山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

伯耆大山 1月12日 その2

2023年01月14日 | 最近の大山

 大山山頂弥山より剣が峰を望む。標高1,700mほどの山なのだがアルプス並みの迫力がある。この山を、山に慣れるための練習・鍛錬の場とするか本番とするか人それぞれ。自分は、アルプスの山に向けての練習・鍛錬の場としてきた。春・夏・秋・冬を通して何百回登ったかわからない。たぶん、1,000回は登っていると思う。

 積雪期は、大体縦走して元谷へ下った。今は縦走禁止ではあるし、万が一滑落でもしようものなら大変なことになりそうなのでやめておく。縦走禁止とはいえ、時々縦走に入る人もいるが、この日、トレースはなかった。

             

 

              

頂上より2の沢最深部をのぞく。すぐ手前の沢をスキーで途中まで滑ることができる。また引き返すことになるが・・・。中ほどの沢は、2の沢最深部のさらに上部。春、ここをスキーを担いで登った。稜線まで登り、ここを滑り下る予定だった。結局この時は、大沢を滑ることになったが。

             

                 雪の芸術です。。                                                                    左が小屋の入口。

                  

          モンスターのよう。                         カメラマン

              

                     頂上より8合目から9合目あたり。吹雪かれると怖いところ。

             

               大山寺と豪円山スキー場が見える。手前の岩尾根は別山です。ここもよく登った。

             

 天気のいい日に登れたが、風もあり寒かった。1月に登るのは何年ぶりだろう。大体、2月か3月、あるいは4月ごろスキーを担いで登ったり縦走することが多い。

 今回、登るだけで疲れたので、スキーをもっていってもスキーにはならなかっただろう。今年は、体力づくりに専念したい。酒はしばらくやめることにした。(断酒は今日で5日目。糖尿がぶり返したらしくて、医者の機嫌が悪い。3月初めが定期検査だからそれまでは我慢する。????)

                              しばらく天気は思わしくありません。次回は、天気のいい日に吾妻山か?

 

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伯耆大山 1月12日

2023年01月14日 | 最近の大山

1月12日

 早暁、大山南光河原駐車場へ。数台の車が止まっている。4時過ぎなのだが日の出を見るためには7時までには頂上に達していなければいけない。車に人もいないのは、すでにスタートしているのだろうか。

 頂上まで3時間とすれば、もう登り始めないといけない。ヘッドランプをつけて一人二人と動き出している人を車の中から見る。この日、天気はいいらしい。月が出て周りは明るい。いつもなら、スキーをかついで登るのだが、今日は、ピッケル1本で頂上まで。特に日の出にはこだわらない。

最近、チャレンジ精神は減退。年相応といえばそれまでだが・・・。

               本日携えていった門田のピッケル。ウッドのピッケルはもうめずらしい。

                        

 頂上までなら、ピッケルよりストックがいいかもしれない。ただし、ピッケルは滑落時には絶対的に必要です。冬の縦走でもするならばこれがなければいけない。

                     下の写真は、下山時のもの。お昼ごろ大体駐車場は満杯だった。

                 

                              5合目あたりでの朝焼け

                     

 5時過ぎにスタートしたので、5合目あたりで日の出だ。頂上にいればきれいな朝日がみえたことだろう。夏道縦走路からでは、日の出は見えない。

                 5合目から6合目を目指し、顔をあげたら6号小屋が目の前。ホッとした。

                   

                         すっかり明るくなった。6合目。

                   

                         皆さん頑張って登ります。

              

                 この写真は、9時ごろの頂上付近です。天気はいいが風があり寒い。

             

                   

 頂上付近は雪煙が舞っていた。山小屋に入り一休みだが、真っ暗闇で何も見えない。ヘッドランプで回りをうかがうと、数組の登山者がそれぞれに休んでいた。テルモスの暖かいお茶を飲んでホッとする。

 以上の写真は、携帯で撮ったものですあ。次回は正式なカメラで撮った写真を載せます。

                                                

 

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若山牧水生家 その2

2023年01月10日 | ちょっとそこまで

 これは、向かい側にある牧水公園。左にあるのが記念館で右手は食堂。奥にはテニスコート5面。児童のあそび場。コテージなどがある。各コテージの入口には牧水の詩を記した看板が下がっている。

               

      こんな建物が数棟あった。家族で借り上げて休日をすごすらしい。テントもいいが、これもおもしろいかもしれない。 

                                               

             お父さんと子供。お母さんの姿はなかったが、お父さんが面倒を見ていた。いい光景です。

             

                       道の駅とうごう。牧水の歌があります。

                                                     

この後、ひたすら我が家に向かう。鹿児島から松江まで600キロほどある。途中高速のSAで車中泊と思ったが、結局頑張って帰ることにした。さすがにくたびれる。歳も歳だから、ゆっくりやればよかった。何も急ぐことはなかったから・・・。本当は、途中でどこかの山にでも登ろうかと思っていた。

 いろいろ考えたが、やる気は失せていたのでやめてしまった。山口県には中国100山が10座くらい残っていたから少しでも登っておけばよかったけど、これらは、もう少し暖かくなってからにしよう。

 夜中11時頃に松江着。 運転時間の長い正月でした。

 次回は、12日の伯耆大山登山の写真集になります。                           

 

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若山牧水生家を訪ねて その1

2023年01月07日 | ちょっとそこまで

   牧水の生家は、宮崎県日向市(駅)から国道327で「道の駅とうごう」まで行き、ここから国道446に入ると牧水公園の標識に出会う。国道の前を川が流れている(坪谷川)が、その国道に面してひっそりとたたずむ。川向うには、公園となっていて記念館など各種施設が整備されている。

 

             

                    昔のままだそうです。正月なので中には入れませんでした。

             

          見ずらいですが・・・。学生時代一度帰省した折のことが書いてあります。酒は好きだったようです。

           

                     すぐ裏の山の大岩に、歌が刻んであります。

      

                 ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ 秋もかすみのたなびきており

             

 牧水の代表的な歌 「幾山川 越えさりゆかばさみしさの はてなむ国ぞ きょうも旅行く」は、帰郷のおり中国山地でよんだもの。早稲田は歌人として頭角を現しつつあった頃、父親の病気のため一時帰省していますが、その折途中下車をして中国山地を旅しています。

 牧水の歌は、旅のなかで、自然のなかでの歌が圧倒的に多い。そして、何よりも酒がないといけなかったようです。揮毫(書)も、酒を飲んでからのものがあるようです。酒の好きな詩人は、多い

                  奥方は、よくできた人だったようです。歌人でもあった。

            

 しかし、牧水の行動は、妻や子のことなどはほったらかしで、旅と酒そして歌。彼の伝記を読むとよくわかる。この点、石川啄木も似たところがあるが、この人は人間的にはどうだろうか。天才ではあったが、社会的な面ではいろいろな問題を抱えていたようです。

 牧水と啄木はほぼ同時代人。牧水44歳で亡くなりますが、啄木は26歳だ。ちなみに、宮沢賢治は啄木の後輩だが37歳没。 

 

 

 

 

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開聞岳

2023年01月04日 | ちょっとそこまで

 令和4年12月30日、夕刻我が家を出立する。この日は、中国縦貫道のSAで車中泊し翌早暁に九州に入る。九州に入り一休みして鹿児島入り。ちょっとくたびれた。

 何せ前日30日は、団地の「そば会」でそば打ちがあり、その後午後4時30分ごろスタートしている

 開聞岳には100名山登山の折、宮之浦岳登山の後に登っているのでこれが2度目。その時は、夜中に駐車場に入ったが、今回はまだ十分明るいうちの到着だ。

                  まだ1月なのに、菜の花は満開。島根県とは季節が違う。

             

           10数年ぶりの開聞岳。あの時は海側の道から入った。今回は池田池のほとりを回って入る。菜の花にはびっくり。

        

 時間的に余裕もあり下見がてらぶらぶらする。いつの間にかキャンプ場もできて、家族連れのテントが目立つ。近年日本は不景気だからあまり金のかからないところで過ごすのだろうか? 地元の方に山の様子を聞く。日の出は7時15分くらいだそうで大隅半島のほうから太陽が現れるとのこと。上りが2時間半~3時間。 登山者も多いとのこと。

             

 明日も早立ちだから早めの夕食を摂る。夜、素晴らしい星空で感激した。星座の位置がいつもとは違うのも面白い。夜更けに、次々と車が到着してくるのは、元日のご来光をみるためだろう。

 3時前、早々と登山開始をする人がいる。ヘッドランプの明かりが徐々に山のなかに入っていく。4時過ぎにスタートすれば十分だとこの時思っていた。それで、4時少し前にスタート。キャンプ場のテントはほとんどがまだ眠っていた。2合目あたりで、後ろから何か音がするので振り返ってみるとヘッドランプの一群が素晴らしい速さでやってくる。あっという間に追い越された。

 2合5尺から本格的な山道となる。速足の一団はここで一休みらしい。リーダーは男性で、他は女性と子供計6名。家族の一団なのだろうか。ヘッドランプを頼りに登山道に入る。このあたりから、断然後続者が増えて来る。どうぞどうぞと先を譲り3合、4合、5合と登る。5合目で一休みするが前も、後もヘッドランプの明かりが続く。若い人がほとんどのようだった。誰も先を急いでいる。

 休み休み登り、やっと頂上付近に到着。2時間40分ほどかかった。到着は6時40分頃でした。この時初めて急いで登る意味が分かる。頂上が狭いから、早く登って場所をとらないと日の出は拝めないということだ。頂上は岩場となっていて、この岩の上に立たないと下界は見えない。定員10名ぐらい(?)のスペースしかない。

 木の間越しに朝焼けの始まりがちらりちらりと見えるが写真にはなりそうにない。寒いし面白くないので頂上のすぐ下にある御嶽神社にお参りして下山する。途中からでも日の出は見えるかもしれないと思ったが考えが甘かった。結局、開聞岳の日の出には縁がなかった。

            日の出は見れなかった。しかし、こちらのほうが写真写りはいい

           

 開聞岳はこれで終わり、この後指宿「砂むし」温泉に行く。ここもごった返していた。自分は温泉だけにした。「砂むし」とは砂蒸しの意。最初変な名前の温泉だと思っていました。「むし」の意味が分からなかったから。地熱で暖められた砂浜の砂の中に埋められ、体を温めるのだが人気の温泉らしい。

 汗を流してさっぱりしたところで、次どうしようかと迷う。それで、以前から少し気になっていた「若山牧水」の生家を訪ねることにする。宮崎県椎葉村に入口あたりにある。以前、時間の関係でここを通り過ぎてしまい後で後悔している。

                  ふるさとのお鈴の山のかなしさよ 秋もかすみのたなびきており

              牧水の生家は、尾鈴山の裏手に当たる。尾鈴山は日本300名山に入っています。

                                                          つづく

 

 

 

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