山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山大の沢滑降です

2014年01月29日 | Weblog

 1月29日(水)、晴天との予報を知り前夜はまじめに早く休む。寝過ごさないようにケータイ電話の目覚ましをセットした。寝酒を枕元においていたが飲まずに寝てしまった。朝起きた時、良い匂いがしていた。6時に目が覚めたがいつものようにグズグズしていたら6時40分になっていたので寝床から離れ出発の準備。と言っても朝飯を食うぐらいのことだけれどあまり食欲は無い。コンビニで何かを買って食べればいいのですぐに出かける。

今日の松江は霧。こんな日は必ず良い天気に恵まれるようだ。コンビニで買い物を済ませ、運転しながら朝食。南光河原の駐車場はほぼ満杯だったが少し余裕があった。時間的には早いのだが、することがないので早々にスタート。朝のウンコはなぜか催さない。その時が来たらいつものようにうまくやればいいと思いながらのスタート。山スキーは、登山とは幾分違い雪質との勝負と言って良い。頂上に着くのが早すぎると今日のような放射冷却の場合はバーンになっていて滑るのは危険。プロならそれでも滑るかもしれないが私にはリスクが大きい。

      ブナの木はまだ冬の冬眠期の中。本当に睡っているっているような感じです

   

                   天気は良いがちょっと寒い

 

       6号避難小屋 雪面は堅くガリガリしていた。今日は誰も麓からアイゼンを着用。

 

 私は、7号5勺付近でアイゼンを着ける。こんな日のアイゼンは確かに効く。

  

                 頂上小屋。天気が良いので中には入らない。

  

 頂上に着くまでは、今日のスキーはあきらめていた。途中、あまりにもがりがりしていたのでリスクが大きすぎると思っていた。しかし・・・。

   夏道は、陽当たりが悪いせいか雪は堅かったが、頂上付近はかなり緩んでいた。今期初めて使用するショートスキーで試しの滑りだ。

  

  大の沢に向かって2度ほど滑ってみる。雪質は上々で安心する。しばらく休んで1時30分頃大の沢へ。

 

   久々に使うショートスキーと久々の大の沢。なぜか緊張して休み休みの滑降となった。イヤに心臓がドキドキした。

 

                               桝水のスキー場が見えます

 

                        年々痩せていくローソク岩。

  

  大の沢の堰堤は雪に埋まり真っ直ぐに滑れました。ただし、雪はだいぶ柔らかくなっていましたが・・・。横手道まで滑り、後は締具をフリーにして駐車場まで約1時間ほどでした。

         桝水では、自衛隊さんがスキーの練習をしていました。だいぶうまくなった?

   

       雪の横手道を行くのも良いものです。根開けがぼちぼち始まりました。もうすぐ春ですよ。

  

  今年初めての大山頂上からのスキー。天気が良かったので登山者も多かったが、スキーヤーは他にはいなかった。平日のせいかもしれないが、桝水側は快適だった。元谷側は、午後遅くなら滑れたかもしれない。

 午前中の夏道は、寒さのため堅雪状態が頂上まで続いていた。丁度今の時期の富士山みたいです。この時期の富士山は凍るというより堅雪です。富士山が凍るのは、春の雪解時期からのようです。凍るとは、降り積もった雪が一度溶けないといけない。

 山は、北側と南側では日の当たり方が違うから雪の状態も違う。ただ、風のふき方によっては、北向きの元谷側の方が雪の状態が良い場合があるからその日、その時の天候を読まなければならない。大山は、何度も登っている山なのだが、よくわからないことが多い。

 アイゼンは、足がくたびれるので大山ではあまり使わないようにしているが、この日は7合5勺前後で着用した。堅雪では、キックステップは時間が余計に掛かることがわかった。アイゼンはさすがに安心感がある。

                                             これからのスキーで怖いのは、雪崩と落石。要注意です。

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初滑り 

2014年01月26日 | Weblog

 1月22日(火)

 今年の初滑りに桝水へ。雪が多いと聞いていたので、どんな具合か確かめてもおきたかった。時期的にそろそろ大山頂上からも良さそうなので様子見を兼ねて出かける。

 天気はあまり良くなかった。自衛隊の皆さんのスキー訓練が始まろうとしていました。ご苦労さんです。

 

 松江が雨でも大山は雪。ただし、雪は思い。木々の枝、葉に重く降り積もっていた。ゲレンデは整備されているので滑るには問題は無いが、コース外に入ると板の操作に苦しむ。ゲレンデでの滑りは、少しずつではあるが上達していると思うけど、新雪斜面に入ると全然ダメ。

    半日券3000円で12回ほど滑り大山ソバを食べて帰る。

 

    今年も大変な積雪です。

 

     立派なつららもあります。

 

 1月26日(土)

 久しぶりに太陽が顔を出しそうなので大山へ。今日は、頂上から大の沢(ゼロ沢)の予定だったが・・・。下界は誠に良い天気なのだが、頂上には笠雲がかかり、風が強そうです。

 

  南光河原駐車場似車を入れる。もう少し遅かったら満車の状態でした。駐車料金が500円になったようです。登山届けを出して登り初めてすぐに珍しい人に出会いました。

    1合目から。4合目までの標識はみえなかったが・・・。ルートが夏道とは幾分違っていたこともあるが、ほとんどは雪に埋まったいたらしい。

                           5合目にて。

 

 6合目あたりから、ブリザードが。ほとんどの登山者が途中から下りて来ます。6号の小屋で小休止してとりあえず頂上を目指したが風が強すぎるのでスキーになりそうにない。7合目から元谷側へ滑り込むことにした。スキーを背負ったまま、ちょっとした雪庇を抱え込むようにして斜面に下りると全くの無風地帯になります。

  

  軽快に滑り込む鈴木さん。雪は重く、板が回らない。鈴木さんの板は、セミショートでその威力充分。こちらは何度も転んで元谷まで下りる。

 

    大山寺にて。重たい雪が積もっています。雪ずりには注意を。今年は特に春の、底雪崩が心配か。

 

  ドングリ村から。午後、思っていたとおり風が落ちました。頂上で1時間も待っていたらよかったかもしれない。まあ、今年は雪が多いからこれからに期待。湿雪滑りの練習をしておかないといけないが、ショートスキーでだます手もあるなあ。

 

 

 

  

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三陸海岸を南下 被災地を見ながら

2014年01月12日 | Weblog

                                            被災地の道の駅に啄木の歌碑が・・・。

             

 被災地の復興はすこしずつではあるが進んでいる。漁業関係は特に早いような気がした。三陸海岸特有の地形を活かしたカキやイタヤガイの養殖はだいぶ回復しているようだ。しかし、海岸部に住んでいた人たちのほとんどは、今も仮設住宅暮らし。場所も様々で、「何でこんな所に」と思われるような場所にある。土地の確保がままならないのだろうか?

 陸前高田市の海岸線を見て回ってから南下。途中、碁石海岸というおもしろい名前の海岸があるので寄ってみた。名前の通り、海岸には碁石のような角の取れた小石が敷き詰められた海岸だった。

 その後、北上川を渡り上品(じょうぼん)の里PAで泊まる。翌5日(日)、牡鹿半島を巡ってから瑞巌寺を見学して、また蔵王スキー場に帰る。

   牡鹿半島には、支倉常長が船出をした港がある。月浦港という名前だが、ここも津波の襲われたらしく仮設住宅が建っていた。              

               支倉常長像                              この港から出港

                  

                                   壮大な航路

         

                牡鹿半島の突端より金華山をみる。左手の岬の奥に女川原発がある。

              

                瑞巌寺参道                           展示館です。

               

               瑞巌寺の梵鐘                               前が松島

               

  瑞巌寺には、伊達政宗の位牌が納めてある。彼の墓は、仙台市にあると聞いた。寺は修理中で本堂は見られなかった。

  ここから、蔵王スキー場に行く。夕刻到着。駐車場はがら空き。風呂に入ってビールを飲んで寝る。平日はガラガラですよと風呂屋の管理人が言っていた。平日は、駐車場も無料でした。ただ、この日も天気はパッとせず視界は悪い。それでもほとんどのコースを滑った。天気さえ良ければすてきなスキー場だろう。島根からは遠すぎるが・・・。

                 

 翌7日(火)、最後の目的地浪江町・双葉町をめざす。暗くなっ浪江町近くまで来たが道の駅南相馬が見つからずウロウロする。地図にはあるのだが・・・。仕方なく、原町で運良く無料駐車場を見つけここで泊まる。

  12月8日(水)

   浪江町に向かうと、検問があり手形がなければこれ以上は進めないとうのでユーターン。放射能のためです。                                           

       国道45号線はここで検問。一般車は入れない。                   浪江町・双葉町あたりです。

              

       横道にも車は入れません                                人の姿も見ない

               

                       置き去りにされた街。荒れが目立つ。いわゆるゴーストタウン化?

          

  津波被害もひどいが、原発の被害はもっとひどいと思った。明日が見えてこないのだから・・・。東北自動車道に出ようとしたら八方ふさがりのような状態でした。ウロウロしながら結局相馬市まで後戻りです。山を越えて福島市まで出てから高速に乗る。東京を抜けるときラッシュにぶつかったが一気に松江まで帰る。運転、運転の長旅でした。

 

 

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蔵王スキーから三陸海岸へ

2014年01月12日 | Weblog

 黒岳山頂で新年を迎え、下山後蔵王スキー場へ向かう。東京を抜けるのはちょっと気をつかったが東北道へ出ればまずは安心。車のナビが古いので新しい道路に出くわすと困ることがあるがこれはしょうがない。

 元日の夜は東北自動車道の国見SA泊。翌2日蔵王スキー場。スキー場は大変な混雑で駐車場が見つからない。銭湯があったので近くのスーパーに車を停めて汗を流す。客は誰も居なくて貸し切り。体が温まったので駐車場探しとする。蔵王スキー場は、大まかにいうと3つのエリアに分かれていてそれぞれに駐車場がある。町の中心部に位置するスキー場は狭いし満杯。少し異動して蔵王山麓駅(ケーブルの駅)の駐車場に車を入れる。

 正月2日なので人が多い。悪いことに天気がパットせずガスッた様な状態なので先が見えない。慣れた人は結構滑れるようだが、コースの様子がわからないものにとっては怖くて思い切り滑れない。おまけに道に迷ったりでくたびれた。  

                   

                      この奥に立派なスキー場があるのだがガスって見えない。

           

 ゲレンデの状態がよくないので少し滑って三陸海岸へ移動することにした。津波被害の様子と、奇跡の一本松を見ること。またまた車を動かす。車の運転時間が長いので何をしに来ているのわからない。山形自動車道から東北自動車道に戻り菅生SA泊。翌3日、陸前高田に入る。途中、道の駅の温泉に入ったりしたので到着が遅くなった。陸前高田にも道の駅があるので今夜はここで泊まろう考えていたけど行ってびっくり、見てびっくり。街は廃墟と化していました。

            

                          道の駅 がらんとして不気味な感じさえする。

              

               

                    がれきの撤去はほぼ終わっていたので、遠くからでも見える。

            

               7万本もの松並木は一瞬にして根こそぎに。一本だけがのこる奇跡。

           

          風光明媚な名勝も見る影もありません。後ろの建物はホテルだったそうです。

              

 道の駅前にガソリンスタンドが一店と近くに奇跡の一本松駐車場があり、土産物屋がありました。 人気のありそうなのはそれだけ。ただ、道路は回復していて車がひっきりなしに走っていました。この日は、この奇跡の一本松駐車場に泊まる。       

 

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年末年始の富士山

2014年01月09日 | Weblog

年末から年始にかけていつものように出かける。もう何十年来続けていますが・・・。ただ、その前にやっておかなければことがある。集会所のイルミネーションと門松です。

                          

 門松は、竹を切り出すのが一番大変です。後は、チエンソーで斜めに切りれば良い。一人では出来ないので老人会の有志の方々に手伝ってもらいます。今年のイルミネーションは、富士山をイメージしてみました。

 

 以上が終わり、心残り無く出発です。 今年は、山とスキーに加えて震災のあった東北の太平洋側を巡ることにしました

 12月29日、我が家を昼前に出発して夕刻名神高速のSA泊。勿論、車泊ですが・・・。翌30日、軽快に車を走らせると、車窓から富士山が姿を現し始める。

                            由比PAで車を停めて写しました。

              

 

   そして、富士宮に入り「白糸の滝」を見に行く。

                         名前は聞いていたが、見るのは初めて。

                

 朝早くから沢山の観光客が来ていました。自分は、下まで下りないで帰りましたが・・・。

 そして、いつも寄ることにしている道の駅朝霧高原へ。

                  良く整備された道の駅です。桜の頃はもっと美しいことでしょう。

           

            振り返れば毛無山が。2年前の暮れにテントを張った山だが、眺望はいまいちだった。

          

 この後、富士吉田に入り、写真になりそうな場所を物色する。富士吉田の河口湖畔に、天上山に登るロープウエイがあり、ここからの眺望は良い。その代わり人が多い。ここにも太宰の記念碑がある。

                    逆光で見えませんが、碑には「惚れたが悪いか」とありますよ。

           

 天上山ロープウエイの終点から、三ツ峠にいく道があります。ここからだとちょっと時間がかる。3~4時間は掛かるかもしれない。御坂道からだともっと近い。私は、ロープウエイを使わずに登る。

                               ロープウエイ終点 

            

             ロープウエイ終点よりしばらく歩くと天上山。この道は、さらに三ッ峠方面へと続く。

           

                            富士の裾野の長いこと・・・。

               

  天上山を下りてから、今日のねぐらを探す。あちこちぶらぶらしていたら、御坂道(富士吉田から甲府方面へ抜ける道路)の途中にちょっとした展望所があったのでそこにした。時折車が停まり写真を撮る人がいた。

              

  真夜中、長い間三脚をすえて富士を狙っている人がいた。この夜だけは、空も晴れていて星が美しかった。10秒とか20秒とかのシャッターで撮すと良いらしい。

 翌31日、昼頃から黒岳を目指す。

   この前が登山道入り口。右に進むと旧御坂道で三ツ峠登山口方面。天下茶屋がある。左前方方面が甲府。

            

            登山道は、昔の鎌倉往還で所々に道祖神が冬の木漏れ日を浴びてひっそりと。

                      

                         やっと峠に着きました。荷物が重い。

              

                         山頂です。1800m程あります。

              

                     何はともあれテント設営です。この先に展望台がある。樹林越に富士がみえます。

                   

             

              2013年12月31日の夕陽                      新年の朝日

                      

                     新しい年の始まりです。開けましておめでとうございます。

              

 

 

 

        

                                              

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