さだまさしは友人からマッさんと呼ばれるらしい。そのさだまさしさんと安住紳一郎アナの対談を夜中眠れない時にipodで聞いて大変面白かった・・と妻が楽しそうに話してくれた。さだまさしさんはコンサートでもよくお喋りをする方である。でも、ファンの何人かが常時群れだっておっかけをされるとか。それで毎回違う話を考えなければならず、辛いんだとか。そのような話をある方との対談でしていると、マッさん、毎回同じ話がいい、しかも回を重ねるごとに情感が増すように話をすればいい、2階や3階の片隅に座っているはじめての観客に情感を増して話しかけるようにすればいいのではないか・・と言われて、自分の胸にストンと納まるものがあった。そのような安住アナとの対談であった、という話である。
そこで私も、ナルホドと思った。実は明日刑務所で講話をすることになっておる。今まで何回話す機会があったのだろうか、20回や30回はとっくに超えている。もう5~6年前からやっていて、月1~2回は喋っているとしてもすでに100回近いのではないだろうか。それも毎回話の内容を変えていたのだ。
そうか・そうか私はさだまさしではないが、自分も同じような話をしてもいいんだろう・・と考えた。だから前回のレジメをちょっと変えて喋ってみようか・・と。
妻からは良くラジオを聞いてて面白かった話があれば、こんなことを○○さんが話していて面白かった・・その話を現職時代にミーティングなどで使っておった。明日もその手で行こうか・・・と。
夜の9時に4男から電話あり。空港レストランでの皿洗いバイトが終わりマックで勉強中らしい。私は窓を開け電話をする。東の明るいお月さんとその南にあるオリオン座を見ながら4男に、そこから月が見えるか、と問うと、見えるよ、その右にオリオン座があるね・・うん、オリオン座がはっきりと浮かんでおる・・そのように4男と同じ月と星座を見ながらお話。一つは米と野菜とレトルト食品を送ること、バイトはエエ加減に止めること、三つ目は医学生としての本分をまっとうすること・・を伝えたのみ。