山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

蒜山登山 8月27日~28日

2015年08月30日 | ちょっとそこまで

 鍛錬を兼ねて、少し重い荷物を担ぎ蒜山登山。下蒜山より登る。出だしは良かったが、徐々に苦しくなり休むことが多くなる。それに暑いこと限りなし。日陰を見つけては休んでいるので下蒜山の頂上まで登るのに時間が係った。此処には、日陰がないので通り過ぎて、中蒜方向にしばらく降りたあたりで昼食休憩とした。フングリたわを過ぎ、中蒜山への登りにかかったあたりで又休むが、いつの間にか眠ってしまった。

 目が覚めたとき、目の前に見える山が何処なのかわからないほどぐっすり眠り込んでいたらしい。しばらくして、その山が先ほど越してきた下蒜山だと気づく。短い時間だったが、熟睡していた。少し元気になり登り始めたが、すぐに汗だくになり大粒の汗がボタボタ。呼吸も苦しい。塩竃へ降りる分岐を過ぎてしばらく、目の前に中蒜山避難小屋が突如現れる。それを見たときに、今日はここまでと決めた。    

               中蒜山はいつも通り過ぎるだけ                         カメラ、三脚、それに水が3リットル       

                                

         荷物の重さは、20㎏くらい?3日分の食料とテント。この程度でバテていたら何処にも行けそうにない

 天気は良かったが、蒸し暑かった。パンツ一枚になりほっとする。

                   

    下蒜山を10時30分頃にスタートして、中蒜山に着いたのが3時30分頃。することがないので枯れ枝を集めて夜に備える。

 

                                             

  夕刻、もう誰も登ってこないだろうと思っていたら、中蒜山の登山道から年配の方が一人で登って来られてびっくり。こちらはパンツ一枚であわてた。すぐに下山されたが、この方とは翌日下蒜山でまた出会った。

                          

   小屋の中で火をたいてみた。よく燃えたが、暑いし煙い。何もおもしろくなかった。たかない方が良かった。 

                  

 薄めの酒を飲み、ラジオを聞きながら寝ようとするがなかなか寝れない。それに暑い。寝袋は下に敷く。月が明るくて、満月に近かったが?

 窓から月の光が射しこんで明るく、余計に寝れなかった。

                              うとうとしながらも夜は明ける。

       

                          今日の天気は悪い。どす黒い太陽が登った。

              

                             蒜山高原の朝 町はまだ眠っている。

              

 早々に荷物をかたづけて下山。昨日来た道を引き返す。下蒜山あたりで、多くの登山者を見る。曇りがちな天気なので、眺望は良くない。

 これからしばらくは、体力作りに専念しないといけないようだ

  

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稚内~宗谷岬~浜頓別~名寄~留萌

2015年08月24日 | ちょっとそこまで

 8月6日(木) 

昨日、利尻岳に登り、下山後すぐに船に乗る。稚内に着き、駐車場まで自転車をこぐ。何だか懐かしい気がした。

                               日本最北端の駅

                 

 車に乗り、コンビニで買い物をして同じ駐車場で車中泊。テント生活がしばらく続いていたので寝心地が良いように感じた。翌朝、近くにある道の駅を見物してから、宗谷岬に向かう。此処も最果ての地だが、立派な観光地になっている。

                                                          宗谷岬と間宮林蔵像

                                      

         

 オホーツク海をを左に見ながら、車を走らす。天気さえ良ければこのまま羅臼まで行き、知床岬を歩きたいのだが今回はあきらめる。途中、道の駅「猿払」による。以前、此処でテント泊をした。だだっぴろいテント場だった。今は、一部が放牧場になり、牛が草を食べている。

  道の駅「猿払」から浜頓別に向かう途中、原生花園の案内があったので寄っててみる。

                              この向こうは、オホーツク海

          

 北海道の海岸部あたりに手つかずの(ほったらかし)の草地があるが、これを原生花園と呼ぶらしい?初めてこの名前を見たときどんな所だろうと思ったものだが・・・。

                    海岸部は、キャンプ地になっています。海は濁っていた。

            

                                  ハマナス 

             

  浜頓別から名寄方向へと海岸線と分かれる。名寄は、雪質日本一と宣伝されているのでどんな所か見ておきたかった。

                                旧天北線跡

          

                          鉄道マニアには、懐かしい名前だろう?

          

 

   敏音知、 音威子府とおもしろい呼び名の町(村)を過ぎて、道の駅「美深」で夜を過ごす。

 8月7日(金)

 翌日、早朝に名寄スキー場による。このスキー場は、自衛隊により整備されたものだそうです。近くに、自衛隊の駐屯地がある。スキー場自体は、リフトで上がった上の方にあるらしく、よくわからない。それから延々小樽まで車を走らす。途中に、塩狩峠の標識があり、思うところがあって寄る。三浦綾子の小説「塩狩峠」の舞台になったところだ。

                     三浦綾子が住んでいた建物を此処に移動して再現して記念館となっている。

                      

 

              

                     塩狩とは、手塩と石狩の境なのでつけられた名前。ちょうど汽車がきました。

           

                          こらはソバの畑。日本産のソバのほとんどは、北海道かも?

            

  小樽に着くまで、小さな町や村を過ぎたが、それぞれ特色があり活気もあった。国による市町村統合もここ北海道では難しかったらしい。

 この日小樽港で落合君と合流し、小樽のキャンプ場でテント泊。お互い元気で良かった。ビールで乾杯して昔話に花が咲く。幾分酔っ払って眠る。

  8月8日(土)

 小樽港からの船便の舞鶴行は夜になるので待つのもつらく、10時30分発新潟行きに乗る。

 翌9日(日)、朝6時に新潟港に着く。そして、一気に松江まで帰る。松江着が夕方の6時30分。休憩も入れて12時間30分係りました。

 

 

   

 

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利尻岳登山

2015年08月21日 | ちょっとそこまで

 8月5日(水)

 朝4時、出発。上のキャンプ場・利尻北麓キャンプ場の少し上、甘露水の出るところが3合目になっている。下のキャンプ場から少し登った辺りから遊歩道があるのだが暗いし、様子もわからないので車道を歩くことにする。自転車を使おうと思ったが登りなので止めることにした。それでも40分ほども歩いただろうか。

 幾分明るくなってきた頃、上のキャンプ場に着く。単独の男性が2名、私の到着とほぼ同時にスタートした。休憩舎でトイレを済ませ、さあ出発と思ったら雨が降り出す。この頃、順々に登山者が集まってきた。一時期、雨が強くなったがすぐに小やみになり、そのうちに止む。いよいよスタートだ。時計は5時を指していたか・・・。甘露水辺りで、先を歩いていた親子を追い抜き、山道に入る。途中、ポン山や姫沼への別れが出て来る。

 合目、合目が一体どのくらい係るだろうかと時計を見ながら登ると、大体30分ぐらいだということがわかった。そうすれば、3合目から頂上までざっと210分だから、3時間半程で着く計算になる。そんなことを考えながら、4合目、5合目、6合目と過ぎた頃、ちょっと疲れてきたらしくペースが落ちた。

 そろそろ下界も見え出すころだが小雨模様の天気のため何も見えない。先ほど追い越した男女のペアーに追いつき追い越す。彼らの休憩は長い。

                                       「  ここからが正念場です」と書いてあります

                      

    後で登山ガイドを見たら、3合目から7合目までがそれぞれ35分。7合目から8合目までが65分。  普通 0号合目から頂上のまでは等分して区切ってあるが、北海道の山は違うらしい。だから、30分しても40分しても8合目に着かない。変だ変だと思いながら、やっと標識らしきものが見えて来たのでやれやれと思ってみたら、展望台の標識でした。天気はわるく、展望などありはしないし疲れるしでイライラしてくる。そして、やっと8合の避難小屋に到着。ここで、朝食を摂り暫し休んでいたら男女のペアーがやって来た。8合目から風あたりも強くなる。途中から引き返して来る男性がいた。 9合目あたりで頂上まで登ったらしい男性とすれ違う。風が強いと言っていた。

              ロープにつかまりながら飛ばされないように登る。風に押されてヨロヨロする。

         

    そして頂上へ。写真を撮り、お詣りしてすぐ引き返す。柏手を打ち、手を合わせたので山の神様が少しだけ風を弱くしてくれた。

                                

 今のうちに危険箇所を通過しようと急ぐ。トリカブトの紫が鮮やかだった。そのうちまた風も強くなるがもう安心。

            

 8合目の避難小屋は、団体さんで満員。彼らは、ここから引き返すようです。3合目近くで、新しい団体登山者に出くわす。この頃には、風も雨も少し緩やかになっていた。スタートを遅らせたグループは正解だったかもしれない。

 13時20分、下のキャンプ場へ帰る。思いの外早かったので、荷物をまとめ、風呂に入ってから港へ行く。例の喫茶店によってコーヒーを頂く。「冬場は大変でしょう」と聞いたら、「あまり外に出ないから・・・」と笑っておられた。観光客が来る季節は良いが、毎日冬の海を見ながら暮らす帰セットでの生活はどんなものだろう。

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利尻島にて

2015年08月20日 | ちょっとそこまで

 テントを張ってから、街まで下りてみる。下り坂なので楽には違いないが帰りが怖い。街では、お祭りの最中で道路をふさいで色々と催しがあるらしい。港に行き、その後ペシ岬に登る。鴛泊が一望に見渡せる格好の展望所だ。数十年前にも此処に来たことがあるが少し感じが変わっていた。此処に登ったのは、あの時も今日と同じく夕方だった。沢山の魚船が一斉に港を出て行ったのを覚えている。今日もあのときと同じ光景が見えるのだろうかと期待していたが、船は一艘も動く気配は無い。きっと今日は祭り休みなのだろう。

 ペシ岬の麓、付け根の辺りに喫茶店があった。入ってびっくりした。入り口に大きく延ばした利尻岳の鮮明な写真が飾ってあった。迫力満点で、これが写真だと言わんばかり。店内には、数多くの利尻の写真が展示してあって、眺めていたら奥から店の御主人が出てこられ中に案内された。こじんまりとした部屋で、窓の外、眼下には海が広がっていた。コーヒーを頂ながら暫しお話をする。此処のご主人は、約40年ほど前、東京からこちらに移住し喫茶店を始められたそうで、本職は、プロのカメラマン。時々、店を閉めて写真撮影に行かれるらしい。樺太の写真もあった。

                     後がペシ岬。手前がホテル。その横に隠れて喫茶店がある。以前は、何もなかった。

                   

                                             ペシ岬展望台

                      

                                                       展望台下にある灯台

                                    

                         鴛泊の港を眼下に 天気は徐々に下り坂 

                  

 コーヒーを頂いてからコンビニで買い物をし、坂道を帰る。お祭りはまだ続いていた。天気がはっきりしないので明日の予定が立たない。どうしたものかと思いながら眠る。

 翌日、やはり天気はパッとしない。利尻岳は雲の中。仕方がないので、利尻島の見物として自転車で走り回る観光に切り替える。海岸沿いの道を鬼脇方向に進み、途中から姫沼による。天気が良くて風がなければ利尻岳が湖面に映るらしいが今日はダメ。ぐるりと一周し、こんどはサイクリングロードを走る。この辺りのサイクリングロードは、山の中を行くのであまり周囲の景色が見えない。

                            姫     沼                         鬼脇方面への道   

                      

 しばらくしてサイクリングロードも終わり、一般道と合流する。ポツポツと点在する集落と何処までも続く海岸線を進むがきりが鬼脇まではイヤに長い。疲れてきてそう感じたのかもしれない。鬼脇までと思ったのは、以前、利尻岳の頂上から鬼脇へ下ったことがあるので行ってみたかった。この登山道も今では廃道になっている。ちょっと危険な道だったのを覚えている。

 バテてくるし、雨が降りそうそうな気配なので引き返すことにした。

                        引き返す途中にあったラナルド・マグドナルドの記念碑

                      

              

              

           道路沿いの小石が敷き詰められた中で、ポッンと咲くリシリヒナゲシ。利尻を代表する花。  

             

 港まで帰り、例の喫茶店でコーヒーを飲みテントに帰る。明日は、天気にかかわらず利尻登山をすることに決める。

   

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利尻島へ

2015年08月19日 | ちょっとそこまで

  8月3日(月)  

利尻行きは10時25分なので、朝は時間的に余裕がある。それでも早め早めに行動することとして、テントをたたむ。近くにテントを張っておられた青木さんは、どこかへ出掛けられたらしい。何度も通った香深までの道を自転車で過ぎる。島の人たちは、今日も早朝からコンブ漁で忙しそうだ。利尻岳がよく見えている。間もなく、あの頂上に立つはずだが・・・。  

 港の周りをブラブラしてみる。海も空ものんびりとしたような雰囲気で、最果ての島にいる感じがしない。しかし、冬は凄かろうなと思う。岩壁をのぞいて見たら、礼文コンブがぎっしりと並んで生えていた。 おまけに、コンブを採る道具まで置いてあるので引っかけて巻き込んで採る。巾15㎝位で、長さは1m前後。かじってみたら生でも結構いける。薄い塩味にほのかな甘み。ガリガリとみんな食べてしまった。

 切符を買って、フェリー乗り場へ移動し、係の方の指示を受けて船を待つ。 ダンプや乗用車が数台、それにオートバイが1台。後は自分の自転車が1台。客は、そう多くない。 

 

              香深港フェリー                           自転車置場 係員がロープで固定してくれる

                  

 40分ほどで沓形港に着く。稚内~礼文間は、約2時間だが礼文~利尻間は40分と短いのですぐに着く。今度は、礼文島を遠くに眺めることになる。

 

                                  沓形港と時雨音の歌碑

                 

                                                          沓形のキャンプ場

                

 沓形から、利尻岳へ登る登山道はあるのだが、鴛泊から登る事にしているのでまたまたロングコースを荷物を担ぎ、自転車をこいで移動することになるただ、この島には、島を巡る(約半周)ことできるサイクリングロードが整備されていてる。これは凄いことだとおもう。誰が考えついたものか知らないが、利尻島の利点をよく活かしている。

   沓形からサイクリングロードに入る。このロードは、時々一般道と合流したり、分かれたりするのでちょっと迷う事もあった。しかし、そのうち原生花園の中を行くことになる。

                                 今日は、貸し切り状態

                   

                               暑いし、長いし休み休みです

                       

                                                              遙かに礼文島を望む

                       

  午後2時過ぎに鴛泊の街に入る。コンビニで買い物をしてキャンプ場へ向かう。此処には、キャンプ場は2カ所ある。以前テントを張ったのは港に近い方だったが、様子も変わっていてどうもはっきりしない。とにかく、坂道を登るが途中キャンプ場まで2㎞の標識を見てガックリ来た。道端のベンチで休んでいたら、すぐ目の前に何かあるので入ったら、此処が下のキャンプ場で正式名は、利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」。すぐ前に、利尻富士温泉があった。街にも近いので此処にテントを張ることにした。

            街までの坂道(この横にキャンプ場)              これは上のキャンプ場(登山口)

                          

 

 

 

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礼文島の観光ポスターなど

2015年08月18日 | 山の本紹介

       香深港のフェリーターミナルの中に素晴らしい写真が展示してありました。どれも実物より綺麗なので写真に撮りました。          

                           エゾノハクサンイチゲと夕暮れの利尻島

                       

                                  これが、レブンアツモリ

                  

                 レブンウスユキソウも実物より綺麗  ハヤチネウスユキソウとどうだろうか?

              

                      ゴロタ岬辺り(?)から見たスコトン岬 礼文島8時間コースのフィナーレ

             

              レブンソウ マメ化の花なので何処にもありそうですが、全体に薄い毛が生えているのが特徴

             

                ターミナルの中にあった食堂のメニュー。 スコトン岬では、ウニ丼は3,400円だった

                  

 スコトン岬の食堂のウニ丼は、取り立てのような新鮮なウニが使ってあった。眺めていたら、店員に勧められたけど、やめてコンブをすり込んだソフトクリームで我慢した。ターミナルの食堂では、ホッケ定食を食べた。サンマを大きくしたようなどでかい焼きホッケが出てきた。味は、少々水っぽくて大味です。周りを見たが、ウニ丼を食べている人はいなくてラーメンを食べていた。

 昔から言われているが、北海道の味は全体に大味。但し、新鮮で量も豊富。   

 

 

 

  

 

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北のカナリヤたち

2015年08月16日 | ちょっとそこまで

 稚内、礼文島、利尻島に行くと、必ずフェリーターミナルの中に映画「北のカナリヤたち」の大きなポスターが目につく。ロケ地となった場所は格好の観光スポットになるようです。そういえば、「幸せの黄色いハンカチ」のロケに使われた建物も一時撤去の話も出たそうですが、フアンや地元の方たちの努力で今も残っています。

 私は、まだこの映画を見ていません。パンフレットであらすじを読んだ程度です。ただ、ロケ地として良い場所を選んだものだと思います。岬の分校とその場所がいい。分校は、ロケのために建てられたものです。ここに行くには、元地灯台方向のルートから行くのと、車道を引き返して香深港の前の道を利尻岳(海の向こうです)の方角に進めばいい。こんな時、自転車は便利。

                        

                  

    

                 

 

                 

 

     

  この映画のレンタルはまだ出ていないようです。CDは発売されています。多分、美しい北の風景がみられることと思う。  

  吉永小百合さんは、若い頃、高峯秀子のようになるのではないかと噂されていたが、結局そのようになったようです。高峯秀子の「24の瞳」も良かった。あれは、小豆島の分校。やはり、観光地となっている。

 これで、礼文島は終わり、利尻島へ移動することになる。沓形港から自転車ロードが待っている。

 

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レブンウスユキソウとレブンソウ

2015年08月15日 | ちょっとそこまで

 今日は、礼文島のもう半分を見学することにする。半分とは、おおむね利尻島よりのこと。キャンプ地を山手に向かい自転車で出る。出るとき、青木さんから昼食にと食料をもらった。自分の食料はあったけど有り難く頂戴する。途中、道路工事(道も悪くなり、おまけに登り)のため自転車は押して歩くことになるが、これは事前にわかっていたので苦にはならない。自転車は、平地か下りで使えればいい。

 山間ルートをたどりやっと峠らしき所に到着。昨日登った礼文岳が見えてくる。暑いので、此処で一休み。青木さんに頂いた昼食を開いてみたら、焼酎が一本入っていた。のども渇いたことだしいっぱいやる。のどかで平和な気分になる。気持ちは、牧水のようだ。

            香深井3㎞ レブンウスユキソウ3,2㎞                      登りは此処まで。奥に利尻岳が

                                

                                              礼文岳が見える

                                               

                                   レンジャーハウス( 監視所)が現れる

                    

                                     レブンウスユキソウの群生地

                    

                                        レブンウスユキソウ

               

 レブンアツモリソウは見られなかったけど、ウスユキソウは見ることが出来た。何だか一安心。 

 この後、自転車を駆使して、桃岩展望台まで行く。ここから、元地灯台を通って知床、岬の小学校まで草花の咲くトレッキングコースがあるが、道が細くて自転車では入れない。

                                      桃 岩  この裏が元地港

                

                           これがレブンソウ。マメ科の植物です。あまり人気はない?

          

                                     元地の海が綺麗でした

              

   

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礼文岳

2015年08月15日 | 山の本紹介

 礼文岳への登山口は、船泊から香深辺引き返した内路という小さな港・集落にある。朝から、久しぶりの晴天に恵まれる。テントをたたみ、ザックを背負って自転車で出発。海辺の道路沿いでは、昆布干し。家中の者総出で、忙しそう。

                            

                               

 

                            

                                      

    昆布漁を見ながら、内路の登山口まで行く。大きな看板と、東屋の様な休憩所がありそこに余分な荷物は置く。いよいよ礼文岳へ登る。

                             

 以前、礼文岳へ登った時はもう一つ別の登山口からだった。こちらからは初めて。最初から急な登りがあり、一息着いて後ろを見るとあおい海に内路港。炎天下の登山となって今日も暑い。日陰で休みながら登る。

 後で分かったことだが、ここがもう一つの登山道と交差する地点。写真左手の藪の中に道らしきものが見えた。しかし、今は廃道になっているらしい。

                  

                間もなく眺望も開けて来る。                             頂上は近い

           

 以前ビバークしたのはどこら辺だろうか。夜、漁り火が見えた。この道のどこかだが・・・。

                                   やれやれで到着 490mの山頂

             

 全島ぐるりと見渡せる。天気は良いが少し暑い。贅沢かもしれないが・・・。今日はまだ誰も登っていないので気分がいい。

                                    久種湖と船泊が見える

               

                                   あれに見えるは、ゴロタ岬

            

 写真を撮って下山。登り2時間ちょっと、下り1時間程か。

                                    内路の港にはカモメが群れて

                 

 この後、香深井の緑が丘キャンプ場へ行きテントを張る。風呂(フェリーーターミナルの横)とお店は少し離れた所にあるが、キャンプ場はこじんまりとしていて感じがいい。

                     黄色いテントは、先に来ておられた青木さんのテント。その隣は荷物用のテント。左に炊事場。奥はトイレ。

                                 

  先着しておられた青木さんという方に礼文島のことを色々聞く。この方は、毎年礼文島に来られていて、いつも此処で数週間過ごされるそうです。自転車はレンタルで、風呂は近くの体育館のシャワー(無料)を使うとのこと。島のことを本当によく知っておられた。驚いたのことは、荷物は郵送しておられること。そんなことが出来るとは知らなかった。帰りももちろん郵送で。スキーの板など宿に郵送はするが、キャンプ道具をキャンプ場へ郵送出来るとは知らなかった。 三重県の方で、汽車で来ると3日くらいかかるそうです。

 

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礼文島にて

2015年08月13日 | ちょっとそこまで

 天気はよくない。雨が降るという程ではないが、霧雨のようなものが辺りを包んでいて、視界は悪い。それでも、カラスはキャンプ地の芝のうえでカアカアとうるさい。虫か何かをついばんでいるようだ。久種湖のほとりでは、ウグイスがしきりに鳴いている。テントの中で今日の行動をあれこれ考えながらゴロゴロしているうちに天気模様も良くなってきた。曇り空には変わりはないが、出掛けることにする。

                              この地図は、観光パンフレット(映画 北のカナリアたち)のものです

                          

                 中央に礼文岳、左に久種湖、左下がスコトン岬、右端の方にロケ用に建てられた岬分校が。

            

 礼文島と言えば「レブンアツモリソウ」だ。近くに群生地があるようなのでまずはそこへ向かう。船泊は、礼文島の北、最北端のスコトン岬まで自転車で1時間くらいか?スコトン岬へは後で行くことにして、浜中から澄海岬へ抜けるちょっとした上り坂を自転車で進むと、レブンアツモリソウ群生地の入り口駐車場に着く。

 しかし、人影はなく、建物もガランとしている。「進入禁止」のロープもあって今日は、休業日なのか・・・。後で確かめたら、もう花の時期は終わっているとのことでした。5月から6月頃が良いようです。それではと、澄海(すかい)岬に向かう事にする。40数年前、この道を歩いているのだが記憶はよみがえらない。道路も新しくなっているからかもしれない。確か、当時まだ舗装ではなかった。坂を登り切ると海が見える。すぐ下は、西上泊まりの港。下り坂を自転車で気持ち良く下りる。小さな港だ。少しばかり記憶がよみがえる。あの時、礼文岳に登って、そのまま道なき道を下り、トレッキングコースに出て歩いていたら、小さな港が見えた。それがこの港で、周囲には、花々が咲き誇り美しい所だなと思った。

 その港を自転車で見て回り、澄海岬に行く。

                                  

                                                                        西上泊周辺

                                

                 

              霧で海は見えない澄海岬                        礼文島で一番美しいと言われる湾なのだが・・・

                

  天気の良い日に来たかったが、これもしょうがない。引き返してゴロタ浜へ向かう。途中、気がつかなかったが草むらの中に一本の道が延びていた。どうもこれが、礼文で8時間コースと呼ばれるトレッキング(林間)コースのようだった。このコース、香深井からスコトン岬まで続くロングコースだが、あまり急な登り下りもなく季節に歩けば、様々な草花が見られるはずです。日本の穴場かもしれない。

 ゴロタ岬とは妙な名前だが、西上泊から引き返して、途中から海の方に下り、鉄府の集落をしばらく行くことになる。私は、自転車なので途中までしか行けなかった。

                                         ゴ ロ タ 浜

                

                                 ここからしばらく行くと自転車では無理    

                     

 自転車を置いて歩けば岬に行くことができた。岬は少し高い所にありスコトン岬に近い。この辺りは、草花が綺麗だった。あまり俗化していない。こんな所でテントを張れば良い。

 ゴロタ岬へ行くのはあきらめて、スコトン岬に向かう。

                      

 哀しいかな、「日本最北端の地」とは記せない。日本にはまだ北方領土問題があるから。私も、このブログを作りながら改めて思った。

 それでもスコトン岬は、最北限の地です(意味が深い)。そのせいか、ロケ地にもなり、観光客も多い。大型バスが、次々にやって来る。皆さん、此処で写真を撮って帰られる。どうも、この後すぐに利尻島へ行かれるようです。

 私は、自転車をこいでとりあえずキャンプ地へ帰ることにしました。

                                 途中、変な者がいました。沖合に遊ぶトド?

                   

 浅瀬の上でゴロゴロしているようでした。カメラを向けると間もなく逃げて行く。此処までおいでといった感じ。

                              天気さえ良ければ、利尻島はいつでも見える

                 

  テントまで帰り、風呂に入る。買い物をしてまたテントまで帰る。明日は、礼文岳に登り、香深井のキャンプ場へ移動。  

 

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