年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

メールあり

2011-12-02 00:00:00 | Weblog
 私の周りに多くの産業カウンセラーがいる。その養成講座が毎年開かれており、今年もたくさんの受講生が資格取得のために学んだと聞いた。職場でも周りに受講生達がたくさんいて先月やっと終了した、などと胸をなでおろす人が多い。なぜ、職場では一挙に増えたのかと考えた時、産業カウンセラーになりたい動機が、二つの種類あることに気がついた。今の自分の問題を解明するために、産業カウンセラーの学習を通して理解したい、自己分析をし自己理解へと自分を深めたい、あるいは相談する相手への理解を深めるために受講をしたいなどの、自分を磨き上げるために学ぶタイプのグループを従来型とすると、今年大量に受講した職場にいる受講生の動機を観察していると、仕事に必要性があるからだと、例えばハローワークにおける相談員の求人票には、厚生労働省の方針のためなのか、誰でも応募できるわけではなく、資格が、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、社労士などが必要であると表記されているものがほとんどであるため、それらを持っていない今の相談員さん達が慌てて受講をしたことによる。つまり自己理解が動機ではなく、自分の働き口を守るために受講した人たちの保身型のグループに分かれるように映る。結果行き着くところは同じかもしれないが・・・

 先月23日に犯罪被害者週間にあわせて講演していただいた小林美佳さんにお礼のメールを先月講演終了後に送ったところ、今日、遅くなりました・・・から始まった長い文章のメールが届いた。次々と寄せられるメールへの返信をしていると、遅くなった・・などと書かれている。今、全国から性的被害を受けて誰にも相談できずにいる人たちが、小林さんに向かって、自分の問題を聞いてもらいたいために発信している、と読み取れた。データによれば被害を受けたにもかかわらず警察にも届けることが出来ず、親にも相談できず、誰にも言えず自分の内だけに問題を抱えている人たちが60%以上になる。辛い日々を送っているがゆえ、同じ問題で苦しんだことのある理解してもらえる彼女に相談しているのだろう。小林さんはきちんと礼儀をわきまえている女性だということを、文章を読みながら感じた次第である。

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