今日は2回目の失業認定日である。時々HWに行って求職活動を行っている。といっても求人検索機を見ることはない。そのかわりに旧知の人の前に座り込んで、この職種の求人は出ていないか、とかあそこの求人を開拓してきて欲しいなどと求人開拓担当者にお願いをしたりして、求職者の中では、大変わがままな求職活動をしている。一般的には65歳も過ぎると、採用される確率はほとんどないであろうと、自分の今までの経験から判断しておる。ところが友人のT君は、家庭の事情もあり熱心にHWに行き求職活動をしておる有様。私も見習う必要がありそうだ。
今やっている自分の仕事は、二つの種類があるが、いずれも金額ベースではなく就労時間ベースで考えると週20時間もないので就職届けをすることはない。就職するとは、いわゆるフルタイムで週20時間以上の就労可能の仕事にありつくことである。だから雇用保険の立場から見ると今の状態では、お手伝いレベルの仕事となっているのだ。母親や弟が年々身体的に弱くなっており、常にいつでもそばに飛んでいくことができるように、私は昨年から就労時間を減らしている。でも、一方ではフルタイムで十分に私ができる仕事を探さなければならず、誰か、どこか私を買ってくれるところはないか・・という姿勢で自分は、いることになる。
で、今日のHWで聞き及んだことは、政権が変わって相談員を増やすのかと思いきや、24人いる相談員を4月から14人に減らすのだそうだ。そういえば、就職困難者を対象に相談員をしておられたKさんの席が空いている。どうしたのかと尋ねると、先月末で退職されたと聞かされた。Kさんの父親が90歳を超えていて介護が必要になってきたこと、遠く離れた実家に一人いるので放っておくワケにもいかず、途中ではあったが退職された、と。Kさんは元最大手の石油元売り会社にいられた人で仕事中も無駄口のまったくない穏やかな人であった。Kさんのみならず高齢の親を持つ子供として、仕事か介護かの取捨選択をいずれ迫られる。その点、私の周りは親の介護を選択して、自分の抱えている仕事を辞める人が多い。