年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

3人でミスド

2010-07-21 00:00:00 | Weblog
 S牧師を尋ねて松山教会に行ったのが6時であったけれど、表のドアは、カギが締まってあった。それでは裏のドアから入って私の教宣箱に溜まっている週報を取ってこようと思うも、裏口も締まっていた。今日の仕事の帰り道、教会に行って牧師とお話しようと思うも、それはできなかった。
 ミスドでT君とF君の二人に会い、最近の動きについて話し合う。市教委を辞めて新しい仕事に邁進中のT君は、民間の企業がこれほど厳しいものとは知らなかった・・などと愚痴りながらも来月から行くネパールの話をしておった。ネパールといえば、先日もハローワークに私を訪ねてきてくれた、山が取り持つ縁のある知人O君おり。彼は市内繁華街で喫茶店を経営していたけれど、現在は離婚を機に店を閉めて、80歳の母親の介護と高校3年生のお子さんの世話が生活の中心になっていて、半日のパートの仕事をしているとのこと。でも子供が来年就職すれば、ワガママな母親と二人だけの生活になるために、仕事を本格的に探したい・・と話していた。私は、だったら思い切ってカトマンズでレストランを開くほうがイイよ、と無責任に言った。彼はネパールにも数回旅行者を連れて行ったりした経験があり、しかも若い時に7000mの山も落としている経験を持っている。O君と私が会ったのはポカラの北、ムスタンへ続く道の山中が出会いの場所であった。2000円もあれば一ヶ月ゆうに生活ができる所だから、ヤレヨ~と言ってはみたが・・・さぁどうするか彼は。
 F君は2回あったリストラの機をなんとなくすり抜けて、今までの気の合った同僚のいない職場に今もいる。で、3度目のリストラの機会が近ジカあるらしい。どうしようとか、悩んでいるのかと思っていると、あっさりヤメルデ~と言い放った。これも本格的に実家でミカンを作らねば・・と希望を持っていたが・・さぁどうするのか。みんなそれぞれの将来、不安に対するそれぞれの対処が面白いと思った次第。私の場合はどうなのか・・・不安に勝る安心を手に入れよう・・などともがいてはいない今、である。

もう一度お聞きしたい

2010-07-20 00:00:00 | Weblog
 私を指名して来られて、私から何かヒントを掴んでくれるとありがたい、などと妄想を抱くほど自分に自信を持っているわけでもなく、自分を甘く見ているわけでもない。また、「気づき」などのあんちょこ風薄っぺらい自分の自分に対する認識を覚えてもらいたい、などは一切ない。せっかく私と相談したいと言うのであれば、ぜひともお聞きしたいのは、「なぜあなたは働きたいのか」、の私の質問に対する自分自身の答えを言ってもらいたい。ということに尽きる。私の場合「なぜ働きたいのか」と自分に問うと、22歳の私は、自分の保守性をすべて体内から追い出したいためであると答えた。喰わんがためなどの発想は出て来なかった。還暦を過ぎた今の答えは、「真っ直ぐにムコウニ直線的に辿り着きたいため」と答える。
 矯正施設に3年と半年入っていて昨日仮釈放された受刑者が私を指名してやってきた。そして彼に同じ質問をした。なぜ娑婆に出て働きたいのか?と。喰うためだけであるとすれば塀の内側にいる方が、自由はないけれど、まだしも3度の食事と布団と風呂が確保されているだけに暮らしやすいではないか・・・
 32歳の彼は、私を睨みつけながら答えを出そうと考えてくれたが、声は出なかった。これから少しの間になるだろうけれど、肉体を維持させんがために働いて報酬を貰うのか、それとも魂をどのように変化させたいのか、成長させたいのか、あるいは魂を崩し去りたいのか…何日かして何らかの答えを要求するつもりである。私の就労支援の方法でもある。

必死剣 鳥刺し

2010-07-19 00:00:00 | Weblog
 今日は海の日、休みの日。3連休とはうれしいものの以前のように、休みになればあーしてこーしての楽しい計画ができていたのに、今は上手く実行できないでいる。
 3男は当たり前のように、仕事だから朝一に電話で起こして欲しい、と連絡あり、長男は仕事です、と連絡あり、妻はさっさと職場に向かった。私の本日の予定は、チームTの島シリーズの再開であるはずであったけれど、弟の病院送り迎え、付き添いがあるためにまたもや延期となる。弟の熱が下がらないために、病院へ点滴受けに行く。足の膝に水が溜まり炎症を起こして、熱が出ているのであろうと主治医は言ってくれた。その水を抜けばいいものの整形外科医が本日休日につき、明日まで待たねばならないのである。20年以上も透析すればカルシュームを取り入れることができなくなって骨が弱くなるのだそうだ。透析患者全ての弱みらしい。S主治医は、今の透析における医学の限界です、と説明してくれた。車椅子で移動してベッドに乗せるまでが一苦労。なにせ一人で立つことができないほどである。
 日中は蒸し暑い。午後3時やっと病院から開放されたので妻から言付かったお買い物へ、ホームセンター内は涼しいけれど店内から駐車場までの間だけで汗が滴り落ちる。風呂場に直行してシャワーを浴びる時だけが生きた心地がする。今日は2回もシャワーを浴びた。
 お買い物に行ったときに見つけた今日のシネマ館の案内ポスターに、藤沢周平の映画を見つけたので夕方見ることにした。電話で妻に一緒に行こうと誘うも、お一人でどうぞの返事あり。
 今まで見た藤沢作品を映画化したときの山田洋二監督の作品と違って今日の平山監督の必死剣鳥刺しは、終了後の感想が前者の監督作品がほのぼのとしたものに対し今日はむなしいものであった。それは、自宅2階の窓から眺める光景に似ている。
梅雨が明けると、つきぬけるような青い空が見える。その青いそれに突き刺すようなポプラのこずえが私の部屋から見える。20メートルほどの高さであろうか。ポプラの葉っぱに夏の太陽光がサンサンと当たり、風が強く弱く吹いて大きく揺れたり小さく揺れたりしている.午後の時間帯、人はいないし車の音も聞こえない静寂な空間に、音も立てずにポプラの梢のみが動いている。光はサンサンと輝いているのに、風の音は聞こえず、風がポプラに吹いているだけ・・・そのような光景からの感覚。



歯医者

2010-07-18 00:00:00 | Weblog
 金曜日の夜に高松の寮から4男が帰ってきた。時々帰って矯正歯科へ行っている。何年も前から通っているけれどいつになれば終わるんだろうかと思うほど高くて長い。家に帰ってきても勉強机に座り込んだりまた図書館に行ったりで親子の対話も時間が短い。それでも昨夜は、またまたバーベキューセットを取り出し、備長炭に火をおこし肉や野菜をどっさり焼いて蚊にかまれながら親子二人で予備校生活の話を聞いた。まだまだ頑張らなければならい偏差値についても、本人は不安を覗かせながらも合格ルートに沿ってやっているんだと言っておった。いわば夢にチャレンジする苦しみを充分に味わっているのだろうと思った次第。
 札幌の次男からは次月出産予定のまだ見ぬ赤ちゃんの名前をいろいろと考えているようだ。いろんな名前をメールで送ってくれて、そのたびに名前に薀蓄のある妻が字画などを鉛筆に書きながら評価している。とにかく元気に次男夫婦の前に現われてくれれば言うことなし。三男は暑い盛りにもかかわらず休みの日がないようで、ブツブツ言いながらも昨日はサッカー場へFCのゲームを応援に行った模様である。
 弟の微熱が続いている。病院へいっしょに行き、主治医と相談する。検査の結果、肺炎ではないと聞いて一安心。左足膝に水が溜まっていて炎症を起こしている部分から発熱しているのだろうと診立ててもらった。
 いつも心配の種を絶やさずに持っているけれど、ナントカナル・・・ナントカナル・・・といつもの呪文を繰り返している休日あり。

二つの理事会あり

2010-07-17 00:00:00 | Weblog
 食前に飲むインスリンの薬が、なくなった時が、病院へ行く日である。月に1回の検査日となっている。今日がその日、予約カードを見れば朝10時からである。早速梅雨明け宣言した外に出ると、ムッとする空気あり。病院待合室に座って待っていても、予定時間が過ぎても、なかなか私を呼んでくれない時間が30分過ぎた。内科の看護士さんにどうなっているかと、尋ねると、アラまだ採血していないんですか・・などと言われる始末。ナンジャ~ト、そちらで私のファイルを採血部門に回していないんだろうが・・・、なんやってるんじゃ、あったまくるなぁ、怒るよ~、仕事たるんどるよー、と紳士風の私が切れた瞬間であった。待たされた理由を説明してくれ・・と噛み付いてしまった。近頃年のせいか切れやすくなったのだ。それでも、かかりつけのDrは、いつものニコニコ顔して、エーワンシーの結果はいいですよ~と言ってくれながら、先ほどの事務方の不備について愚痴を聞いてくれた。
 ECC理事会はパワーランチつき。次月の今治来島大橋を望む場所での「夜なべ談義」。キャリアカウンセラーの能力について、出席者が語り合う、という地味な合宿計画である。あ~しようこ~しようなどと目の前のご飯を食べながらの話し合い。そこを1時間経過した途中で席を離れて、今度はこころ塾の理事会へ。6月度の収支について報告受け、現状分析をして今後の方針を考える会である。とにかく営業に力を注いでいこう、と結論をまとめた。塾長の気ずきの中に、こころ塾に来られる人は、能力の高い人がおり、復職支援プログラムを兼ねた営業プログラムとして取り入れることができる、というものがある。それで、全体で営業に力を注いでいくことを理事者4人で確認。少しずつではあるが、良い結果が現われていると報告もあった。

早くも金曜日

2010-07-16 00:00:00 | Weblog
 毎年のパターンではあるが、4月5月は求職者の塊がド~ンと津波のように押し寄せてくるのに対して6月7月ともなれば求職者の方々もやや減ってきて、私たちの担当している50歳以上の求職者の方は、リピーター?の人も含めて30分以上待ち時間が出ることもなくなった。ただし若い方々を担当している部門は、時々数十分も待ち時間が出てくる時間帯があり、私も自分の仕事の手を休めてボイスコーダーで呼ぶことがある。若い部門といっても49歳までの広い範囲である。で、午後私が呼び入れた方は、49歳の求職者であった。話を聞いていると、訳があり家には帰ることができなく、住む所もない有様、とにかく住み込みで働くことのできる職場を探して欲しいと言ってきた。続いてニコニコして人なつっこい顔して現われたのは、先月少年院を出てきたばかりの少年である。とび職に就きたいと言った。しかも来春から定時制高校に進学したいので学校に近いところを紹介して欲しいと言ってきた。切羽詰った人おり、希望持つ人おり。

続 そよ風のように生きる

2010-07-15 00:00:00 | Weblog
 郵便受けを覗いて見ると分厚い大きな封書が入っていた。差し出し人は、女子パウロ会とあった。封書小包みの上に、内容が、「そよ風・・・」と書かれていた。9時過ぎに帰ってきた妻に聞くと、私が注文をしたのよ、と言った。数年前に家族の人数分6冊を購入して一人1冊ずつ持っていたのに、何年かすると、どこにあるのやら分からなくなった。先日私が再度購入したものをテーブルに置きっぱなしにしていたところ、妻が再度読み返し、やっぱり、いつでも読むことができるように手元に置いておきたいと版元に直接申し込んだとのことである。いろいろなことに迷った時にパラパラッとめくる感じがいいのだ、と3冊注文をしたと言った。これで同じ本を我が家では、買っては無くしまた買って、あわせて10冊購入したことになる。
  「裸で生まれてきた私たちにとって、いただいたいのちだけが貴いのです。学歴、地位、身分、財産などは、この世においてのみ通用する飾り物です。この世の成功だけを目的にしている人生であれば、それらにも価値はあるのでしょうが、主のみ前では『いかにいのちを高めたか』だけを問われるのです。」

坂村真民さん

2010-07-14 21:04:47 | Weblog
 本棚にすすけた詩集があった。坂村真民さんの詩集である。久しぶりにパラパラとめくってみた。
なやめるS子に
  だまされてよくなり    悪くなってしまっては駄目
  いじめられてよくなり   いじけてしまっては駄目
  ふまれておきあがり    倒れてしまっては駄目
  いつも心は燃えていよう  消えてしまっては駄目
  いつも瞳は澄んでいよう  濁ってしまっては駄目

 そう書いてあったのを一人で音読してみた。よく読んでいると駄目な部分が多いのが 普通の多くの人であることがわかる。駄目でもともと、の気持ちで居たいものだと思ったりもするが・・・

少年院へ

2010-07-13 21:29:27 | Weblog
 このところ矯正施設へ足を運ぶ機会が増えている。無論就職支援のための訪問である。とにかく電話であ~だこ~だと言ったところで所詮役所仕事の延長ではまったく埒があかないので、直接本人に会って要望を聞いたり、また私のほうから本人にやってもらいたいことを指示をしたりすることがある。で、出所する前に本人と面接をするほうが都合がよいのである。で、今日は少年院へ行き近々院を出て働きながら勉強をしたいという少年に会ってきた。他県へ帰る少年は、心なしか元気な様子を見せてくれたが、果たして社会の荒波に抗して上手くやれるだろうか、と私の不安もある。再犯など起こさず、生き抜いて欲しいと、錠のかかった部屋で少年に相対しながら切に思う。
 今日の雨は小ぶりな雨。ただし湿度が高く、身体中気持ちが悪い。

美しいサッカー

2010-07-12 00:00:00 | Weblog
 今朝の豪雨は、前を見るのにも一苦労するほど。かつて土佐の国・高知では梅雨時期に大粒の雨がよく降っていて地面に叩きつけられた雨粒が跳ね返り、下からも降ってくる経験があった。しかし今朝の豪雨は下から跳ね返ってくる雨粒をさらに上から押さえつけるが如くバサッバサッと水が落ちて来るような感じであった。どこにも被害が出なければ良いが・・・
 一ヶ月かかってのサッカーWカップ南アフリカ大会が終わった。随分と楽しませてもらった。多くの予想に反して日本代表も良かったと思う。今朝の決勝戦を見ていて、玉際に強さを持つか否かによって随分と違ってくるなぁと思う場面が数多くあった。一人ではなく二人三人と囲まれながらもボールをキープできる能力は、やっぱりすごいわ!そして倒れながらもシュートまで持っていく選手のぎりぎりまでのプレーはやっぱりすごいわ!パスをつないでいくサッカーは、美しい展開になる。泥臭いプレーと美しいプレーはいっしょに出てくるもんだと合点。それにしてもパスの正確さ、トラップの正確さは、日本とオランダ・スペインの選手を見比べた時、まだまだ優勝するには距離があると感じた。