて何も見えない。頂上近くで雪が出てきた。

     

                 11時20分ついに着きました。心配するほどの事はなかった。大無間山2329m

 

 この山は、水場がないのが難点だがキャンプ地には恵まれている。小無間山、大無間山或いはそれまでの各地点でテントは張れ  そうです。

 帰りは幾分余裕もでたかな。写真を撮ることが出来た。

                             アカヤシオの花がまだ咲いていた

 

                              白いイワカガミ

                      

                               イワカガミの群落

   

  帰り小無間山辺りでポッリと来た。雨具を出すタイミングをみながら急ぐ。アカヤシオの花を見るのははじめてだが、四国で咲くアケボノツツジによく似ている。

                    クモイコザクラ(?)黒法師山でも見かけたサクラソウの一種。

         

 霧の中から突然避難小屋が現れる。これでもう下山したようなものだと安心していたら、雷が鳴り本格的に雨が降り出した。雨具を出して汗まみれになりながら歩く。ゴムの長靴は正解でした。安平路山のように靴下がグショグショにならずに済んだ。しかし、雨具を着たので顔中汗だらけでめがねが曇る。登山口までが長く感じられ、登りよりきついように感じた。

  神社駐車場5時 ~ 小無間小屋7時 ~ 小無間山9時30分 ~大無間山11時20分 ~ 小無間小屋14時45分 ~              

  神社駐車場16時10分 

                      結局、休憩を含み11時間10分かかりました。 

  (小無間小屋から小無間山の間のアップダウンは危険とありましたが気にするほどのことはない。重荷ならどうかな?)         

 下山と同時に雨はやむ。だいぶ濡れたので近くのホテルにでも泊まろうかと思うが次の山(山伏山)のこともあり迷う。山伏山は、井川から雨畑に抜ける途中にあり、このコースからだと頂上まで30分位らしい。しかし、地図を見ると林道のようなくねくねした道を延々と行くことになる。途中、通行止めでもあれば困る。ガソリンスタンドで給油の折、道の様子を聞いたら、全く通れないと言われた。昨年の雨で道はズタズタらしい。しからばさらばと、また島田町の道の駅「川根温泉」まで帰ることにする。温泉に入りビールで乾杯。いい気分で車に帰り眠る。

 翌朝、車の中で横になって考える。この後、山伏山と笊ヶ岳と七面山を登っておきたいが天気は良くない。それに梅雨の雰囲気に近くなりつつある。昨日の大無間山など眺望は何もなかった。できれば山は天気のいい日に登りたいものだが・・・。

 色々考えたが、結局帰松することにした。東名、名神、中国道と走り夕刻4時過ぎ松江着。ご苦労様でした。残りは梅雨明けになる。

 * 今回の山行で、一泊を要する山というのは、ほとんど日帰りが可能だということが分かった。季節的なこともあるが、登山シーズンなら、「早朝(5時頃)に発ち、12時頃までに頂上に立てればその山は日帰り可能」です。個人差もあるが、大まかな目安です。

 

 

 

 

 

 

 

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平成24年度 200名山・300名山 安平路山 池口岳 黒法師山

2012年06月04日 | 200名山・300名山

 南アルプス南部、赤石山脈が太平洋側に延びその高度を落とす辺りに、最後の砦のような山々がある。安平路山、池口岳、黒法師山、大無間岳などがそれである。安平路山と池口岳は前回の山行の際登山口の様子など下調べをしている。中でも安平路山は、途中まで登ったが天候やら積雪やらで引き返した山。あれから2週間ちょっと経ったので雪も消えたことだろうと勝手な判断をして、再度挑戦となった。

            道の駅から恵那山を望む                    摺古木山・安平路山登山口にある休憩舎横

                  

 5月24日、朝早めに松江を発つ。いい時間に登山口に着いた。中央高速を飯田で降り、大平街道に入る。人気の無い大平宿を横目に、摺古木山への案内板の前から林道に。しばらく進むと下山者に出会う。丁度下山してきたところだった。この男性、道路に張られたロープの手前に車を置いて歩いたそうだ。ここから歩くと、登山口まで約1時間30分は掛かる。自分も、ここから歩くつもりだったが、心変わりがしてロープを外す。車を入れてまたロープを締め、休憩舎まで慎重に行く。この道を行くのは冷や汗ものだが、腹をこすることなく何とか到着。今日は誰もいないので気楽だが、ちょつと寂しい。車中泊とする。

 翌25日は曇り。5時40分スタート。先般歩いた道の記憶を辿りながら進む。雪はほとんど消えていたので道に迷うことはない。

                       分岐。直登コースと展望コーとスに分かれる。直登を登る。

                 

 前回、この辺りはほとんど雪におおわれていたが今回は、雪も溶けて登山道がはっきりと現れている。もう迷うようなことはないだろう。7時に2169mの摺古木山山頂。途中、シャクナゲの林を抜けたがまだまだ花は早い。この辺りは、シャクナゲでも有名なようだ。

                      積雪が有り、視界が悪いとここら辺りで迷うらしい。

     

         笹におおわれた斜面を下り、さらに登り下りを繰り返しながら2265mシラビソ山着。雪も出てきました。

      

 雪の多さに驚きながら、目印をたよりに進む。視界があるからいいものを、ガスったりしていたら困っただろう。慎重に進むと安平路避難小屋が見えて来てホットする。

           8時55分、安平路避難小屋着。水場が少々遠いのが難点か。雪はあるのだが・・・。後ろが安平路山。

    

                土間の奥にこざっぱりとした部屋があります。土間では火がたけそうです。

     

 小屋の後ろをしばらく登ると水場あり。但し今は雪に埋もれている。 10時、2363m安平路山頂上着。天気のせいか眺望はあまりありません。

         雪におおわれた水場                             頂上はシラビソの林                      

      

 天気の具合が思わしくないのですぐに下山。休憩舎で昼食を摂り少し休む。この頃から小雨がぱらつき、遠山はガスにおおわれる。11時50分シラビソ山、13時15分に分かれ着。14時無事下山するもびしょ濡れ。休憩舎で着替える。どうしたことか靴下もグショグショになった。クツの防水能力も低下したらしい。

                       雨に濡れて咲くいわうちわ。私も濡れました。    

     

   落石と土砂崩れ、それに車の腹がこすらないように気を配りながら林道を退散する。道の駅「遠山郷 かぐらの湯」までが遠かった。

    

 26日(日) 晴れ

 今日は遠山郷和田宿で休養日としてぶらぶらする。町中を歩いていたら珍しいお店を見つける。肉屋なのだが普通の肉屋ではない。何と熊の肉をはじめとしてシカ、イノシシ、ウマ、ヒツジなどを売っている。熊の肉などちょっと手に入らないと思うが、ここでは普通らしい。夕刻池口岳の登山口で泊まることにしていたので、少々買って行くことにした。

                     熊鍋 ゴボウにキノコやモヤシを入れて煮込む。地酒も良かった。

                                                   (肉のスズキヤ http://jingisu.com/)

                     

              

 遠山要氏(故人)宅前に車を停めさせてもらう。主のいない家は何ともわびしい限りです。料理をしていたら、近くの住人が犬を連れてやって来た。聞くと、そろそろ熊が出始めるので様子を見に来たとのことでした。しかし、すぐに帰って行った。熊とは、人間の事なのかもしれないなあ・・・。写真左手をさらに入ると登山口です。翌朝、そこまで車を入れることにし、今日はここで泊まる。登山口は見晴らしも悪くちょっと暗い。

             

 熊肉をつつきながら地酒に酔う。いい気分で眠る。

 27日(日) 

 朝早めに起きて登山口へ移動。車が1台止まっていた。多分、昨日山に入った登山者のものだろう。左手が登山道入り口。最近、ここまで車が入るようになったか?すぐ近くに避難小屋もある。

           

 昨日食べた熊肉のせいか朝5時、元気にスタートする。池口岳は登り6時間、下り3時間30分。遠山邸前のボックスの中に登山者のための詳細な地図が入れてあり、その地図に、登り下りの所要時間が書いてあった。

 7時20分、黒薙三角点着。かなりのペースだ。ガイドブックには、ここまで4時間20分程度掛かるようだがこのタイムはテント泊を想定した重荷を担いだ場合のようです。休憩していたら後から来た男性に追い越された。

                              左が池口岳、右は鶏冠(トサカ)山

      

                     写真中央の白くガレた地点が黒薙三角点 池口岳方向から見る。

                                                                   

                                       ザラナギ平のテント場付近  水場がない。                                        

      

 サラナギのテント場を越した辺りから、急な登りが待っていた。ここから約2時間かけてやっと北峰頂上に着く。

                       北峰頂上 2392m 頂上からの景色はあまり無い

       

     時間的な余裕が出来たので北峰頂上まで行ってみる。ここも眺望はないが、鶏冠山方面に下るといいらしい。  

                                     鶏冠山方面

      

                                 樹間から南アルプスを望む。

     

 帰りは幾分ゆっくりと下山する。黒薙三角点14時20分、駐車場着が16時頃か? くたびれてまたまた「かぐらの湯」までかえり車中泊。明日は、黒法師岳へ向かう。

 28日(月)

  今日は黒法師岳2067mへの下見だ。遠山郷から国道152号線を途中から兵越林道に入り、山王峡のそばの水窪ダムに行く。登山口は、このダムの横を入るのだが、奥でゲートに阻まれる。車はここまでだ。               

                   ゲート前 ここから右手の林道を1時間30分ほど歩くと登山口だ。                                                              

       

 水窪ダムまで引き返し、休憩所や公衆電話・トイレ等がある駐車場で車中泊の予定だった。まだ時間があるので「秋葉山」に行く。この神社は、火難から身を守る神社として有名。今も「秋葉街道」の名前が残っている。

          

 

          

 ちなみに、こちらは京都の「愛宕神社」。火災火難から逃れられるという御利益がある。山は、300名山でもある。

          ファイル:Atago05.JPG

 

 秋葉詣での後、水窪に帰るが、途中お茶畑に寄る。静岡は茶畑が多い。この場所は、静岡県でも有名なお茶の棚田。老夫婦が管理しておられました。他で聞いたがこのあたりも後継者に悩んでいるらしい。

           

 夕刻、水窪ダムまで帰ったが大雨と雷。気持ちが悪いので町まで帰り、町の無料駐車場に車を停めここで車中泊とする。夜中、県警のパトロールに職務質問を受けた。

 29日(火) 曇り時々木晴れ

 早朝、水窪ダムから林道ゲートまで移動。ゲート前に車を置き自転車を押しながら登山口を目指す。しかし、行けども行けども登山口の標識は出てこない。途中、山に入る道はあったが登山口の標識がないのでここではないだろうと、どんどん奥へ進む。時間ばかりが経ち不安になる。1時間30分を過ぎても登山口は現れないので行きすぎたのかと思い、引き返そうかと思っていたらやっと現れました。ここまで、1時間45分かかりました。

  

 自転車を置き、登山道に入る。今日はゴムの長靴を履いての登山です。山によってはこの方が歩くのに気持ちがいい。このあと、高塚山も大無間岳もずっと長靴で登りました。

 黒法師岳は、とにかく登りっぱなしの山。登り下りではなく、登り登りです。その分帰りは楽か?                      

                     ツツジの花がきれいでした。(山ツツジか三つ葉ツツジだろう)

      

                               アカヤシオではないと思うが・・・。

    

                                  急な山道がつづきます。

     

  そして、稜線に出ました。視界が広がります。黒法師岳や丸盆岳が見えて来ます。

                            奥に見えるのが黒法師岳。最後のがんばりです。

    

                                 こちらは、丸盆岳。

    

                             着いた着いた、とうとう着いた。 

    

 6時30分ゲート発。8時15分登山口。11時10分頂上着。頭の上はいい天気だが周囲の山々は雲の中。時々雷がなる。天気さえ良ければこれから登る高塚山や大無間山も見えるはずだ。

 登山口まで下り、自転車に乗ろうとしていたら大きなザックを背負った男性がやって来た。浜松市の方で、今日は登山口にテントを張って一杯やるそうです。 帰りの自転車は正解でした。ルンルンでゲートまで。しかし、この後大変な事が待ち構えていました。 

 ゲートまで帰り車に自転車を入れていい気分で動かす。何か変? 妙な音がするし車が左に寄っていく。何だろうと思い車を停めて点検してびっくり仰天。前輪左のタイヤがパンクしてペッタンコ。ガックリきた。この車にはスペアータイヤは無い。JAFを呼ぼうにも携帯はつながらない。水窪ダムの休憩所に公衆電話があることを思い出しパンクのままユルユルと車を動かす。この間00分は何と言ったらいいのだろう。寿命が縮む思いとはこのこと?それでも最後まで車は動いた。水窪ダムまで帰りタイヤを見たら凄い。左前のタイヤは大きくすれて外れ、ホイールはむき出しで傷だらけ。公衆電話からJAFに連絡して応援の要請をする。気持ちのいい登山の後にこんな事が待ち構えているとは思いもしませんでした。車は水窪町の修理工場まで運んでもらい修理を頼むが田舎なので(?)タイヤはすぐには手に入らない。 翌日まで待つことになったが今度は泊まる宿が満員で無いとのこと。どうしようかと思ったら工場の2階にある従業員の部屋が空いているからそこに泊まればいいと言われてホッとする。 夜、大雨とかみなり。浜松の男性はどうしているのだろうかと心配しながら眠る。

  30日(水)

 今日は朝から暇。タイヤが届くのがお昼頃だと言うから暇つぶしに自転車で水窪をうろつく。民俗資料館があったが開館には早いので駅まで行き電車に乗る。佐久間ダムに近い駅で降り喫茶店を探すが見当たらない。閑かな町で、目立っものといえば病院と老人の施設と学校とそれに川。しばらくぶらついて駅にかえろうとしたら駅の近くにお店がありパックの寿司があった。店の中にばあさんが3人いた。焼酎のようなものを飲んでいるので聞くとやはり焼酎でした。こちらはビールでパックの寿司を食べる。氷川きよしの写真が至る所に貼ってあった。この店の主人(ばあさん)が大のファンだそうで、死ぬまでに一度福岡に行きたいと言っていた。福岡は、氷川きよしの故郷らしい。帰り際、ばあさんに「また来てね」と言われる。「それまでおればね(生きていればの意)」といって店を出る。水窪駅まで帰り民俗資料館に入る。折口信夫や山頭火の記録があった。

    

 

                                                                                                                                                  

  昼過ぎて工場へ帰り車を受け取る。午後遅く山を越えて島田市に入り道の駅「川根温泉」に車を停める。

 

 

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