年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

3分の3

2009-11-23 20:23:51 | Weblog
 昨日とうって変わって、今朝の天気は、はれ。青空が広がっている。それでは今日も島に上がろうかと考えた。昨日は家族のための時間を、一昨日はウツ病の人の支援をしたから連休3日目の今日は、自分自身の日にする、と大げさに宣言した。妻はいつものように今日も仕事に行くと言ったし、3男は睡眠中だし、4男は学校へ行くと言ってるし、私が皆に、今日は島に行って参る・・・などとほざいたところで、皆からは、自由に遊んでイイナァなどと皮肉を言われるのが落ちだから、誰に宣言するでもなく、自分に言っただけ。相手を誰にしようかと考えた。Hさんは低い山が嫌いだし、フェリーの帰りの時間が遅いため今回は、釣り道具持参につき、やっぱり山海両刀使いのSさんを誘うことにしたものの、Sさんは友達と佐田岬に釣りに行くらしくダメ、県庁のIさんを誘って行こうと思ったものの出発時間が30分もないほど、連絡しても失礼だろうと思って、結局いつものハラちゃんに連絡する。行くよ~、どこに~、しまに~、ワカッタ~で決定。中島汽船西回り9時25分発に乗船。乗船後30分足らずで、釣島に上陸する。この島には灯台がある。人口80人ほどの島。この島の山は標高152メートル平山(たいらやま)。頂上まではくねくねした4メーター道路がついており、山登りというよりハイキング。まずは港から800m先の白い灯台を目指して歩く。道路わきにはイヨカン、せとか、ポンカン、温州みかんなどがきれいに手入れされていて、たわわに実をつけていた。この島の人たちの勤勉さが見て取れる。15分で到着。旧官舎・倉庫の石の建物が建ち異国風情緒あり。その灯台をやり過ごしてコンクリートの農道をハラちゃんといつもの馬鹿話をしながらテレンコテレンコ歩く。今日はタンカーや貨物船など大きな船が島のすぐ沖を西に東に走っていて、さながら海の中の国道状態。気持ちの良いなだらかな坂道を30分足らず歩くとビニールハウスにはさまれた水槽タンクで行き止まりになった。ここが頂上のようだ。蜜柑園が頂上まで作られていてゆっくり眺められるような場所がなかった。この島は天まで耕してみかんを作っている真面目な島である。20分で下山する。11時過ぎには港に着いたものの船は3時47分までない。そこで、島の登山を始めてから初の釣りをすることになった。道具は準備しているし、ジャミも2個買っておる。とにかく釣ろうぜ、と防波堤から釣り糸を垂らす。するととにかく釣れまくり、20センチ大のアジが入れ食い状態。二人で100匹以上は釣っただろうと思う。クーラーに入りきれず、島の人にトロ箱をもらっていれてちょうどいっぱい。釣れすぎて興奮気味に疲れたけれど、近所に配って何とかなるだろうと・・・
 釣島には小学生が6人いる。その小学校のグランドで子供達がボール遊びをしていた。いくら過疎の島になったとはいえ、やはり子供達の声が聞こえる島には明るい空気がある。島は、涙の形をしていた。