山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

常念岳(徳本峠~霞沢岳~蝶ヶ岳~常念岳~槍ヶ岳)その3

2015年01月29日 | 日本百名山

 大天井岳山荘前のキャンプ場から眼下に大天井ヒュッテが見える。今日はここまで降りて西岳ヒュッテ、ヒュッテ大槍と表銀座コースを歩き槍ヶ岳山荘まで。いわゆる東鎌尾根を歩くことになる。天気も良く、のんびり歩くには最高の条件が整った感じで少し余裕が出る。しかし、食糧が尽きたのでもうテントは張れない。

 7時20分、テント場を出発。大天井ヒュッテ前で一休みする。この小屋の前を通るのはこれで3度目となる。2度目は、北鎌尾根に登る折り、やはりここで休んだことがある。しばらく行くと北鎌尾根が見えて来る。北鎌尾根には、横田の安倍さんと二人で挑んだが、今思えばかなりな冒険だった。安倍さんとは、その後もう一度北鎌尾根を登ったが、この時も冷や汗ものだったことが懐かしい。

 10時30分、 ヒュッテ西岳で休憩する。今まで歩いて来た山を目の前に見る。やはり、常念岳はひときわ目立つ。    急な下りが始まりやがて水俣乗越へ。ここから槍沢へ下る道があり、反対側に天上沢へのかすかな踏み跡が見える。2度目の北鎌尾根へ上高地から入りここを下った。

                          東鎌尾根核心部。ハシゴの下り。

              

 13時35分、ヒュッテ大槍。14時35分槍ヶ岳山荘着。これで、今回の山行はほぼ終わった。食料があれば北穂から涸沢に下りたかったので少し残念な気がした。天気は下り坂らしいのであきらめもついた。

                                     夕暮れ迫る。槍ヶ岳山荘前より。

            

  10月14日(火)

  6時05分、山荘前をスタート。槍沢を下り、槍沢ロッジでコーヒータイムは8時20分。そして、横尾9時40分。ここまで来ると人も多い。

 

            

  紅葉を愛でながら上高地着が12時40分。。途中、徳沢辺りから小雨降る。バスにて島々まで。バスを降りて止めておいた車まで雨に降られる。ポンチョを着てあるくが、距離的にはそう長くない。14時30分帰着。

                

 このまま松江まで帰りたい所だが途中下車で馬籠、妻籠を見学し、10月18日(土)、松江からやってくるアウトドアーショップの菊信ツアーと合流し、またまた恵那山に登る。これは、私の百名山の仕上げの山を、初めの予定では恵那山としていたという経緯もあってのことです。だから、ツアーの方は、この恵那山登山が私の百名山最後の山だと思っておられる。私の百名山最後の山は、常念岳です。 

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百名山の記録 常念岳(徳本峠~霞沢岳~常念岳~槍ヶ岳縦走) その2

2015年01月28日 | 日本百名山

  10月10日(金)

 徳本峠についた時、正面に聳え立つ北アルプスの山々を見ることが出来ます。唐突ともいえるこの出合いに、誰しも感動したことでしょう。昨日は、暗くて何も見えなかったけど、今日は朝から好天に恵まれ6時45分、霞沢岳に向かって出発です。

                         明神岳の奥に穂高連峰

             

 峠からすぐにきつい登りが始まる。一汗かいて登り終えたところがジャンクションピーク。ここで一息つく。アップダウンの尾根歩きが続くが、やがてk1ピークへのきつい登りにさしかかる。ここら辺りが核心部。ほとほと参った頃、ピークに立つ。頂上は網目の前だ。しばらくの辛抱で大パノラマの展開する頂上に立つ。10時30分でした。

 焼岳は指呼の間に見えて、西穂高岳から前穂高岳、奥穂高岳と北アルプの山々が連なる。笠ヶ岳、野口五郎岳さらに御岳に乗鞍。遙かに中央アルプスから南アルプスも。

                               笠ヶ岳遠望    

           

                        北アルプスを望む。岳沢を中心に西穂、奥穂と前穂高。明神岳が脇役になる。

           

 大パノラマに圧倒されながら下山する。14時20分徳本峠着。テントを張り替えて明日の準備。明日は、大滝山を越えて蝶ヶ岳まで。

 10月11日(土)

 天気は良くない。雨模様だが登山者は多い。カッパを着て霞沢岳を目指して登っていくのには感心したが、彼らは時間的な余裕がないのだろう。私は、この日は休養日としようと思っていたら、9時過ぎ、急に陽が差してきたので慌ててテントをたたむ。小屋の横手に延びる登山道に入る。針葉樹の森が続く。明神見晴らし11時、槍見台12時15分。きつい登りを登り切って大滝山が14時40分。途中の景色は、あまりパッとしなかった。大滝山頂上はハイマツが邪魔をして何も見えない 

           

   黙々と歩き、16時20分、蝶ヶ岳に着く。天候は回復したが寒い。

                        夕暮れの蝶ヶ岳にて 槍・穂が見放題

          

                            遙かに富士山を望む

       

 10月12日(日)

 朝から天気は良い。今日は百名山の1つ常念岳に登り大天井岳まで行く。朝5時45分頃、日の出があった。富士山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳などを見る。それにしても寒い朝だ。展望は良いが、ペットボトルの水が凍っていた。

 7時35分、大展望の中を常念岳目指しスタートし、11時30分、2857mの頂上に。曇り加減の天気だが、風もなく穏やか。最近まで大天井岳を百名山だとばかり考えていたが、常念岳に登って納得できた。

                        常念岳山頂から常念小屋

           

 常念小屋まで下り一休みしてから大天井岳へ。長い登りがきつい。景色なんぞは上の空。ひたすら歩く。13時45分、横道岳。きつい登りに辟易しながらやっとの事で大天井岳に着く。15時40分だった。テントを張り終えてから頂上まで登る。何十年ぶりの頂上かもう忘れたが、確か、始めての北アルプス見参(燕岳から西穂高岳縦走)の折通過したところ。眺望は、蝶や常念に劣るが懐かしい山です。それにしても夕方の寒さときたら・・・。

 

 

       

  

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百名山の記録 常念岳(徳本峠~霞沢岳~常念岳~槍ヶ岳縦走)

2015年01月27日 | 日本百名山

 2008年10月9日(木)

 松本電鉄新島々駅を野麦街道沿いに少し行くと島々に着く。ここが徳本(とくごう)峠への入り口になる。以前は皆、ここから徳本峠を越えて上高地に入った。誰しも一度は歩いてみたい歴史の詰まったルートだ

                              車は、島々の集落を少し入った辺りまででした。道路工事中。    

                               

 片隅に車を置かせてもらってスタートしたのが、12時45分。空は曇り加減。案内所で、今から徳本峠までは無理だと言われていたので途中でテントを張るつもりでした。平坦な道を歩くこと1時間30分、二股に到着。

            

 いよいよ山道に入るといった感じだが道はしっかりとしている。ただ、河沿いの道なので、災害で不通となることもあるらしい。

 16時15分、岩魚留小屋に着く。ここまでは特に問題なく歩けた。最初の考えではここにテントを張るつもりでした。しかし、沢の音は激しく、小屋は無人でガランとしていてあまり良い気分ではない。暗くなるのを覚悟して徳本峠まで行くことにした。岩魚留小屋は、掘っ立て小屋をすこし良くしたような感じの小屋でした。 

           

  暗くなるのは覚悟のうえだが、沢からは早く離れたいので急ぐ。いくつか川を渡るが、暗くなれば足下がおぼつかなくなるだろう。ヘッドランプを頼りに危なっかしい橋を渡るのもイヤだ。     

           

 秋の深まりは、紅葉を際立たせ、季節の移ろいの中に一抹の寂しさを感じさせます。感傷に浸る間等はなくてとにかく先を急ぐ。

           

 それでも、明るいうちに沢音を下に聞くことができるようじなりホットしたが、間もなく暗闇が。ヘッドランプの明かりを頼りに最後の登りにかかる。前方になにやら白いものが現れてギョッとしたが、それは大きな石でした。暗闇にも慣れてきた頃、振り返るとお月様が雲間から顔をだした。

                    雲の峰 いくつ崩れて 月の山  (芭蕉

 雲に見え隠れする月を見ながら、芭蕉の句を思い出した。この句は、芭蕉一行が月山に登った時に作ったもの。解説には、昼の入道雲と月山の情景を詠んだものとされているが、私は、この句は夜の月と雲の関係を月山という山に掛けて詠んだものではないのかと思う。まあ、山の中で一人雲間の月を見ていればそんな風に感じざるを得ないのかもしれないが。

 ついでのことに、「奥の細道月山・湯殿山」の章を引っ張り出してみます。

「八日、月山にのぼる。木綿(きふ)しめ身に引かけ、強力と云ものに道びかれて、雲霧山気の中に、氷雪を踏みてのぼる事八里、更に日月行道の雲関にいるとあやしまれ、息絶え身こごえて頂上にいたれば、日没して月顕(あらわ)る。笹をしき、篠を枕として、臥して明を待。日出て雲消えれば、湯殿に下る。」

 急に頭上から人の声がした。どうも峠に到着したらしい。 18時25分、徳本峠着。

 峠にはテントが2張り。小屋でビールを買い、テント代を払う。月が綺麗なので小屋の客が外に出てきて騒いでいたらしい。早々にテントを張って休む。

 

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山の記憶(日本の名山・その他の山や山スキーなど) 2016年度後期(その2)

2014年12月31日 | 日本百名山

 

                 詳しくは左下 の最新記事

                       百名山の記録   大台ヶ原・日出ヶ岳                                              

         

                   百名山の記録  恵那山           

          

              百名山の記録  至仏山               

           

 

                             百名山の記録  那須岳              

          

                          100名山の記録  吾妻山                     

          

                最近の大山                         

                 2014年12月11日(水)

        

            百名山の記録 磐梯山・安達太良山          

          

               百名山の記録  蔵王               

           

                       百名山の記録 大朝日岳               

           

            百名山の記録 飯豊山          

                

             百名山の記録 月 山                                  

        

            百名山の記録 鳥海山             

       

            百名山の記録 早池峰              

       

            百名山の記録 岩手山               

         

  

           百名山の記録 岩木山~八幡平          

        

                      百名山の記録 トムラウシ山                                       

       

                 大山2の沢右俣 最奥部                            

        

             百名山の記録 十勝岳             

          

                      百名山の記録  幌尻岳                 

 

                 百名山の記録 雄阿寒岳と雌阿寒岳(その2)            

         

          百名山野記録 雄阿寒岳と雌阿寒岳        

         

 

            百名山の記録 斜里岳       

       

                      百名山の記録 羅臼岳                                       

 v      

                    百名山の記録    シリベシ山           

          

 

          百名山の記録 焼岳           

          

      百名山の記録 上州武尊山~皇海山                             

            

      秋の大山 烏ヶ山 2014・11・4(土)       

           

        

 

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百名山の記録  大台ヶ原・日出ヶ岳

2014年12月22日 | 日本百名山

今回の百名山山行最後の山となったのが、大台ヶ原の日出ヶ岳。紀伊半島を訪れるのもこれで三度目になる。日出ヶ岳へは、過去二度ほど向かったが時期が悪かったりして入山できなかった。冬期になるとゲートが閉まるので、その時期を確かめておかないといけない。また、一度「鹿の駆除」にぶつかり、追い返された事もあった。

 だから、今回で三度目となる。

 昨日、9月23日は恵那山を下りてからひたすら車を走らせた。途中、高速のSAで休んだが、なぜか寝疲れず、目がさえるので深夜のドライブとなった。

 おかげで、翌日良い時間に大台ヶ原に着く。しかし、あまりにも道路が整備されていて日出ヶ岳山頂までは、駐車場からすぐ。あまりにもあっけない百名山だった。

                    9月24日  日出ヶ岳頂上へ

           

                          頂上展望台

            

                           日出ヶ岳 遠望

   

 これで帰るわけにもいかず散策コースを巡ってみることにした。

                       大和王権最初の天皇

    

                          八咫烏

            

              いつぞやの台風で倒された倒木群が痛々しい 正木ヶ原

   

     

                    大台ヶ原最大の見せ場 大蛇ぐら

     

 先端に立つと迫力がある。高度差1000mの大岩壁が東ノ川へ落ちる。大蛇ぐらをのぞいてからシオカラ谷を巡り駐車場まで戻る。天気に恵まれてのんびりと歩くことが出来た。

 これで今回の山旅は終わる。車を飛ばして25日、帰松する。

  

               

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百名山の記録  恵那山

2014年12月16日 | 日本百名山

 2008年9月23日 快晴

 昨日下見をしておいた登山口へ移動する。高速を下りて園原から山手に入る。途中、月川温泉もあり下山のときに寄るには丁度良い。川沿いに進み、広河原の駐車場に到着。

 6時30分スタート。しばらく車道を歩き、川を横切るとすぐに山に入り登りとなる。

                   広河原登山口よりゆっくりと登る。

        

 恵那山とその周辺は、古い歴史を持つが近年まであまり注目されていなかった。この山が多くの登山者たちにより登られるようになるのは、深田久弥によって百名山に推されてから。

      見晴らしのきく稜線までひたすら頑張ると、南アルプスの山々が眼前に姿を現す。

          中央やや左が赤石岳。その横にかすかに富士山が見える。

    

 ウエストンが登った時も、やはり富士山が見えたそうです。深田久弥が登った時は、見えなかったそうだが、代わりに白山を見たと記している。

                    イザナギ、イザナミを祀る恵那神社。

     

  頂上近くには、山小屋とトイレがありどちらも清潔そうです。小屋泊まりすればいいとおもった。ただし、水はない。しばらく行くと御岳山を見晴るかす展望のきく場所に着く。

                          9時05分 頂上

        

                             御岳山

       

 眺望を楽しみ、ウエストンや深田久弥の頃にに思いをはせながら12時35分に下山する。  

 近くに、古い時代の面影を残す東山道があるので行ってみた。神坂神社もあった。

           東山道 (古い時代の中仙道)   車が1台やっと通れるような広さ。

      

               神坂神社 橡の大木があり、沢山の橡の実が落ちていた。

      

 東山道は、滋賀の都と東北をつなぐ官制道で、防人として年貢代わりに差し出された東北の若者たちが通った道。当時、神坂峠は難場中の難場。防人は、生きて帰る事はなかったようです。神坂神社に何を祈ったのだろうか。

        

  月川温泉に寄ってから、今回最後の山となる大台ヶ原に向かう。

 

 

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百名山の記録 至仏山

2014年12月09日 | 日本百名山

 那須高原を降りて尾瀬に向かう。途中、日光市から中禅寺湖・男体山を回って戦場ヶ原の駐車場泊。夜雨が降る。

 9月20日 尾瀬戸倉駐車場からバスに乗って鳩待峠着が12時20分。天気はあまり良くないが、山の鼻まで行き、13時30分に着いてすぐにテントを張る。他にテントは一つも見当たらない。

             

       時間があるので散歩に出かける。時折、陽が差す。向かいに見えるのは燧岳。

            

 紅葉には少し早いようだった。

            

 明日登る至仏山は、何とも間の抜けたような感じの山だが花の名所。通行制限もあるが、残雪期にはスキーヤーで賑わう。

            

 9月21日 

 6時10分テント場をスタート。天気は思わしくない。振り返り振り返り登るがガスにおおわれて眺望はない。このコースは、登りの一方通行となっている。蛇紋岩のよく滑りそうな道だ。

 9時20分、頂上着。

          

 燧岳でもそうだったが、至仏山も天気に恵まれない。大体に、尾瀬がきれいに晴れる日はまれらしい。

                                           燧岳 がちょっと顔をだした

             

                  ウラシマツツジの赤がやけけに目立っていた

        

                    ガスの中を鳩待ち峠まで帰る 11時25分着

           

 鳩待峠からバスで戸倉の駐車場まで帰り、温泉に浸る。そして、恵那山をめざすのだがこれは遠い。沼田から関越道に乗り、上信越自動車道、長野自動車道と長いドライブ。姨捨SA泊。途中、以前登った山々を懐かしく思い出す。妙技山や浅間山は全く雲の中だった。

 翌22日も天気は悪いので登山は1日延ばすことにした。中央高速から見えるはずの山々はすっぽりと雲の中。それでも午後晴れ間が出る。阿智PAで濡れたテントを乾かす。明日の天気は良さそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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百名山の記録  那須岳

2014年12月09日 | 日本百名山

 那須火山帯の盟主那須岳。主峰は茶臼岳だ。この山も、観光地化が進み、眺望の良い駐車場からロープウエイが出ている。

 9月19日 8時30分、ロープウエイに乗り9時20分茶臼岳山頂へ。

                        頂上の那須岳神社

            

                     頂上から、3本槍岳方面を望む

           

 あまりにもあっけなく山頂に着いたので朝日岳まで行く。3本槍岳は、三百名山に入っている山だが、この山へ登るのは数年後となってしまった。

                         バックは茶臼岳

          

  帰りは茶臼岳の下を回って駐車場へ。途中、噴気もうもうの「無間地獄」の前を通る。この辺りは地熱が強く足下が温かく感じられた。     

            

 駐車場に帰り、近くにある名所・旧跡を訪ねる。

                          殺生石

              

 殺生石は九尾の狐が封じ込められたという伝説の石。その怨念が妖気となって辺りに漂う。以前は、この辺りに近づいた虫や蝶などがガスのために死んでいたそうです。

 芭蕉もこの地を訪れている。

                     湯をむすぶ 誓いも同じ 石清水

    

 他に、次のような句もある。    

                  野を横に 馬牽きむけよ ほととぎす

                  飛ぶものは 雲ばかりなり 石の上

       

 これも近くにある那須温泉神社。壇の裏の戦いの折り、有名となった那須与一もこの神社に祈ったそうな。

 

 

 

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百名山の記録 磐梯山・安達太良山

2014年12月05日 | 日本百名山

 唄で有名な会津の磐梯山へは、西吾妻山から山越えて向かう。途中、展望のきく道路脇に碑がありました。 童謡作家濱田廣介の歌碑でした。代表作品は、「泣いた赤鬼」、「むこどりの夢」など。

          「吾妻晴れ山 くもり山  曇りのち晴れ 人の世も」とあります。

       

 桧原湖畔で腹ごしらえをして車を走らす。だいぶ日も傾き加減で少し焦り気味となる。早く磐梯山の登山口を見つけて休みたい。大きな山だから登山口もいくつかあるが、この山もスキー場として開発が進んでいる。

 国道459号線の湯泉神社からの登山口(上川温泉)を見つけ、ここの駐車場で夜を過ごす。道路の向こうの人家の灯が、何ともわびしく感じられた。

 9月18日

 6時20分スタート。藪に近いような登山道を進むと、ヤブ蚊の大群に襲われた。必死で急ぐ。天気はあまりおもわしくなかったので雨具を着ていたから被害は少なくて良かったが、このルートはあまり利用されていない感じがした。

 その内だだっ広い所に出る。火山爆発で出来たらしい火口壁が行く手に見える。

        

 ガスったら迷いそうな所だが、目印を頼りに進む。

                     裏磐梯の迫力満点

        

 稜線に出てからしばらく進むと弘法清水小屋があり、その少し上が頂上でした。         

       

           

                     押立温泉・翁島登山口方面

         

 売店で記念バッジを買うとき、安達太良山登山の事を聞く。ロープウエイを使えば間単に登れるらしい。今日じゅうに登れそうなので来た道を急ぎ下山。危険箇所は終わり、例のだだっ広い場所に降りてから道に迷った。いいつもりで歩いていたら何か変だと気づいた。登る時には見かけなかったきれいな色の沼が出てきた。慌てて引き返すと、パトロールのお兄さんがいた。正しい帰り道を聞いて後もどりする。

 迷い込んだ道の脇一面に「シラタマノキ」の群落があり、このお兄さんは、これを保護するためにやとわれていたらしい。

                         シラタマノキ

      

             2~30㎝の小灌木。真っ白なタマのような花が美しい。

        

  これだけの群落、日本にはそうないのでは。北海道で少し見たことはあるが・・・。かって山陰の大山大の沢で見かけたことがあるが、いまはもう姿を消してしまっただろう。

         

 13時20分に下山して、15時15分安達太良山山頂に立つ。ゴンドラリフトを使って上がり、後はヒイヒイいいながら必死に登った。帰りのリフトに間に合わないといけないのでとにかく急いだ。

 頂上は、霧でおおわれていて何が何だかわからなかった。風も強かった。

       

 16時10分、なんとか帰ることができたが、あまりほめられた山登りではないと少し反省する。阿武隈SAで車中泊。明日は那須岳だ。

 

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百名山の記録 吾妻山

2014年12月04日 | 日本百名山

吾妻山も吾妻連峰と言うべきだろう。東吾妻山とか西吾妻山とかの山名を持つ山はあるが、吾妻山はない。最高峰は西吾妻山だからとりあえず西吾妻山を目指すことにする。

 吾妻連峰も果てから果てまで、果てがないような広さを持っている。たおやかな山でロープウエイやリフトが目につくのは、スキー場として開発されてきたからだろう。前日、ロープウェイ乗り場の駐車場で車中泊をしたがロープウエイには乗らず歩くことにした。

 9月17日 6時30分出発。1時間も歩くと上の天元台のロープウエイ乗り場(降り場)が見えてくる。

               ロープウエイ終着地が樹間に見えてくる

       

 見晴らしも良くなってきたし、スキー場として良く整備されているので適当なコースを選らんで近道をする。大体、リフトに沿って歩く。リフトの終点を過ぎると木道が現れる。コトコトと歩く。

         

               季節の頃なら花々がうつくしいことだろうが・・・。

         

 10時55分、西吾妻山頂上に着く。頂上らしくない頂上です。

      

 これで帰るのもおもしろくないから少し足を伸ばす。避難小屋がありました。

        

  西大てんまで行って一休み。12時丁度でした。眼下には、桧原湖。そして明日登る磐梯山が見える。

           

 帰りは、若女平を通って発布温泉まで歩き風呂に入る。

               

 シーズンオフなのだろうか、広い浴槽は貸し切りで気持ちが良かった。 15時40分、駐車場着。

 

 

 

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