年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ノスタルジア

2005-07-09 00:00:00 | Weblog


2005/7/9 (Sat) ノスタルジア

 3歳から24歳時まで住居のあった仁川から帰ってきた母の話を聞く。日韓併合時代を過ごしたかの地の家で60年前にタイムスリップした母の話はあたりまえだけど昔とはずいぶん変わってはいたけれどよく遊んだ路地裏の道や石段などはそのままにあったと懐かしそうに話してくれた。そして撮ってきた昔の家の写真を見せてくれた。つたが絡まる赤いレンガの外壁と石でできた門は昔と変わらずあったものの聞いていた通り玄関口には朝鮮日報の看板がかけてあった。内地に引き揚げその後父と結婚をし私を始め3人の子供を産みウサギ小屋に住んでいたことを知る私にとって写真で見る祖父や祖母兄弟姉妹と住んでいた母の家は瀟洒なビルのようであった。24歳を境目にして,否敗戦を境目にして母の世代は生活が一変したであろうことが容易に想像できた。