最近買った本で紹介した"MACROECONOMICS"を、出張中の飛行機のなかで読んだ。まあ、一時間半位だったので、読んだと言うより、全ページをめくったと言う感じだ。
私の経済学の知識は、MBA で、この本のが対象としているレベル(Intermediate-level)を取った事があるくらいで、後は下手の横好きで経済関係の本を何の脈略もなく読むくらいだ。
結論を言うと、教科書としても、私レベルの参考書として非常に良く出来た本だと思う。経済と政策の関連性、つまりマクロ経済学の本質が簡潔にまとめられている。(教科書なので、じっくり書き込んであるのだが、全体像としては簡潔な印象。)
一番の特徴は、あとがきとして、マクロ経済学がこれまで明らかにしてきた4大重要点、これから解決していかなければならない4大問題点を列挙している事だ。教科書としては珍しいと思う。著者の心意気であろう。
The Four Most Importnat Lessons of Macroeconomics
1.長期では、一国の材とサービスを供給出来る量が、その国民の生活レベルを決める
2.短期では、一国の総需要が材とサービスの供給量に影響を与える
3.長期では、通貨供給量がインフレ率を決めるが、失業率には影響を与えない。
4.短期では、金融と財政をコントロールできる政策実行者が、インフレと失業率のバランスをとる必要がある
The Four Most Important Unresolved Questions of Macroeconomics
1.政策実行者がどのように、国力を活かす経済成長策をとれるか?
2.経済実行者は経済の安定化を試みるべきか?
3.インフレの影響とは、又、インフレを抑制する事の影響とは?
4.財政赤字の問題の大きさとは?
つまり、マクロ経済学は、政策を立案、実行するためにあるのである。と言っているのである。極めてシンプルである。全ての政治家に、最低このくらいの経済学の知識は持っていて欲しい。
ケーススタディーとして、日本とドイツの第二次世界大戦後の経済成長の分析があった。ソローモデル(Solow Model)を使っての説明だが、これほどシンプルで的確な日本の高度経済成長の分析に初めてお目にかかった。(知らないのは私だけ?現在、高度経済成長のことを調べているので、まとまりのない考えに芯が出来て、非常に役に立った。)
全くマクロ経済学の下地がない人にとっては、じっくり勉強出来る教科書であるし、ある程度の知識があれば、一気に通読して復習する事が出来、参考書として活用出来る。
重い、立派な本なので、出張に持っていくのは迷ったのだが、一時間半という制約の中で、一気に全体を眺める事が出来てラッキーであった。そうでもしなければ、何年も手付かずで埃を被っていたような気がする。
アメリカ版は、$130もしたが、国際版(英語)は8,000円位で日本のアマゾンで売っている。最新版は Seventh Edition なので、それだけ間違えないようにしての購入をお勧めする。
私の経済学の知識は、MBA で、この本のが対象としているレベル(Intermediate-level)を取った事があるくらいで、後は下手の横好きで経済関係の本を何の脈略もなく読むくらいだ。
結論を言うと、教科書としても、私レベルの参考書として非常に良く出来た本だと思う。経済と政策の関連性、つまりマクロ経済学の本質が簡潔にまとめられている。(教科書なので、じっくり書き込んであるのだが、全体像としては簡潔な印象。)
一番の特徴は、あとがきとして、マクロ経済学がこれまで明らかにしてきた4大重要点、これから解決していかなければならない4大問題点を列挙している事だ。教科書としては珍しいと思う。著者の心意気であろう。
The Four Most Importnat Lessons of Macroeconomics
1.長期では、一国の材とサービスを供給出来る量が、その国民の生活レベルを決める
2.短期では、一国の総需要が材とサービスの供給量に影響を与える
3.長期では、通貨供給量がインフレ率を決めるが、失業率には影響を与えない。
4.短期では、金融と財政をコントロールできる政策実行者が、インフレと失業率のバランスをとる必要がある
The Four Most Important Unresolved Questions of Macroeconomics
1.政策実行者がどのように、国力を活かす経済成長策をとれるか?
2.経済実行者は経済の安定化を試みるべきか?
3.インフレの影響とは、又、インフレを抑制する事の影響とは?
4.財政赤字の問題の大きさとは?
つまり、マクロ経済学は、政策を立案、実行するためにあるのである。と言っているのである。極めてシンプルである。全ての政治家に、最低このくらいの経済学の知識は持っていて欲しい。
ケーススタディーとして、日本とドイツの第二次世界大戦後の経済成長の分析があった。ソローモデル(Solow Model)を使っての説明だが、これほどシンプルで的確な日本の高度経済成長の分析に初めてお目にかかった。(知らないのは私だけ?現在、高度経済成長のことを調べているので、まとまりのない考えに芯が出来て、非常に役に立った。)
全くマクロ経済学の下地がない人にとっては、じっくり勉強出来る教科書であるし、ある程度の知識があれば、一気に通読して復習する事が出来、参考書として活用出来る。
重い、立派な本なので、出張に持っていくのは迷ったのだが、一時間半という制約の中で、一気に全体を眺める事が出来てラッキーであった。そうでもしなければ、何年も手付かずで埃を被っていたような気がする。
アメリカ版は、$130もしたが、国際版(英語)は8,000円位で日本のアマゾンで売っている。最新版は Seventh Edition なので、それだけ間違えないようにしての購入をお勧めする。