年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日は何の日

2013-11-22 00:00:00 | Weblog
11月 今の会社を辞めたい、と言ってきた青年おり。最近同じような話の二人目である。不満があるようだ。話を聴いていると理解できるところと理解できないところがある。前者は自分の夢を語っている時、後者は自分を忘れて責任転嫁をする時。本人は迷っている・・どうしようかと。で、最後に手を出し5本の指でしがみついているしぐさから、今は指1本だけで耐えて会社にしがみついている情況だという。二人ともおんなじことを話しかけられた。
  私は、しがみつくのに5本は要らないよ、と話かける。自分の最も大切だと思える考え、価値観の1本にしがみつくことの強さを話した。しょせん弱い5本の指でしがみつくより、強い1本の指でしがみつく、ちょうどこのミカンの実が細い1本の軸だけで支えられる不思議さのように。細い1本の軸から大きい実ができるように。

一燈(いっとう)を提(さ)げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め。
佐藤一斎(幕末の儒学者、1772~1859)『言志四録(げんししろく)』

 今日の講話、やっぱり私は、さだまさしではない。今までと同じ話では自信も面白くもなんともない。といっても上等な話なぞできるわけがない。今までいい話などしたことがない。だから今日はもっと良い講話になるように・・と朝早くPCの前に座った。
 何を「つかみ」の材料にしようかと、今日は11月22日語呂合わせがいいのではないか・・そうだ以前11月11日は何の日か、で頭を抱えた問いがあった。相手からポッキーの日だと教えてくれた。そうだ、これ行こう。
  昨日の妻の歩行訓練は、PTさんが真後ろに立ちいつでも手が出せるように右手を触れるでもなく傍において独りで歩いていた。階段も手すりを持ってスムースに昇降しておった。人工関節を入れなければならない身体になり、少し不自由な状態でも、妻が私にしきりに言っていることは、如何にあろうとも幸せになろう・・と言う。
  今日の講話の最初の、落語でいうところのつかみ部分は、11月22日いい夫婦の日として、初めて受刑者に向かい今回の事故のこと、100対0の被害者側の話をした。交通事故ではないにしろ、私の前に座っている多くの受刑中の人、罪名は知らないが様々な事件の加害者側につながるであろう人を前にして被害者とその家族の話をした。これがちょっと長すぎて30分もかけてしまった。あとは自分の仕事の能力の再点検、求人求職市場、また自己肯定感の薄い人たちゆえ、どう肯定感を養ってもらえるか・・などのワークショップ。締めとして、今朝がた漢詩を頂いたMさんからアドバイスしてもらった話。「苦は楽の種、楽は苦の種」いずれの種にせよ、その種からは必ず楽や苦の新芽が出てくるよ・・

 1本の指で支えること。ネパール・ニルギリ登頂経験の後輩H君は、岩壁登攀の筋力トレで家の鴨居にぶら下がり両手指10本で体を支えることから指1本で支えるまで筋力アップのトレーニングしていたなぁ・・・ 
 今夜の大いぬ座、シリウスの瞬きがキラキラと大きく見える。

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