年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

奔走する

2015-08-05 00:00:00 | Weblog
 近頃同じような問題に突き当たり、その壁を乗り越えることができない、壁の前で立ち往生してしてしまい、どうしようか・・、のような相談者が増えた。
  通常ならば、私にその相談事が来れば、そんなの放っておけばエエ・・。でおしまいとなるが、殊に受刑者であれば刑務所から私に、ナントカせいの文書がやって来るし、うつ病の人であれば、「こころ塾」・塾長からハイ今度このような方が相談したいと云ってますよ。。何時から相談室を空ければいいでしょうか・・などと相談予約者の相談予約を私に振って来るので難儀しておる。基本、自分は断ることをしない。できないことは他に回す、リファとなる。その判断は話を聞いてみないとわからないこと。

 法務省側は出所者が職に就いていないことによる犯罪を防ぐためにも就労に向けた施策を強く打ち出している。しかし、おいそれと犯罪者を更生のために職を与え温かい目で見守るなどの悠著な市民意識は醸成されてはいない。よって我々のような担当がウロウロしながら釈放後の道案内をせざるを得ない。

 午前中は刑務所にて二人の刑余者との時間。若い人とお年寄りの人。お二人には口酸っぱく何度も同じことを繰り返しながら道案内係に徹する。
 それを終えると、すぐさま大街道に移動する。腹が減ったが食べる時間はない。急いで「こころ塾」へ。相談室で私を待っててくれたのは、発達障害を感じる女性。話を聞くとLDがあるような感じ。毎夜ウォッカをがぶ飲みしないと寝付くことができないとか。30歳の人、夫婦別れを最近経験しているが、離婚原因は夫の浮気。許すことができなかったそうだ。浮気の生々しい現場に出会ったから、などと話した。次の人はややこしい夫婦間の話から入って、自分と奥さんと実母と義母の間で揺れ動く心情を吐露しながらの話。心療内科からはウツの病名をつけてもらっている
、相手には失礼だが、ついつい私は眠くなって2回も途中コーヒーブレクを。

 本日の4人は、もちろん違う場所にいるがみんな共通点がある。しなやかな心を喪失していること。悩む力の弱いこと。悲哀を自分の中にキープできないこと。うまい手抜きを知らないこと。なんとかなるなんとか・・の気持ちとは程遠いこと。低空飛行はいけないことだと思っていること。みんな逃げ方が下手な人。
 よって今日はもっとええ加減にやってみればいいのに・・とアホな話で締めくくったが。ちょっとおかしいとなればすぐに周りから援助の手が差し伸べられる・・・のは異常なこと。若年者にしても夢をつかもうなどとアホなことを支援することは異常なこと。支援しなくとも夢を実現する人は実現するし、そうでない人はいくら手を差し伸べてもダメ。自分でやってみることが力をつけること。正しい悩む力をつけること。

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