山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

戌年の犬山城

2018年01月12日 | ぶらり

 今年の干支は戌。そのためだろうか戌と名のつく物は何でも人気者となっている。単なる語呂合わせなのだが、日本人はこういうことに執着する傾向がある。

 犬山城は城郭での国宝指定は昭和27年だが何処がどう良いのかよく分からない。ただ、東名高速を走っているとよく目立つ。松江城が国宝指定されたこともあり見ておこうと思った。高速を下りてお城に向かったが、城は近いのに車の混雑が激しくなりなかなか近づかない。駐車場が狭いようで誰も空き待ちの状態だ。市役所の駐車場が提供されていて、城からは少し離れているがここに入れる。

駐車場から10分ほどでお城が見えてくる。人の多いのに驚かされた。お城、神社、お土産などでごったかえしていた。駐車場ではだいぶ待たされたが、城の入り口付近でまた人の列。ここに並ばなくてもまわりみちがあったけど、この時は良く分からなかったのでとにかく並ぶ。「城へ近道」と掲示があった。その内前の様子が見えてきたら、神社に向かっていた。どうも、ここで賽銭をあげてからお城に向かうように仕組まれていた。別に並ぶ必要は無かったということです。

                 

                                 お城の全景 松江城よりだいぶ小さい

               

                                                            調べてみました

    天文6年(1537)、織田信長の叔父、織田信康によって木之下城より城郭を移して築いたといわれています。木曽川沿いの小高い山の上に建てられた「後堅固(うしろけんご)の城」で、以後、中山道と木曽街道に通じ、木曽川による交易、政治、経済の要衝として、以後戦国時代の攻防の要となりました

                      お城から見た様子 正面に並みが広がり後ろは木曽川だ。

                     

                                   正面の方向

                   

                                   大変な人でした

             

 この日は、朝に富士吉田を発ち、浜松で寄り道をしてその後犬山城を見学する。そして、ひたすら車を走らせて東名~名神~中国道とつなぎ途中のPA出車中泊をし昼前に帰松。やれやれでした。

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見上げれば富士(その3)

2018年01月09日 | ぶらり

  年末年始の計画は、紆余曲折して結局富士山周辺になったがどうせ登るならまだ登っていない山を目標とした。雨ヶ岳、長者ヶ岳、天子ヶ岳はまだ登っていない山々なのでここに目標を定めたのだが、出来ればテントを担ぎ上げたかった。しかし、頂上の様子が分からないので日帰りとすることのしたのだが、どの山頂も何とかテントを張れそうです。

 田貫湖畔で車中泊をし夜明けに登山口に移動。暗い内から釣り師が差を男出していた。結構な人数なのでびっくり。日帰りなので荷物は軽い。ダブルストックでスタートする。やはり、ストックがあると楽です。

 案内書にある展望の聞くベンチで一休み。早くも下山して来る人がいて驚いた。ご来光を見るため早朝から登り始めていたご夫婦。

                              月は太陽が出て来るのを待っているようです

                        

                   田貫湖のダイヤモンド富士は時期が違うようです。近くの竜ヶ岳はこの時期だが・・・ 

                     

    田貫湖を眼下に見て頂上へ 。 富士山はどこから見ても富士山ですが、田貫湖から見る富士は、大沢崩れを正面に見ることが出来ます。   

                       

 長者ヶ岳頂上から南アルプスが遠望出来た。白い俊峰の連なりが彼方に。やはり正月は雪山が良い?

 頂上から延びる縦走路は天子ヶ岳へ続く。この道を更に行けば白糸の滝あたりに出る魅力的なコースではあるが車があるので天子ヶ岳から引き返す。

                                    天子ヶ岳展望所より

                                      

 この日また、吉田湖畔に帰りよく行く天水温泉による。しかし、既に廃業していた。ここ2,3年のことだろうと思うが、何だか寂しい気持ちになる。10数年前から富士山に登った時は必ず立ち寄ったが、経営難なのだろうか?

 翌日、帰途につくが途中寄り道をした。浜松市の浜北区で高倉健の映画ポスター展をしていたので見に行く。場所が分からず探すのに苦労した。「健さん」は、昭和の映画に一時代を画した人物で主にヤクザ映画で売り出したが、その後は方向転換して多くの賞を取っている。「網走番外地」はつとに有名で歌も流行った。しかし、この歌はヤクザっぽくてどうもよく無いらしくてテレビ、ラジオではかけられなくなっている。今のカラオケでは歌詞は代えてある。

              元歌は

              1    春に春に 追われし花も散 酒(きす)ひけ酒ひけ酒くれて

                   どうせおいらの行く先は その名も網走番外地

              2    追われ」追われこの身をふるさとの うるむ明かりにおふくろが

                   消えて浮かんでまた消えた その名も網走番外地 

   3番、4番と名調子は続くが、この辺でやめにします。放送局にしかられる  

    私も知らなかったが、あまり国民に良くない歌は放送協会で規制しているようです。鶴田浩治の「傷だらけの人生」もソウ。

  久しぶりに健さんに会ってから犬山城に向かう。

 

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見上げれば富士(その2)

2018年01月08日 | ぶらり

 12月30日

  順序は逆になったが、30日の雨ヶ岳の記録です。

 雨ヶ岳は、天子山塊と呼ばれる富士山を取り巻く山々の一座だ。富士山の西側に位置するため朝のダイヤモンド富士を見る方向にある。この並びに竜ヶ岳谷、毛無山、長者ヶ岳、天子ヶ岳などが連なる。特に、竜ヶ岳は、正月の日の出を見るに最的地で前日からテントを張って待ち構えている人も多い。

 この日のスタートはお昼となった。登山口近くの無人駐車場に車を置いてスタートする。天気は申し分なく、ザックには、カメラと瑞、それに行動食。ルンルン気分で歩き始める。

 天子山塊は、東海自然歩道に組み込まれている。途中その説明が看板に書いてあった。東海自然歩道とは、東京の高尾山から大阪の箕面明治の森までの長大なものです。通して歩いた人がいるのだろうかと調べてみたら何年もかけて歩いている人がおられるようです。

 雨ヶ岳への途中に二ヶ所登山道が交差している。道標に従って進む。1時間ほどで端足峠着。木間越しに本栖湖が見える。振る帰れば富士が。ここで小休止。端足峠の読み方が変わっている。  はんぱ峠と読む。ここから道は更に斜度を増す。そして頂上に近くなるにつれて部分的にだが圧雪も出て来る。

                   

 何人かの下山者とすれ違った。遅いスタートだったので時間的な心配もあったが、良い感じで頂上へ。

                

 本来なら、ここにテントを張って正月を迎えたかったが、様子がよく分からなかったので止めることにした。テント場と言うほどではないが、4~5張りは張れそうです。その点、竜ヶ岳の頂上は広々としていて感じが良いがなにせ人が多い。

 若い女性が二人お茶を沸かしていたが間もなく下山。帰り道にある堅雪が気になるので私も早々に引き揚げる。端足峠手前で女性を追い越したが、休んでいる間にまた追い越された。4時40分頃に駐車場着。

 しばらくして、見上げたら富士が紅みを帯びていた。

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見上げれば富士 年末から年始

2018年01月06日 | ぶらり

 元日の富士は山中湖のほとりで迎えた。日の出の写真や富士が赤く染まる様子を撮ろうと朝早くから多くの人で混んでいた。前日から車を止めて待機している人も多かった。

 天気は良さそうだ。寒さに負けず日の出を待つ人たち。二人連れや家族風な団体が目立ったが、多くは外人さんだ。富士はとにかく外人さんの観光スポットらしい。  早朝の暗い富士が徐々に現れだした。頂上あたりから赤みが射すが、いわゆる紅富士を見るにはよほど運が良くないとダメ。天候に左右されて微妙な条件が重ならないと行けない。この点ではダイヤモンド富士も同じだ。

                        2018年の夜明け 初日です。

             

                  富士は少し恥じらいを伴ったように遠慮がち

               

                  すっかり明るくなって・・・。いよいよ新しい年の始まりです。

               

 この日、富士吉田で富士写真展が始まるので見に行く。

               

 毎年この時期に開催されていて、全国から多くの作品が集まる。著名な写真家達が優秀な作品を選び、入選から大賞までを選ぶ。

 作品は大きく3つに分かれている。一つは、富士山を中心にでんと据えたもの。2つめは、富士山をバックに持ってきて前景でメリハリを出すもの。もう一つは、いわゆる地域の「~富士」と呼ばれる富士を撮ったもの。

 大賞は、飛行機から撮った作品に与えられていた。飛行機をチャーターしての作品だったが金がかかったことだろう。 まあ、後で作品はいい値でさばけれるかも・・・。

 作品を写しておきたかったが気がとがめたので止めた。

 この後、田貫湖に移動する。翌日長者ヶ岳と天子ヶ岳に登るためです。夕刻、富士が赤く染まるのではないかとかすかな期待を持って待っていたが今日もパッとしない。あきらめていた頃、何と偶然なのだがスーパームーンが現れた。

 最初、妙な物が出てきたなと思っていたら、お月様でした。みるみる高度を  上げて行く。

                         素晴らしい写真が撮れました 

      

                                                      暫し見とれていました。

 

 

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