年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日の予約

2013-02-14 00:00:00 | Weblog
 どうも自分は、いろんな講座での学習会などに出席してカウンセラーの方々とお話を交わしていると、ついつい自分の事例を発表するんじゃなかった、と反省させられることが多い。
 つまり、傾聴という名のもとに結構、みなさんが思い切ってその方の体験、あるいは経験されたことを、どや顔して親切に私に意見を言ってくるからである。そのような経験豊かなカウンセラーさんが多い。しかも重く深刻な顔して意見を話されると、私はこの人のカウンセラーになる動機を聞きたいと思ったりする。暗いのだ。自分がこの世の闇を一身に背負っているのだ・・という雰囲気が漂ってくる。その目線でご丁寧に意見を言ってくるから聞くこちらも面倒くさくなる。私が発表するとたいていは2次受傷の危うさを話してくれる。

 午後の時間、相談室に現れたお二人は、団塊の世代のお母さんとその息子さんである。親子二人での生活が長い。息子さんの悩みは、コミュニケーションが取れない、一つのことが気にかかると何度も何度もそれをチェックしないと気が済まなくなる、就職をしていたけれど辞めた・・周りの人と話すことができない、場の中に入ることが出来なく辛い・・と話しながら、相談室の中ではよく喋ってくれる。時には笑顔で喋ってくれる。この青年はこれからどうしたいんだろうか、と伺う時間が続く。
 しばらくは、私が担当することにして次週も来てもらうことになった。すると、お母さんが私も一緒に来る方がいいんでしょうか・・と聞いてきた。私は、私の意見でこうしてほしいということはない。クライエントの考える方向でしかご一緒することはないので、ご一緒に来たいと思うならどうぞ・・と云った。母と子の距離が近すぎるとは思うが、それは当事者が決めること。
 夕方から生協病院のK・Drに参加していただいてのケース会議あり。今日の事例研究対象者はウツ病ではない・・などと診断されたが・・。