年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

主人公?

2010-05-13 22:19:11 | Weblog
 近頃ぼんやりしながら頭の中にフワッと浮かんでくることの1つに、自分の主人公っていったい誰何やろか?がある。自分の主人公は自分自身に違いないだろうけれど、でも何かが違う、何かに仕えながら、誰かに仕えながら今が在る・・・とすれば、その何かとは具体的に何か、その誰かとは具体的に誰のことなんだろうと頭の中がぐるぐると回り始める。自分は脇役であるなどの名文を書いた遠藤周作さんの言葉を借りれば、ボクは奥さんの脇役ワキヤクとジュモンをかけることが家庭の中ではうまくいく秘訣である・・などと書かれていたのを思い出すが・・また、確かに教会に行けば礼拝の中で厳粛な気持ちになり主を示してくれる。けれど今、私の目の前にいる人、こころの病を携えながらも自立した生活を願っている人、罪により数年間服役されて、なんとか迷惑をかけないで自立した生活を守りたいと目標にしている人、DVなどで家族から追いやられている人、何度も何度も面接に行けども不採用になり道が塞がれていると考えている人、60歳の定年後も自分に向いている仕事を嘱望する人、自分が何者か分からずに苦労している人、はたまたお金儲けをしたいと欲張っている人、月4~5万円の収入がないと食っていけないと嘆く73歳の男性、先月会社が倒産して2か月分の給料を貰っていないと愚痴る青年、まだ他にも居る。もうあきらめたです、と私の前で宣言した人。毎日毎日私の前を通過しながら、また舞い戻るこれらの人たちが、現在の自分の主人公だとすれば、その主人に仕えながら悪戦苦闘しております。トホホと思いながらネ。
 つい5ヶ月前の山の木も今では緑の葉っぱを携えているはず(写)