年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ラジオを聴きながら

2015-01-28 00:00:00 | Weblog
 通常朝寝して昼寝すると夜も10時ころに布団に入るとなるとなかなか寝付きにくい・・というのが一般的なことだろうと思うが・・自分は関係なくよく寝ておる。

 一昨年からの心身相ともなう緊張感から解放され、少々気持ちが緩んだ弾みかもしれない。ホームコタツに入って足を伸ばし、うつ伏せになりながら先日アマゾンで1円の価格がついていた米原万里の本を読む。本体が1円、送料が250円とはなんだかおかしいが。
   拡げて、彼女の頭の切れの良さを言葉の組み立ての中に感じながら読むことに疲れると、次は仰向けになり疲れた眼を閉じる。・・と、いつの間にか寝入っている始末で。これまた同じホームコタツに入り足だけ伸ばし座りながら「葉室麟」本を面白いと云いながら立て続けに読んでいる妻も、時折クッククと笑い声を出して読んでいるので、その声に驚いてウトウトとまどろむ頭が現実に戻る。外は今日からまた気温が下がった。コタツの外に出るのが億劫だ。

 テレビをつけても楽しいニュースがない。人質だの老人殺人だののニュース画面が多い。つまり暗い話ばかり。よって台所に立つ妻はもっぱらラジオ中心の生活をしている。まな板の上で何やらやっているときにも、笑声が聞こえてくる。何がおもろいのや・・と聞くと、笑いながら今朝は、初めて食べたという人のしゃぶしゃぶの話が面白いと。ぐつぐつ煮える鍋の中に、豚肉をドバっと入れてしまった失敗した人の話。ラジオのアナウンサーが面白そうに話していたとか、でもこれは妻も同じようにやっていたこと・・
  この前も晩ごはんに牛肉のしゃぶしゃぶを希望したところ、テーブルに出てきたのはしゃぶしゃぶではなく白菜・大根などの野菜が9割、あと1割の安い豚肉が入った水炊き鍋であった。これはしゃぶしゃぶとは違うヨ、と文句を言ったところ、妻が、私はしゃぶしゃぶを食べに行ったことがないから知らない・・などと言い争いをしたばかりである。
 目が疲れるからテレビは見ないのでラジオが一日中ついている。そのラジオからのニュースで今の世の中の出来事を聞き、そして自分の意見を私に話しかけておる。
 水曜日の午後はいつもの「こころ塾」へ。今日の予約の相談者がインフルエンザにかかりキャンセルしますのメールを見てから、今迄たまりにたまった相談表の整理をする。県内一円からの相談者がいる。心療内科に通院しながら投薬治療を受けながらの相談である。「こころ塾」は病院ではない。あくまでもこころのとまり木である。何度も電話を入れている相談者、リピーターが数多くいる。家庭の中の自分、社会の中の自分、仕事をしなければならないと焦っている自分、わが子を心配する自分、夫や妻を心配する自分、様々な自分がいる。その自分とは滅亡に向かう自分ではなく、生き辛さから解放される自分を求めて彷徨しているように見える。何をすればよいか、迷い道に入ってしまった人が仮に救いを求めて心療内科やこころ塾に来るにせよ、いずれも宗教の場ではない。人を介して自分が自分を見つめて再生するところであろう。認知行動療法、論理療法などその人に合った気付きを提供できればありがたいと思う。ここは人薬を提供できる場所である。薬品メーカーの薬剤は持ちえない場所である。
 失敗を経験していることが共通項としてあるが、失敗が失敗ではなかったことに気がつくと、たぶん「こころ塾」を卒業されるんだろう。

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