年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ラジオ体操

2016-01-21 00:00:00 | Weblog
 朝の6時半NHKラジオからいつものラジオ体操の曲が流れてきた。毎日この体操を続けている奥さんはもう何年続けているんだろう。事故の何年も前からやっている。私の方は一年の内片手の指を数本折るくらいしかやったことがない。

 今朝も寒い。身体がぬくもるよ~と誘われて、第一第二と身体を動かした。先ず両手を上にあげること、両手を体ごとぐるっと回すこと、両腕ごと前に折り曲げることや斜めに折り曲げることになると、思わず自分に掛け声をかけることになる。よいしょ~よいしょ~と声を発しながら体操をしている。

 今日も刑余者の就労支援に向かう。自分の特徴の一つに相談を受けても、すぐ忘れる得意技を持っている。なんていう名前だったのか・・など年が明けて激しく忘れる傾向である。相談内容などは、再度シークレット保護されているPCを開かないと思い出すことはない。何年も刑余者に向き合っている。罪名は同じように裁判所でつけられるが同じ犯罪はない。ないが共通していることがある。それは心が壊れてしまったこと。社会正義とか優しさとかのこころが壊れたことが共通している。このことに対して興味を持つ人もいる。対岸にいて向こう岸を眺めるような、他方嫌悪感や汚らわしさを合わせ持ちながら、仕事として相対してやっているような人である。様々であろう。
   労働局に行く。年末の打ち合わせた内容についてお礼をしたいと。午前中に刑務所内で打ち合わせをした際、次月厚労省本省からまた法務省矯正局から直々に出所者の就労支援について打ち合わせをすることが決まった。じつは全国数カ所の矯正施設の中で当刑務所も数か所のうちの一つにモデル事業として選ばれたのである。よって私どものやり方が本省のお役人さんに理解してもらえるかどうか、そのあたりの摺合せになるんだろう。
 そのことで局の担当官さんにお聞きする。すると刑余者担当を増やさなければならないでしょうね、週3~4日位常駐する体制を敷いて行かないとネ・・・などと
 次いで1階の玄関わきに置いてある確定申告の書類も持ち帰ることに。もう確定申告の時期になったのか・・と口をアングリ状態。

 もうすぐ3.11の5年目が来る。仙台市・七郷中央公園仮設住宅で被災者と一緒に毎日ラジオ体操をしていた。50歳以上の人たちといっしょにカセットテープからラジオ体操の曲を流しての体操だ。その際みんなで、ヨイショ・・ヨイショと掛け声をかけながら身体を動かした。すでに自分で自分を励まし、みんなでみんなに掛け声をかけながらでないと充分に自分の身体が言うことを聞いてくれない年齢になったのだ。仙台市や石巻市、女川町など至る所にあった仮設住宅が整理統合され、あるいは公営集合住宅になり移転されてしまった被災者が多い中で未だ仮設に住む人たちもいるという。久し振りにその人たちとともに、また3月にはラジオ体操をしようかと思っている。