人の職業能力について考えた。若いとき自分の仕事がうまく行かない、おもしろくない、転職しようと決意し同職種の別の会社、別の職種の別の会社にトラバーユして結構実績をあげうまく行くケースもある。うまくいかない時立ち止まり、ふがいない自分を攻め立てたりもした。周りの人も同調し、やっぱりおまえはダメだと烙印を押されたりもした。そのような自分が、転職するやメキメキ力を発揮し自分を切り開いてうまくいった。結果的に振り返ってみるとつらい時、うまくいかない時に一生懸命努力し勝ち得た職業能力が、別の会社に移動することにより開花するのだろう・・・今日はそのような方たち20人あまりといっしょに琴平で再会をした。いわゆる会社の落ちこぼれ組、前の出版社勤務時代に大阪で、高松で、廣島で、福岡でいっしょに仕事をしていたけれど能力が発揮されることなく4~5年であるいは10年でまた、20年で退職を余儀なくされたN出版社の元社員である。いわゆる多くの60歳定年を迎えた人の退職挨拶状にあるような、つつがなく無事に努めた・・・人たちではない。チャレンジし失し舞台から消えていった人、そのような先輩や後輩達である。今日、こんぴらさんにあるホテルで一人一人出版社を辞めた後の人生のお話を聞く機会あり。上場企業の支店長おり、企業を起こした経営者おり、○○士おり、ほとんどの方たちが何らかの業種でのリーダーとして現在も頑張っていられる、そのような方を目の前にすると良いも悪いも捨てたものではない、と楽しくなってくる。つつがなく無事にやってこれなかった人たちの集まりである。みんな失敗をして辞めた人たち、厳しい仕事に挑戦し敗れ去り、新しい職場で花を開かせた人たちの集まりであった。当然幸せな気分が満ち溢れてくる。幸福で愉快な酒であった。
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