年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

必死剣 鳥刺し

2010-07-19 00:00:00 | Weblog
 今日は海の日、休みの日。3連休とはうれしいものの以前のように、休みになればあーしてこーしての楽しい計画ができていたのに、今は上手く実行できないでいる。
 3男は当たり前のように、仕事だから朝一に電話で起こして欲しい、と連絡あり、長男は仕事です、と連絡あり、妻はさっさと職場に向かった。私の本日の予定は、チームTの島シリーズの再開であるはずであったけれど、弟の病院送り迎え、付き添いがあるためにまたもや延期となる。弟の熱が下がらないために、病院へ点滴受けに行く。足の膝に水が溜まり炎症を起こして、熱が出ているのであろうと主治医は言ってくれた。その水を抜けばいいものの整形外科医が本日休日につき、明日まで待たねばならないのである。20年以上も透析すればカルシュームを取り入れることができなくなって骨が弱くなるのだそうだ。透析患者全ての弱みらしい。S主治医は、今の透析における医学の限界です、と説明してくれた。車椅子で移動してベッドに乗せるまでが一苦労。なにせ一人で立つことができないほどである。
 日中は蒸し暑い。午後3時やっと病院から開放されたので妻から言付かったお買い物へ、ホームセンター内は涼しいけれど店内から駐車場までの間だけで汗が滴り落ちる。風呂場に直行してシャワーを浴びる時だけが生きた心地がする。今日は2回もシャワーを浴びた。
 お買い物に行ったときに見つけた今日のシネマ館の案内ポスターに、藤沢周平の映画を見つけたので夕方見ることにした。電話で妻に一緒に行こうと誘うも、お一人でどうぞの返事あり。
 今まで見た藤沢作品を映画化したときの山田洋二監督の作品と違って今日の平山監督の必死剣鳥刺しは、終了後の感想が前者の監督作品がほのぼのとしたものに対し今日はむなしいものであった。それは、自宅2階の窓から眺める光景に似ている。
梅雨が明けると、つきぬけるような青い空が見える。その青いそれに突き刺すようなポプラのこずえが私の部屋から見える。20メートルほどの高さであろうか。ポプラの葉っぱに夏の太陽光がサンサンと当たり、風が強く弱く吹いて大きく揺れたり小さく揺れたりしている.午後の時間帯、人はいないし車の音も聞こえない静寂な空間に、音も立てずにポプラの梢のみが動いている。光はサンサンと輝いているのに、風の音は聞こえず、風がポプラに吹いているだけ・・・そのような光景からの感覚。