年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

久しぶり

2012-04-14 00:00:00 | Weblog
 
 プロ野球、広島市民球場で観戦したのは確か10年前位の対中日戦だったのが最後だったと思う。広島での単身赴任で、事務所のあった広島駅前稲荷町のオフィスビルを8時ころ仕事を放りだして、弁当とお茶を百貨店そごうで買い、会社の福利厚生の一環として毎年契約していた内野席ベンチ裏席に陣取り同僚と応援に時々行っていたことを思い出した。今夜の坊っちゃん球場でのカープのレフト側での応援は、当時市民球場の外野席すべてを埋め尽くしていた赤色の立ったり座ったりの応援と同じであったのが懐かしかった。
 3男が夕方突然、会社の行事にて花見に道後公園に行くから車で送って欲しい、そしてその足で坊っちゃん球場に行き、二人でプロ野球ヤクルト対広島戦を観戦してくればいい、と内野席チケット2枚を渡された。妻と二人で一瞬迷ったものの、ん、ジャせっかくのお誘いだからと、テルモスにコーヒーを入れ、お菓子をもって、夜は寒くなるからと、羽毛のコートを羽織って二人で出かけることにした。新しくできた奥道後に抜ける道を通り3男を花見会場の道後公園で降ろし、6時試合開始に間に合うように球場へ。なにせプロ野球公式戦の観戦は10年ぶりである。この数年サッカーの観戦ばかりで、野球の観戦に行く機会がなかった。妻もあまり野球に興味がないようで、ルールも詳しくない。だから選手の名前も知らない人ばかりにつき、私もスコアボードを見ながらの解説をすることになる。試合はヤクルトのピッチャー村中の球が今夜は走っているみたいでカープのバッターは打てない回が続く。一方ヤクルトが毎回点を取るようなワンサイドゲームになってしまった。面白くなくなり、とうとう妻はコーヒーを淹れ、お菓子をバッグから取り出し、ベンチコートを頭からかぶりマフラーを巻きつけ、寒さ対策を万全にした後、この数年入れあげている三浦綾子の文庫本、それもこの間amazonで注文した「泥流地帯」を取出し読みふけっておる始末。ヤクルトが点を取るたびに前後左右に座る人が差し出すビニール傘の揺れ動く熱狂の中にいて、一人何事もなかったような顔してコーヒーをすすり文庫本を読みふける妻である。オ~マイガァ