タイガー・ウッズ 復帰記者会見

月曜日にオーガスタで、スキャンダル発生後、初めての記者会見が会った。

マスターズを復帰第一線に選んだのは正解で、品の無い質問も飛び出さず、つつが無く終了した。（芸能記者では無く、スポーツ、ゴルフ記者ばかりなので当たり前ではあるのだが。）

気になった発言は、二つ。

一つ目は、一連の大騒ぎで、息子の初めての（１才）誕生日を一緒に過ごせなかった事が辛かったと告白していた。これは身から出た錆で、自業自得。深刻な顔をすればする程、バカらしい類いのものである。

二つ目は、唇の上を切って５針縫ったという発言。自爆交通事故での怪我という事になっているが、どう考えても、交通事故とは考えられない怪我があったのではないかと思ってしまう。公の場に出てくるのに３ヶ月も掛かったのは、それらが癒えるのを待ったとしか考えられない。

完璧なまでの不完全燃焼記者会見であった。ちょっとしたガス抜きであり、マスターズのパトロン（ファンと呼んでは行けない）は、野次などとばせないので、淡々とマスターズも進行していくであろう。

ここは思い切って大炎上してもらいたかったと願うのは私だけではないであろう。口封じの為に愛人に払ったお金の事や、離婚問題、セックス依存症の治療とはどういうものかと言った正統派のスキャンダルネタで、堂々と報道陣との勝負をして欲しかった。ある意味、不完全燃焼の上に、枯れ草を積んだ様な状態になったと思う。

マスターズ観戦しにいく友人がいるので、日曜日まで充分楽しんだら、（予選通過する事を前提だが）タイガー・ウッズを野次り倒して、会場から摘み出されてくる様に依頼している。

世界中のミーハーゴルフファンに、日本男児の心意気を、是非見せて欲しいものだ。